10月5日に、フィリピン・マニラメディカルセンターの医師6名が本学を訪問しました。
マニラメディカルセンターは、フィリピンで始めてHALを導入した病院であり、この度の来日は主に小児疾患に対するHALを使ったリハビリテーションについての情報収集が目的とのことです。
本学では小児用のHALのプロトタイプの段階から臨床試験などを担っており、治験プロトコル作成のためのパイロット試験、更には本学を含めて国内複数の機関で進行中の治験までを行っていることから、意見交換と情報提供のために来学されました。
本学からは松村学長、水上教授(理学療法学科)、付属病院からは黒田助教(理学療法学科)が出席いたしました。水上教授より、本学での小児を対象としたHALを用いたリハビリテーションに関する臨床研究の経過、結果について説明を行いました。
先方からは、現在日本で治験中のHAL 2Sサイズについて、適応疾患、年齢、適応となる体格、運用上の留意事項、効果判定のための指標などに関する質問があり、活発な意見交換が行われました。
その後、付属病院にて実際の機体を見学していただくとともに、黒田助教より臨床試験場面の動画を交えながら、運用上の助言を行いました。