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炉辺談話 ー教員インタビュー by SPA / 第2回:鹿野直人 准教授(放射線技術科学科)

茨城県立医療大学学生広報員(SPA)のメンバーが放射線技術科学科の鹿野直人先生にお話を伺いました 。

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鹿野 直人

放射線技術科学科

職位:准教授
専門分野:核医学
 
教員紹介ページ

―所属学科や担当科目を教えてください。

所属学科は保健医療学部放射線技術科学科です。担当科目は放射化学や核医学です。放射線と化学の交わる分野を専門に、放射性医薬品や核医学に関する知識・技術を学生とともに深めています。

 

―医療大には長く勤めていらっしゃるのですか?

医療大は95年開学で、97年に2期生と同じタイミングで赴任しました。

 

―医療大に勤めることにしたのはなぜですか?

放医研で研究していた時に大学院でお世話になった先生に医療大や、東京にある専門学校の紹介をしてもらいました。国公立大学で研究もできることや、知り合いの教授がいたこともあり、医療大に来ました。

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―放射線や教員の道に進んだきっかけを教えてください。

小学校の頃から理科が好きで、生き物や自然に親しみながら育ちました。
大学受験の頃には化学の面白さに惹かれ、予備校で講義をしてくださった薬科大学出身の先生がとても魅力的だったこともあり、本格的に興味を持つようになりました。
化学は物理と生物の間にあって、どちらの方向にも興味を広げることができるお得な学問だと思っています。
放射線の道に進んだのは、診療放射線技師の先駆け世代だった父の勧めがあったから。
技師として病院に勤めた経験もありますが、忙しすぎて「自分のペースで研究ができる環境が合っている」と感じ、大学教員の道を選びました。
大学院でお世話になった故・久保寺昭子先生のご縁で、現在の医療大学にご紹介いただき、今に至ります。

 

―医療大生の中で、いつも背負っていらっしゃるバッグが鹿野先生のトレードマークになっています。中には何が入っていますか?

ポケット代わりに、眼鏡や筆箱などを入れています。

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―長く茨城に住んでいらっしゃるとのことですが、鹿野先生から見た茨城県の魅力は何でしょうか?

筑波山・霞ヶ浦・鹿島灘など自然が豊かで、農作物も新鮮。常陸牛やとんかつ、海の幸・山の幸など、おいしいものもたくさんあります。科学の街・つくばもあり、東京にも出やすく、“トカイナカ”の素晴らしさを実感しています。

 

―趣味や最近ハマっていることはありますか?

ピアノが好きで、特にショパンの曲には心惹かれます。小学生の頃にピアノを習っていたのですが、そのころは練習が嫌で嫌で。でも、下手の横好きで辞めたら好きになったんですよ。
最近は YouTube で株式運用の勉強をするのが趣味。※株は自己責任でお願いします!(笑)

 

―株式運用もされているのですね。興味はあるのですが、なかなか最初の一歩が踏み出しづらいなと思っています。

株はみんなやった方がいいと思いますね。本屋さんで薄い株の本を買うとか、YouTubeで定評のある動画を見るとかがいいと思いますよ。

 

―今まで言った旅行先でおすすめの場所はありますか?

若い方にはぜひ海外旅行をおすすめします。治安の悪い地域は避けつつ、友人と車で何千キロもドライブするような冒険をぜひ!

 

―お米、パン、麺なら何派ですか?

基本的には「何でもおいしく食べたい派」です。ただし、紅鮭+コシヒカリのおにぎりは別格。これだけでご機嫌になります(笑)

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―経歴や趣味など、多岐に渡るお話をしていただきありがとうございました。最後に、在校生・受験生の皆さんへメッセージをお願いします。

放射線は、人間が120年以上育ててきた確かな医療技術です。AIやデジタル技術の進展により、その重要性はますます高まっています。
日本のGDPの中でも保健福祉産業は大きな比率を占め、年平均成長率は3.5%と高く、将来性のある分野です。
そんな成長分野で、自分の力を活かしてみませんか?

 

~取材を終えて~

楽しいインタビューでした。
私も人との縁は大切にして行きたいなと感じました。
鹿野先生は普段も楽しそうに講義をされるのですが、先生のお人柄が伝わりましたでしょうか?
鹿野先生とクラシック音楽の話をして、ふと3DSソフト「たまごっちのプチプチお店っち」のピアノレッスン屋さんを思い出しました。
最近、ゲーム中に出てきたクラシック音楽をたまに聴いています。懐かしいです。

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  • 【更新日】2025年7月3日
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