
白石 英樹Shiraishi Hideki
作業療法学科
- 職位:
- 教授
- 学位:
- 博士(医学)
- 専門分野:
- 身体障害作業療法学
研究のキーワード
手外科 / ハンドセラピー / 手指巧緻性 / 身体障害
主な担当科目
学部:身体障害作業療法治療学、身体障害作業療法治療学演習(義手・装具)
大学院:活動障害・治療介入学特論(前期課程)、作業療法学特講(後期課程)
研究概要
―手外科やハンドセラピー領域―
現在は、手の巧緻性に必要不可欠な手の遠位横アーチについての研究を行っています。手は指の曲げ伸ばしだけではなく、つまむ、握る、はじく、なぞる、機器を操作する、物品を使う、言葉(手話)になるなど、人の手は多彩であり、巧緻性に長けていて、とてもおもしろい器官です。動きだけではなく、感覚も優れ、目の代わりを担う(点字など)役割としても機能を発揮します。
その手指の動きの機能を支えている手のアーチ(3つ)については、まだ十分に調査・研究がされてきていません。そのため、1つ目のアーチとして、手の「遠位横アーチ」の動きや日常生活における動作で使用率(可動域)などを調査し、発表・報告を行ってきました。
今後は、残りの2つのアーチについても調査・研究を進めていければと思っています。
指導テーマ
学部:
1)身体障害領域全般に関わる疑問や問題について調査や分析に関する研究
2)身体障害による動作や生活を改善するための装具や自助具に関する研究
3)学生の自由な発想によるテーマに基づく研究支援
大学院:
1)身体障害領域全般に関する治療・介入方法の有効性や新たな介入手法の試行や有用性などの検証に関する調査研究
2)手外科領域におけるリハビリに関する研究
3)臨床における自由な発想や疑問によるテーマに基づく研究支援
学生へのメッセージ
大学院希望学生さんへ
臨床を通じて「感じた疑問」や「やってみたい調査」、「介入方法の検証」、「治療用装具・自助具の改善や開発」など、様々な研究課題について、2年間(前期課程)や4年間(後期課程)を通じて少しでも明らかにしたいという学生さんと一緒に研究活動をしていければと思っています。ご相談の連絡はいつでもいただければと思います。