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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月8日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
8703 | |
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授業科目名 /Course Name |
機能回復神経科学特講演習 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
科目区分 /Course Group |
保健医療科学専門科目 | |
対象学生 /Target |
後期保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
河野 豊 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
松元秀次、角 友起 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
後期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
後期 | 金曜日 | 6 |
後期 | 金曜日 | 7 |
授業の概要 |
本科目では神経系に由来する運動障害や感覚障害をニューロサイエンスの視点からとらえ、神経科学を基盤として神経系障害機能回復の科学的根拠と可能性を追及する。神経障害と画像診断との関係について、特に障害の評価方法としての画像解析について、論文講読を通して学ぶ。 さらに、機能回復評価学・治療学として機能障害の中枢神経系の障害に対する基本的理解、病態、評価、治療、リハビリテーションについての基礎的研究基盤とその方法論について教授する他、機能回復の背景となる生命科学や神経生理学などの研究成果の背景について、理解を深める。また、機能回復の対象となる中枢神経系の障害をきたす各種疾患の病態の理解を深める他、治療体系の中におけるリハビリテーションの位置づけと、最近の研究について論文講読を通して教授する。 |
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授業のキーワード | 機能回復、神経再生、可塑性、ニューロサイエンス、神経生理学、臨床神経学、リハビリテーション、MRI、CT、fMRI |
授業の目的 |
1.主な神経系の障害の回復過程に関する最近の研究動向を学習する。 2.神経再生に関する最近の研究動向を学習する。 3.神経系の画像について、障害との対応を説明できる。 |
授業の到達目標 |
1.理学療法学・作業療法学領域の研究を進める上で神経系の関連した基礎知識と臨床症状との関連を理解できる。 2.神経障害を評価できる。 3.神経系に起因する障害の理解と機能回復のメカニズムを理解できる。 4.神経生理学と機能回復のメカニズムとを関連を理解できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 関連する論文資料を講読し、障害の発生と身体への影響、MRIやCT画像による病態の理解を通して、各専門分野における神経科学、神経生理学の学際的位置付けを理解してください。各専門領域における神経科学、神経生理学の展望について自分の考え方を説明できるようにしましょう。 |
教科書 | Principals of Neural Science Eric R. Kandel、James H. Schwartz、 Thomas M. Jessell Appleton-Lange |
参考文献・その他資料 |
Synaptic Plasticity Carl W. Cotman The Guilford Press Neural Growth and Plasticity M Kuno Japan Scientific Societies Press Corticospinal Function and Voluntary Movement R Porter、 R Lemon Clarendon Press |
成績評価方法 |
講義の後にレポート課題(3課題)を与えます。課題に対する答案の記載内容に応じて評価します。 評価のポイント ・課題に関して適切な記述であるか(説明が適切であるか)(25%) 参考文献の調査が十分であるか(25%) 講読した論文の内容を十分理解しているか(25%) 講読した論文の内容を他者にわかりやすく示せるか。(25%) |
担当教員から | 最新のトピックスを中心に講義の内容が変更される場合があります。また、受講者から取り扱って欲しい話題があったらリクエストを受け付けます。 |
受講条件 | なし |
実務経験を有する担当教員 | 河野 豊(医師、神経内科専門医、専門領域:臨床神経生理学)、角友起(専門領域:神経生理学、神経病態学)、松元秀次(医師、リハビリテーション専門医、専門領域:ロボティクス、ニューロリハビリテーション) |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 保健医療科学として重要な神経系の障害と対応の理解、神経科学の最近の話題 【臨床からみたニューロサイエンス、リハビリテーションのエビデ ンス】 |
1・3 | 河野 豊 | 演習 |
2 | 2 | 障神経機能の障害と画像の対応、画像データを元にしたディスカッション【MRI、 脳血管障害、変性疾患】 | 1・3 | 河野 豊 | 演習 |
3 | 2 | リハビリテーションにおける回復過程の神経科学 【臨床からみたニューロサイエンス、リハビリテーションのエビデンス】 |
1・3 | 河野 豊 | 演習 |
4 | 2 | 中枢神経系の障害と機能回復神経科学【可塑性と機能回復】 | 2・3・4 | 松元秀次 | 演習 |
5 | 2 | ニューロリハビリテーションと機能回復神経科学 | 2・3・4 | 松元秀次 | 演習 |
6 | 2 | 加齢と神経系【老化と神経細胞死】 | 2・3・4 | 松元秀次 | 演習 |
7 | 2 | 神経機能障害からの回復に関する最新研究、基礎医学、臨床医学双方の立場からの総合討論 【ニューロサイエンス、臨床神経生理学、リハビリテーション、機能回復】 |
1・2 | 河野 豊・角 友起 | 演習 |
8 | 2 | シナプス入力の可塑性 | 1・3・4 | 角 友起 | 演習 |
9 | 2 | 神経細胞の新生・再生 | 1・3・4 | 角 友起 | 演習 |
10 | 2 | 脳損傷からの回復と神経回路再編成 | 1・3・4 | 角 友起 | 演習 |
11 | 2 | 脊髄運動機能障害からの回復 | 1・3・4 | 角 友起 | 演習 |
12 | 2 | 運動学習の神経機構 | 1・3・4 | 角 友起 | 演習 |
13 | 2 | 人工神経接続・ブレインマシンインターフェース | 1・3・4 | 角 友起 | 演習 |
14 | 2 | 論文購読による総合討論 【ニューロサイエンス、リハビリテーション】 |
1・3・4 | 角 友起 | 演習 |
15 | 2 | プレゼンテーション形式による総合討論 | 1・2・3・4 | 河野 豊・角 友起 | 演習 |