2010年3月20日に,茨城県立医療大学大講義室において,「医療を必要とする子どもへの災害の備え−医療施設・在宅・特別支援学校−」というテーマで地域貢献シンポジウムが開催された。
第1部では,「災害から子どもを守る−阪神淡路大震災からケアパッケージに至るまで」というテーマで,兵庫県立大学看護学科教授・片田範子先生から基調講演をいただいた後,本学看護学科助教・沼口智恵子先生と茨城県立中央病院継続看護支援室副看護師長・田村麻里子先生から,今回の地域貢献研究の報告が行われた。その後,本学付属病院看護部の伊澤佳子先生から小児病棟用ケアパッケージ活用報告があった。
第2部では,「自閉症の人たちのための防災ハンドブックを作成して」というテーマで,日本自閉症協会出版部の白井和子さんの講演があった。その後,研究代表者である本学看護学科教授・加藤令子先生からの地域貢献研究報告があり,実際にシミュレーションパッケージを活用した県内6つの養護学校の先生方から活用報告があった。