本学では、子どもたちが科学に親しむことを目的とし、「夏休み親子科学教室」を開催しています。
令和6年8月3日(土曜日)に開催した「夏休み親子科学教室」では、小学校4年生から6年生の児童とその保護者は3つの講座から自分の興味のあるテーマを選んで参加し、大学教員による講義や実験を通して科学への理解を深めました。
食べ物の消化の仕組み~食べ物はどこにいくの?
講師:人間科学センター 准教授 相良順一 / 特任助手 東條奈穂美
食虫植物であるモウセンゴケの消化の様子を観察しました。また、だ液がでんぷんを消化する様子を調べ、消化酵素の働きについてマクロからミクロの視点で学びました。
親子で学ぶ放射線科学
講師:放射線技術科学科 講師 布施拓 / 助教 郡倫一宮川真、安江憲治、髙橋将斗 / 特任助手 矢澤蓮、佐々木幸大
3Dプリンタを使用し、画像から3次元の造形物ができるまでのを体験しました。その後、作成した造形物のX線撮影を行い、放射線の特徴について学びました。
「空気の持つふしぎな力と肺のしくみの関係~息を吸ったり吐いたりはなぜできるの?~」
講師:医科学センター 准教授 角友起
私たちは日ごろ、何も意識をせずに息を吸ったり吐いたりしています。この「息を吐き出すちから」や「息を吸い込むちから」はどこから生まれているのでしょうか。実はそこには、私たちの世界を満たしている「空気」の不思議な性質が関係しています。今回の講座では、空気のもつ不思議な力と肺の呼吸の仕組みの関係について、簡単な実験を通して勉強しました。