看護学科における認識と取り組み
看護学科におけるFDに対する認識は、イベント的FD活動の認識から、日常的FD活動へと理解してきている。そして、本学の付属病院を持つという特徴を活かし、ユニフィケーションの理念のもと、教育と実践が乖離することのないよう、実践を通したFD活動を大事にしている。現在の活動としては、学科内のカリキュラム検討、OSCE会議、PBL勉強会や、科目毎の担当者打ち合わせ等を行なっている。今後はさらに、組織化を意識したFD活動をめざし、実践記録の整備などに努めたい。また、県内の他の看護系大学とのコンソーシアム化も視野に入れて考えていきたい。
看護学科 堀内 ふき
FDおよび学外研修の教育へのフィードバック
- LPC国際フォーラム「ナースによるフィジカルアセスメントの実践(2004)」
看護職によるフィジカルアセスメントの重要性を理解でき、「ライフサイクルからみた看護」の授業の中で、学生に実践能力獲得の重要性を強調している。 また、在宅療養者には地域で活動する看護師のアセスメント能力が重要であることが強調されていたので、「在宅看護論」の授業に活かしている。
フィジカルアセスメントは、OSCEの課題として毎回実施しており、学生の自己学習や練習の機会を提供し、学生の実践能力の向上に役立っている。 - LPC国際フォーラム「臨床能力を高めるための模擬患者の活用(2005) 」
模擬患者の養成と活用や、模擬患者と協力しての課題作成についてその課題まで理解できOSCE の実施に役立っている。 - 授業内でSPを活用する方法のデモンストテーレーションを見たことから、看護過程の授業において、成人患者を想定し、マニュアル集を参考にシナリオを作成し、SP導入授業を行なっている。今後は、PBLの授業に導入することを検討中である。