本学では、子どもたちが科学に親しむことを目的とし、「夏休み親子科学教室」を開催しています。
令和5年8月5日(土曜日)に開催した「夏休み親子科学教室」では、小学校4年生から6年生の児童とその保護者は3つの講座から自分の興味のあるテーマを選んで参加し、大学教員による講義や実験を通して科学への理解を深めました。
身近な生物の不思議を観察してみよう
講師:人間科学センター 内田敦子教授、東條奈穂美特任助手
身近ないきものとヒトの体の仕組みは、見かけは異なりますが、とても似ている部分がたくさんあります。身近ないきもので起きていることを、顕微鏡を使って細かく観察し、わたしたちの体の中で起きていることを調べました。
「放射線ってなに?画像検査ってなに?~見えない放射線を測定してみよう~」
講師:放射線技術科学科 郡倫一助教、宮川真助教、安江憲治助教、岡田浩樹特任助手(アドバイザー:放射線技術科学科 布施拓講師)
放射線を使用した検査は、外から見ただけではわからない体の中の構造や、病気がどうなっているかなどについて調べることができます。しかし、放射線は目には見えません。今回の講座では、実際に機器を使用して放射線を測定したり、病院で使用されている画像検査機器を見学し、放射線の理解を深めました。
「空気の持つふしぎな力と肺のしくみの関係~息を吸ったり吐いたりはなぜできるの?~」
講師:医科学センター 角友起准教授
私たちは日ごろ、何も意識をせずに息を吸ったり吐いたりしています。この「息を吐き出すちから」や「息を吸い込むちから」はどこから生まれているのでしょうか。実はそこには、私たちの世界を満たしている「空気」の不思議な性質が関係しています。今回の講座では、空気のもつ不思議な力と肺の呼吸の仕組みの関係について、簡単な実験を通して勉強しました。