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本学・相良順一准教授(人間科学センター)が作成したゲーム「有機化学神経衰弱」がリリースされました。

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本学・相良順一准教授が開発を行った有機化学学修ゲーム「有機化学神経衰弱」がリリースされました。

相良先生1

相良先生は、基礎科目の「化学」、専門基礎科目の「代謝生化学」等の授業を担当されています。講義を行う中で、有機化学に苦手意識を持つ学生が多いことを感じていたことから、神経衰弱ゲームの形式を取り入れ、遊びながら化学構造を学べる学習ツールを開発しました。

ゲーム内では、分子の平面構造式と立体構造式、分子の分類名を組み合わせる神経衰弱に挑戦しながら、他の基本的な化学構造についての理解を深めることができる内容になっています。加えて、ヘルプ機能により、平面構造式と立体構造式を使った官能基の一覧の確認ができるため、自学自習にも適した設計となっています。

相良先生2

相良先生6

さらに、コンピューターとの対戦モードや、初級・中級・上級の3つの難易度設定も用意されており、高校レベルから大学教養課程、さらには専門的な知識まで幅広く対応。基礎から応用まで段階的にスキルを高めることができます。
リリースにあたり、学生にテストプレイの協力をしてもらったことから、実際に本学学生に有機化学に対する苦手意識が軽減されたという声や、学期末の成績向上にもつながるといった効果も確認されています

また、第2弾として、「アミノ酸神経衰弱」もリリースされています。こちらも同様に、ヘルプ機能や対戦モード、レベル別構成が用意されています。

相良先生4

相良先生5

相良先生は、「ゲームとしての面白さにもこだわりました。特に難易度の設定が難しくて、コンピューターが強すぎても弱すぎてもおもしろくない。そのかいもあって、よい勝負ができる設定になったと思います。楽しみながら、かなり専門的な領域にも踏み込んでいます。苦手意識のある学生にも、化学を楽しんでもらえれば」とコメントしています。

このゲームは、Microsoft Storeにて無料でダウンロードが可能です。化学に苦手意識を持つ学生だけではなく、より深く学びたい方にとって、力強い学習ツールとなることが期待されます。

  • 【ページID】P-1465
  • 【更新日】2025年6月12日
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