平成18年度 臨床実習前技能評価のステーション概要
巡回の順
項目1から5、A、6から10、Bの順で、各ステーション巡回し評価を受ける。巡回順と最初の評価ステーションを示します。
※開始ステーションは学生ごとに異なる)
項目 | 評価ステーション |
---|---|
1.頭部CT検査法 | X線室4 |
2.X線乳房検査法 | X線室3 |
3.四肢骨X線撮影法 | X線室1 |
4.超音波検査法 | CR画像実習室 |
5.画像評価 | 診断画像実習室 |
A.2階→1階移動調整イスA 実習棟1階廊下 待機時間調整5分 | |
6.放射線治療法1 | 操作室1(線量計算) |
7.放射線治療法2 | 高エネルギー放射線室(ポジショニング) |
8.核医学検査法 | 放射線管理室 |
9.磁気共鳴画像法 | MRI操作室 |
10.コミュニケーション技術 | 管理実験室2 |
B.1階→2階移動調整イスB 実習棟2階廊下 待機時間調整5分 |
ベルは、試技開始5分で1鈴、6分で5鈴です。5鈴が鳴り終わるまでに次のステーションに移動開始とします。
各ステーションにおける評価項目
1.頭部CT検査法:患者導入と頭部ポジショニング(基準線はOMLとする)
- 全指名による患者導入
患者確認
撮影部位確認
前処置 - ポジショニング
- 模擬患者からの質問(適時) 質問例はリストに有り
- 終了
2.X線乳房検査法:模擬患者に対する更衣技術
- 更衣指示
- 触診ファントムの指定患部(4つのいずれかを指定)部位確認と模擬患者の乳房(ベスト)における撮影位置の確認
- 両乳房における触診
- 終了
3.四肢骨・胸部・腹部X線撮影法
- 患者導入とポジショニング2R(上肢骨・胸部・腹部のいずれか指定)
- 全指名による患者導入
患者確認
撮影部位確認
前処置(胸部・腹部は更衣が必要) - ポジショニング
- 模擬患者からの質問(適時)質問例はリストに有り
- 終了
4.超音波検査法
- 腹部ファントムの撮影と画像評価
- 撮影技術
- 画像評価(水腫や嚢腫の数、血管・臓器の描出、名称など)
5.画像評価
- X線画像、MRI、USの典型的症例など数例を用意し、そのうち2症例程度について、画像の説明、病態解説をさせる。
A.2階→1階移動調整イスA 実習棟1階廊下 待機調整5分
- 移動時間調整と学生の一時休憩のためのもの
6.放射線治療法1:線量評価
- 放射線治療法2で用いる照射野サイズ、病巣深度における照射線量(モニタ線量M)の計算確認など、数種類の条件を用意する。
7.放射線治療法2:ポジショニング
- 水ファントムを用いて、放射線治療法1で線量計算にもちいる条件で基本確認、ポジショニング、等 (照射はナシ)。
8.核医学検査法
aからcを準備し、3つのうち、1つを選択し、評価する。
a.核医学検査における安全確認
各種検査における放射性医薬品の選択
投与量の決定
投与後の撮影時間
コリメータの選択
b.全身ガリウムシンチの検査手技と画像シェーマ作成、ならびに解剖学的名称の記入
c.全身骨シンチの検査手技と画像シェーマ作成、ならびに解剖学的名称の記入
9.磁気共鳴画像法
- 頭部横断面画像撮影における位置決め操作と安全確認・ボディーチェック:金属等の持込み防止、禁忌事項のチェックに関する実技。
- 検査の禁忌事項の説明:シーリング造影剤要覧参照する。
10.コミュニケーション技術
- 患者接遇技術(詳細はこのファイルの3,4ページ参照)
患者の種類1
A:(核医学)検査のために来院した男性患者
B:(核医学)検査のために来院した男性患者(軽度の聴覚障害あり)
舞台設定
患者待合室(イス1)から、注射を行う検査室(イス2)までの誘導における医療技術者としての基礎接遇技術
B.1F→2F移動調整イスB 実習棟2階廊下 待機調整5分
- 移動時間調整と学生の一時休憩のためのもの