
滝澤 恵美Takizawa Megumi
理学療法学科
- 職位:
- 教授
- 学位:
- 博士(理学療法学)
- 専門分野:
- 身体運動学
研究のキーワード
機能解剖 / 運動学 / 運動器の成長および発達
主な担当科目
身体運動学
基礎理学療法学特論
臨床体験実習Ⅰ
研究概要
人の最大の特徴は、生得的要因(遺伝)と後天的要因(環境)の相互作用によって、生涯にわたり発達する高い適応力を有することです。理学療法は、人らしい生得的な身心機能を理解した上で、その高い適応力を活用して人それぞれの時期に応じた課題を解決するための学問とも言えます。そのなかで私の研究課題は、1つ目は脊柱や下肢の機能を解剖学的な観点から解釈することで、適切な身体の使い方を検討しています。2つ目は、ドラスティックな適応が生じる幼少期と老年期に注目し適切な身体活動の量やその内容を明らかにすることで、生涯を通じて健康に身心が発達を遂げていくための環境要因を検討しています。
指導テーマ
学部
・専門的スポーツ経験がもたらす身体構造の変化
・小学生の姿勢と生活様式
・学校体育の内容と身体活動量
・他
大学院
・運動経験および生活様式がもたらす関節協調性の発達
・運動器検診における理学療法的事後指導の検討
・幼少期の運動遊びがもたらす身心発達特性
・マルチプルスポーツ経験がもたらす身心発達特性
・発達的視点からみる高齢者の歩容変化と適切な支援方法
・他
学生へのメッセージ
好奇心は人を「発達・発展」させる大きな力です。人だけではなく、生き物の形や動き、行動は興味深いことがたくさんあります。なぜそんな形をしているのだろう?、どうしてこんな動きをするのだろう?、なぜこんなことが起こるのだろう?と気づく感性と目線を大切にしてください。目に見えていることは真実です。そこから、その理由や背景を「想像」してから、科学的かつ客観的学ぶことで勉強が大変から面白いものになると思います。そのためにも、実際に「観る、関わる、体験する」を大切にしてください!