教育理念
21世紀の医療専門スタッフを育成します。
人々が安心して暮らせる地域社会を築くために、急速に進展する21世紀の高齢化時代に対応した保健・医療体制の充実は最重要課題となっています。なかでも科学技術の急速な進歩による医療の専門分化や、在宅ケアを中心とする地域医療など、幅広い医療分野に対応できるスペシャリストが、これまで以上に求められています。本学の4つの学科は、こうした時代のニーズに応え、これからの保健・医療・福祉の分野を支える、高い資質と豊かな人間性をもった看護職、理学療法士、作業療法士、診療放射線技師などの医療専門スタッフを育成します。
本学シンボルマークの説明茨城のイニシャル”I”と躍動する”人”をモチーフに、時代の要請に的確に応える「若々しさ」、「創造性」、「人間尊重」の精神で共に生きる社会を目指して、心の通い合う医療を実現する大学の「ヒューマニティー」を表しています。
教育理念
人間性の尊重
↓
豊かな人間性
保健医療の技術・知識の追求
↓
地域で活躍できる人材
教育目標
1.人間性
人間や社会に対する理解と生命の尊厳について認識を深め、共生、共栄の社会をめざす心構えを身につけます。
2.専門性
保健医療の分野における専門職として必要な知識および技術を修得し、併せて教育、研究、行政等の領域へ進むことのできる基礎的な能力を身につけます。
3.創造性・社会性
社会の変化に伴い多様化する保健医療に対する要求や、医学、医療技術の進歩に対応するとともに、新たな知識、技術の開発に貢献できる能力を身につけます。
4.協調性
広い視野を持ち、保健医療システムの中で他の保健医療従事者と協調しつつ自らの役割と責任を担う心構えを身につけます。
5.自発性
自らが自らの知識・技能・態度を評価し、能動的学習と修練によって絶えず向上する習慣を身につけます。
地域医療の重要性
高齢化を迎える時代の医療は、今までのような病院での治療のみならず、在宅医療やリハビリテーションなどが大切になってきます。こうしたきめ細かな必要性に対応するためには、地域医療の重要性に改めて着目し、様々な医療技術者を育成していかなければなりません。
取得資格と卒業後の進路
看護学科
取得資格
看護師国家試験受験資格および保健師国家試験受験資格
卒業後の進路
看護師や保健師として、高度医療現場での看護をはじめ、疾病予防や在宅介護などに関する教育指導、地域ケアのコーディネーターとして、各種病院、保健施設、社会福祉施設などで活躍できます。
さらに臨床経験を重ねた後に、特定の専門分野のスペシャリストとして専門看護師や認定看護師等のより専門性の高い看護師になる道もあります。
また、助産学専攻科や大学院への進学、一般企業や教育機関の保健医療分野における指導的活躍が期待されます。
※保健師は養護教諭二種の資格が取得可能です。
理学療法学科
取得資格
理学療法士国家試験受験資格
卒業後の進路
高齢社会の到来によりその社会的ニーズは高く、病院などの医療施設はもちろん、福祉施設や在宅医療など、幅広い分野での活躍が期待されます。
その他、大学院への進学、関連医療技術者養成機関の指導者のほか、一般企業の保健・医療分野など、幅広く活躍できます。
作業療法学科
取得資格
作業療法士国家試験受験資格
卒業後の進路
医療機関や福祉施設などの専門スタッフとして、また障害をもつ人や高齢者の生活援助のため、地域医療や在宅介護、医療など、広い分野で活躍できます。
その他、大学院への進学、関連医療技術者養成機関の指導者、一般企業の保健・医療分野などへの進出が期待されます。
放射線技術科学科
取得資格
診療放射線技師国家試験受験資格
卒業後の進路
画像診断、アイソトープ診断、放射線治療、放射線管理などに関する仕事を行います。
各種医療施設や行政機関、医療関連企業での活躍が期待されます。
その他、大学院への進学、関連医療技術者養成の指導員・教員、放射線安全管理分野など、幅広い分野で活躍できます。