8月25日に、阿見町総合保健福祉会館において、「フレイル予防講座 ~健康に長生き STOPフレイル~ あなたのからだ健康チェックしてみませんか?」を行いました。
この講座は、阿見町・高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施事業の一環として、阿見町内に住む65歳以上の方を対象に開催されました。
本大学は阿見町と連携協力協定を結んでおり、町と協力した様々な事業を行っています。
【講演】「フレイルってなに?予防方法を知ろう」
本学付属病院 リハビリテーション科 医師 岸本浩講師
「フレイル」は「健康」と「要介護状態」の中間の状態で、放っておくと時間の経過とともに、あるいはちょっとしたきっかけがあると急に、要介護に陥ってしまう状態です。「フレイル」は栄養状態の改善や、生活に運動を上手に取り入れることによって、健康に戻ることも可能な状態と言われています。また、フレイルの中核症状で、筋肉の減少、筋力の低下をきたした状態を「サルコペニア」といいます。
講座では、「フレイル」の種類と症状、その予防方法についてを説明をしました。
【体操】いすを使ったフレイル予防体操
本学理学療法学科 松田智行准教授
フレイル予防のために家の中でできる運動として、いすに座ったままできる「IPUHS体操」の実践を行いました。この体操は、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、外出の自粛による運動機会の不足を解消するために、学生が本学の理学療法学科と作業療法学科の教員協力のもと考案し作成したものです。
理学療法学科の学生と付属病院理学療法士が参加し、参加したみなさんと声をかけあいながら和気あいあいとした雰囲気で体操を行いました。
また、講座後には運動能力(体重・筋力・バランス測定)の測定を行いました。
本学付属病院では、フレイルやサルコペニアの症状が気になる方の「運動・栄養サポート外来」を開設しています。詳細については、茨城県立医療大学付属病院ホームページからご確認ください。