8月25日・26日に東京大学で開催された「福祉機器コンテスト2023」において、本学作業療法学科3年生のグループが優秀賞を受賞しました。
作品は授業でも使用している3Dプリンターで製作した自助具「もけもけ君5号」です。
「もけもけ君5号」は、足腰に問題を抱え、立ち座りが苦手な方の畑仕事を支援するために、立ったまま種植えを行うための自助具です。
参加学生が、ある作業療法対象者に対して作業療法介入を検討しているなかで、「こんな自助具があったらいいのではないか」という案を思いつき、授業で学んだ3Dプリンターでの自助具作製を活かして開発しました。自主的な取り組みであったことから、試行錯誤しながら5回の改良を繰り返し完成させたものです。
コンテストでは、アイデアを評価していただきました。受賞したみなさん、おめでとうございます。
作業療法学科には、実際の患者さんに協力していただき、患者さんの状態や好みに合わせた自助具と呼ばれる道具を作製する授業があります。
自助具は既製品で買うこともできますが、作業療法士が作製したほうが安く・その人に合った自助具を作ることができるので、自助具作製は作業療法士の重要な技術の一つとなります。本学では全国でもいち早く、自助具作製に3Dプリンターを取り入れた授業を行っております。