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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2025年1月21日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
授業コード
/Course Code
35103
授業科目名
/Course Name
周産期学Ⅰ 時間数
/Time
30時間
単位数
/Credits
2 必修・選択
/Subject Choice Type
必修
履修年次
/Year
助産学専攻科 科目区分
/Course Group
対象学生
/Target
助産学専攻科
科目責任者
/Responsible Person
島田 智織 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
長岡 由紀子、深見 美希、内田 敦子、濱田 理人、角 友起、★宗田 聡

開講学期および日時について
の備考
/Notes

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 その他 0

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 周産期にある女性の健康支援に必要な基礎的知識を習得するため、ヒトの発生の生物学、助産実践に必要な解剖・生理を学習する。 その上で、周産期各期における正常な経過および健康診査、メンタルヘルスについて学習する。
授業のキーワード 下記授業計画の【】内を参照
授業の目的 生命の起源である発生や分化を基盤とし、女性の人体の構造と機能に関する知識を獲得する。 その上で、助産学の基礎的知識を身につける。
授業の到達目標 1 人体を構成する細胞の構造、それらの集合体である組織や器官の特徴とその構造を説明できる。
2 内分泌系の機能について説明できる。
3 生殖機能について説明できる。
4 妊娠の機序について説明できる 
5 女性の生殖器の構造を説明できる。
6 妊娠の生理を理解できる。
7 分娩の生理を理解できる。
8 産褥の生理を理解できる。
9 周産期各期における健康診査について理解できる。 
10 周産期各期のメンタルヘルスについて理解できる。
授業時間外の学習に関する事項 ・授業前には、看護基礎教育で既習の基礎的知識について復習を行うこと。
・授業後には、自己学習によって理解不足の点を補うこと。
教科書 1)助産学基礎教育テキスト:第4巻 妊娠期の診断とケア、日本看護協会出版会、2025
2)助産学基礎教育テキスト:第5巻 分娩期の診断とケア、日本看護協会出版会、2025
3)助産師基礎教育テキスト:第6巻 産褥期のケア 新生児期・乳児期のケア、日本看護協会出版会、2025
4)助産学基礎教育テキスト:第7巻 ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア、日本看護協会出版会、2025
5)助産学講座:助産診断・技術学Ⅱ[1]妊娠期(第6版)医学書院、2021
6)助産学講座:助産診断・技術学Ⅱ[2]分娩期・産褥期(第6 版)医学書院、2021
8)綾部琢哉・板倉敦夫編著、標準産科婦人科学(第5版)医学書院、2021
9)日本産科婦人科学会編、診療ガイドライン産科編2023、日本産科婦人科学会、2023
参考文献・その他資料 1)石原勝敏、発生の生物学30講、朝倉書店、2007
2)塩田浩平訳、グレイ解剖学、エルセビアジャパン、2011
3)嶋井和世監訳、カラースケッチ解剖学、廣川書店、2003
4)宗田聡、これからはじめる周産期メンタルヘルス、南山堂、2017
5)田村隆明、コア講義生物学、裳華房、2012
6)年森 清隆・川内 博人、カラー図解 人体の正常構造と機能 第6巻 生殖器(改定第4版)日本医事新報社、2017
成績評価方法 授業への参加、課題、筆記試験により評価する。
【再受験の取り扱い:無、出席時間数要件2/3以上】
担当教員から この科目は、看護専門基礎科目で既習の内容ですが、主に妊娠・分娩という現象に向き合う助産師として、女性の身体の構造や機能をより専門的に理解してもらう目的で開設しました。復習を兼ね、より発展的な学びとなるよう意欲的に参加して下さい。
また、少子化と共に話題になっている「産後うつ」についても、最新の情報を交えながら学びましょう。
受講条件
実務経験を有する担当教員 それぞれの資格に基づく実務経験を活かし、担当回の授業を行う。
島田 智織:助産師
長岡 由紀子:助産師
深見 美希:助産師
★宗田 聡:医師(産科)

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1~2 4 発生の生物学
【生殖細胞の起源、卵と精子、受精、卵割、形態形成、器官形成、ホメオボックス遺伝子、ES細胞、再生医療】
1 内田 講義
3 2 性の決定と発育
【視床下部の生殖機能、性の決定と分化、思春期発来の機構】
  
2 講義
4 2 性ホルモン
【ゴナドトロピン、プロラクチン、男性ホルモン、女性ホルモン】
男性の生殖機能
【精巣、精子形成】
2 講義
5 2 女性の生殖機能
【卵巣の機能、排卵、子宮内膜周期】
妊娠と分娩
【受精、着床、胎盤、妊娠の維持、分娩授乳】
3・4 講義
6 2 女性生殖器の構造
【成人女性の内性器、外性器、乳房の構造】
1・5 濱田 講義
7 2 女性の骨盤の構造
【骨盤、骨盤内臓器、骨盤内の血管・神経系】
1・5 濱田 講義
8 2 産道の構造
【骨産道、軟産道、骨盤底筋群、会陰】
1・5 濱田 講義
9~10 4 正常妊娠
【妊娠の機序、妊娠の経過、母体の変化、胎児の発育、胎児附属物】
6 長岡 講義
11~12 4 正常分娩
【分娩の5要素、分娩の経過、分娩の機序、娩出物、分娩の評価】
7 島田 講義
13~14 4 正常産褥
【退行性変化、進行性変化、産後うつ、産婦健診、産後ケア】
8 深見 講義
15 2 周産期メンタルヘルス
【エジンバラ産後うつ病自記式質問票、産後うつ、産褥精神病】
9 ★宗田 講義