学部・大学院・教員紹介

統括者の挨拶

茨城県立医療大学では、2013(平成25)年度より地域貢献研究センターに専任教員養成講習会を設置し、2024(令和6)年3月現在208名の修了生を送りだしてきました。看護学教育を担う人材に必要な、基礎的能力を備えた看護師等養成所の教員の育成はもとより、臨床現場で教育的役割を担う教育担当者となり得る人材の育成を併せて目標としています。

本学の教育・学習環境は受講生の学習ニーズに十分に応えられる設備が充実しています。これらの資源を有効活用し、広い視野から看護学および看護学教育に関する学修ができるよう支援します。

2020(令和2)年から続いた新型コロナウイルスの感染拡大が、国民の生活や価値観を大きく変えたように、今まで「当たり前」であったことが、「当たり前ではない」に変化する時代に入りました。また2022(令和4)年度から、多くの看護師等養成所においては、改正指定規則による新しい看護基礎教育が始まりましたが、人生100年時代を見越し、在宅看護論は『地域・在宅看護論』に名称が変わりました。かのナイチンゲールが、「病院は文明の中間段階にすぎない」と述べたように、「その人自身の家」における看護の実現にむけて、病院を主としてきた看護基礎教育からの転換です。このように、医療・看護・教育において、「絶えず変化に対応する」ことが求められます。しかし、看護教員はその対応に振り回されるだけではなく、このような時代だからこそ、看護として・教育として変わってはいけない本質を見据えることも重要です。

看護基礎教育を担う看護教員は、看護職(准看護師、看護師等)を目指す人に、専門職業としての「看護」とは何かを伝え、自身が看護師として体験した看護の魅力や身につけた知識・技術を伝える役割を担います。そして次代を担う看護学生を育むことは、多くの患者・家族の健康と生活を支えることになります。看護の初学者に寄り添うあなたの看護教育が、看護の未来を無限に広げます。

専任教員養成講習会 統括者 

  • 【ページID】P-236
  • 【更新日】2024年5月7日
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