けあ・きゅあ 体験講座 −暮らしを支える医療と介護の交差点−
今,障がいを持つ人や高齢者が地域で福祉・介護を受ける機会が増えてきています。また,医療と福祉・介護の境界が不明瞭となりつつあり,地域での介護や生活においても,医療に関する知識や技術が必要になってきました。
この講座では,本学が,障がいを持つ人や高齢者の暮らしを支える福祉・介護関係者の生涯学習の一環として,実技を取り入れた体験型の講習会を行います。
介護を受ける人の「食事や排泄」,「移動」,「介護者の支援」,「緊急対応」などをテーマに,3年間のシリーズで開催します。
深く,楽しく学び,技術や知識を身につけていきましょう!
対象
福祉・介護施設で働いている職員,介護をされているご家族,地域住民の皆さんなど,どなたでも参加できます。
募集人員
約30名
講座内容
第1回 9月15日(土曜日)14時00分から16時00分まで
上岡 裕美子(理学療法学科准教授)
高齢者の家庭での事故予防
高齢者の家庭内事故で多い,熱中症,中毒,熱傷、転倒などの危険性について学習しました。また、それらの予防方法の体験や心筋梗塞の早期発見について学びました。
第2回 10月6日(土曜日)14時00分から16時00分まで
星出 てい子(看護学科助教)
飲み込む力と肺炎の深い関係
おいしく,安全に食べるためのすごい仕組みを体感しました。(誤嚥派なぜ起こる?,誤嚥性肺炎って何?,誤嚥を防ぐ食事介助のコツ)
第3回 10月20日(土曜日)14時00分から16時00分まで
千田 直人(作業療法学科助教)
「自分でできる」への支援!(着替え編)
楽に行える手順,自立を促す声かけ,自助具の活用など,身体や認知の障がいで服がうまく着られない方への支援方法を学びました。
第4回 11月10日(土曜日)14時00分から16時00分まで
桜井 直美(医科学センター准教授)
移乗・移動動作の基本を学ぼう
自分を守る介護・要介護者に安全な介護とは何かを学びました。また、介護者,介護者に必要な身体機能など,基本から実際の介護方法まで,実技を交えて学びました。