学部・大学院・教員紹介

施設紹介

施設紹介

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上の図はキャンパスの全体図です。放射線技術科学科の実験・実習施設は実習棟2の1階から3階にあります。

画像診断部門

一般撮影用X線発生装置(単相全波)(DR-150-1)

photo_imaging_1生体の臓器や器官、組織のX線の吸収の差を利用して画像を得る機械です。それらの形態や機能の疾患の有無を診断し治療に役立てることを目的としています。主に胸部・腹部及び全身の骨の撮影に用いられます。
他にも内部構造の違いを学習するために単相インバータ装置,三相12P装置,三相インバータ装置があります。


photo_imaging_2上記装置の操作盤,内部の回路がわかるようになっています

FPD式デジタルX線TV装置(SONIALVISION G4)

photo_imaging_3消化管(胃、大腸など)の透視検査に用いられます。胃や大腸はX線だけでは診断するのに十分な画像を得ることができないので、バリウムや空気などの薬剤を使用して検査を行います。

FPD式デジタルⅩ線乳房撮影装置(Senographe Pristina)

photo_imaging_4一般的には、Ⅹ線乳房撮影はマンモグラフィーと呼ばれています。マンモグラフィーは、柔らかい組織である乳房をX線で撮影する専用の装置です。
乳がんをはじめとする小さな石灰化病変などの描出に優れています。より少ない線量で断層画像を撮影し、より診断能が向上した画像を取得することが可能であるトモシンセシスも行うことが出来る装置です。

16列マルチスライスⅩ線CT装置(Supria)

photo_imaging_5CTとはComputed Tomography の略称で、コンピュータ断層撮影法と呼ばれており、体をさまざまな方向からX線で撮影し、再構成処理を行うことにより、体の内部構造を得ることができます。取得した画像により、体を切らなくても体内部の様々な病変を診断・治療することが可能となります。

全身用骨密度測定装置(Delphi A)

photo_imaging_6主に、腰椎・大腿骨の骨密度を測定する装置です。 骨密度を測定することにより、骨粗鬆症などの診断を行うことが出来る装置です。

永久磁石型MRI装置(AIRIS Vento)

photo_imaging_7核磁気共鳴(magnetic resonance imaging:MRI)の物理現象を応用して、人体の断層撮影や含有物質の同定を行う装置です。
放射線被ばくが無く、生体に害を与えずに、体内部の様々な病変やけがを診断・治療することが出来る装置です。

超音波診断装置(HI VISION AscendusとAvius)

photo_imaging_8超音波を利用し、生体内部の組織の構造や動きを画像化する診断装置です。
X線のような生体に対する被ばくがなく、安全に行える検査で体内部の様々な病変や心臓、胎児などの動きもリアルタイムで観察することが出来る装置です。

 

放射線治療部門

ライナック(直線加速器)

photo_radiation_1別名リニアックとも呼ばれる直線加速器です。
診断用よりも大きなエネルギーを持った電子線とX線を照射することが出来ます。
主に、がん・腫瘍の放射線治療に用いられる装置です。

photo_radiation_2上記装置の操作卓。

放射線治療計画装置(Radiation Treatment Planing System:RTPS)

photo_radiation_3上記のライナックで放射線治療を実施する前に最適な照射範囲と線量を決定するための装置です。

 

核医学検査部門

ガンマカメラ(日立製作所 Bright View X)

photo_nuclear_1ガンマカメラ装置は、体内に放射性医薬品を取り込ませて、その体内の薬剤から放出されたガンマ線(放射線)を信号として受け止め、コンピュータ処理し体内の病変やけがなどを画像化する装置です。また、スペクト(single photon emission computed tomography :SPECT)撮影法と呼ばれる体の輪切りの断層像も撮影できます。

Philips Extended Brilliance Workspace(EBW)

photo_nuclear_2上記装置の操作卓。

 

放射線管理・計測部門

NaIシンチレーションカウンタ(ND-151, NDW-351, TDC-511)

photo_management_1ヨウ化ナトリウム(NaI)の結晶を検出器として利用放射線測定器です。放射線が結晶のなかで発する蛍光を測定することにより放射線を検出します。主としてガンマ線(放射線の一種)の測定に用いられる。

オートウェルガンマシステム(ParkinElmer Wizerd)

photo_management_2基礎研究分野、臨床における核医学・RIA検査分野などの分野でガンマ線(放射線の一種)の測定を行う装置です。

液体シンチレーションカウンタ(ParkinElmer Tri-Carb)

photo_management_3蛍光物質の溶質を溶かし込んだ液体シンチレータを使用した放射線検出装置です。試料を溶媒に溶かし、試料からの放射線で生じるシンチレータの蛍光を測定し放射線測定します。

蛍光ガラス線量計(FGD-202, SC-1)

photo_management_4放射線を照射したのち紫外線を当てると、放射線の照射量に比例した蛍光を発する性質をもつ特殊なガラスを用いた線量計です。

Ge半導体検出器(GMX-10190-P)、マルチチャンネル波高分析器(MCA7700)

photo_management_5Ge半導体検出器は、ゲルマニウムを用いた半導体を利用した放射線検出器です。
マルチチャンネル波高分析器は、入力パルスのエネルギーを各チャンネルに分けて出力する機器のことです。複数のエネルギーの放射線の数を同時に計数できます。

各種サーベイメータ(TPS-451, LB-122, TCS-222, TGS-121, TGS-133, ICS-321, 450P-DE-SI)

photo_management_6携帯用の放射線測定器です。様々な放射線(アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線)に対するサーベイメータがあります。検出器の種類も電離箱式、GM管式、シンチレーション式などがあります。