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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2025年2月7日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
授業コード
/Course Code
6308
授業科目名
/Course Name
総合放射線治療特論 時間数
/Time
30時間
単位数
/Credits
2 必修・選択
/Subject Choice Type
選択
履修年次
/Year
科目区分
/Course Group
専門科目
対象学生
/Target
前期放射線技術科学専攻 , 保健医療科学専攻
科目責任者
/Responsible Person
藤崎 達也 他専攻学生の履修
/Other Major Students
不可
担当教員
/Instructor
菅原信二(非常勤講師)
開講学期および日時について
の備考
/Notes
前期後半

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 金曜日 6
前期 金曜日 7

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 放射線治療は放射線物理学の理解、放射線の線量測定に始まり、放射線の生物作用、正常組織、腫瘍組織の放射線に対する反応、病理学的理解、放射線治療法など多岐にわたる。医学物理士が習得すべき放射線治療に関係する内容を中心に、系統的に学習する。
この授業計画の一部は、e-learning による授業を行います。
授業のキーワード 放射線治療装置、線量および線質測定、放射線の生物作用、腫瘍病理学
授業の目的 医学物理士に必要な放射線治療機器、線量および線質の測定、線量分布解析、放射線治療技術、生物学的効果評価法、放射線腫瘍学および放射線治療学を総合的に身に付ける。
授業の到達目標 1.放射線物理学を理解する。
2.放射線の線量測定を理解する。
3.放射線の生物作用を理解する。
4.正常組織、腫瘍組織の放射線に対する反応を理解する。
5.放射線治療に関する病理学を理解する。
6.放射線治療法の多様性を理解する。
授業時間外の学習に関する事項 参考書を十分に読んでおくこと。
教科書 別途指示
参考文献・その他資料 大西 洋、 唐澤久美子、 唐澤克之. がん・放射線療法. 篠原出版社
唐澤久美子、 小泉哲夫、 小澤修一. 放射線治療分野の医学物理士のための基礎知識. 篠原出版社
医学物理士会. 医学物理士のための出題基準&例題集. 医学物理士会
成績評価方法 レポートおよびe-learningによるテストで総合的に評価する。
担当教員から
受講条件 e-learningシステムへログインするためのID・パスワード発行のための別途事務手続きが必要です。
実務経験を有する担当教員

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 {放射線計測学1(総論)}
医学物理士に必要な放射線計測学についての総論を学ぶ。
1・2 藤﨑 講義
2 2 {放射線計測学2(各論)}
高エネルギーX線・電子線による外部放射線治療における吸収線量の標準測定法(標準測定法01)を理解する。
1・2 藤﨑 講義
3 2 {放射線計測学3(各論)}
放射線治療における小線源の吸収線量の標準測定法を理解する。また、重荷電粒子線および中性子線の測定法を理解する。
1・2 藤﨑 講義
4 2 {放射線治療物理学1(総論)}
医学物理士に必要な放射線治療物理学についての総論を学ぶ。
1・2 藤﨑 講義
5 2 {放射線治療物理学2(各論)}
放射線治療を行うのに必要とされる放射線治療機器や照射装置について理解する。放射線治療機器としてはリニアック、マイクロトロン、ガンマナイフ、シンクロトロン、AVFサイクロトロン等、照射装置については照射野形成システム等を学ぶ。
1・2 藤﨑 講義
6 2 {放射線治療物理学3(各論)}
放射線治療を行うのに必要とされる線量分布解析について理解する。特に、積分線量、線量スペクトル、べき乗モデルおよび確率モデルを学ぶ。また、放射線治療を行うのに必要とされる外部照射治療技術について理解する。特に、照射方法、治療計画、治療実施およびQAを学ぶ。
1・2 藤﨑 講義
7 2 {放射線治療物理学4(各論)}
放射線治療を行うのに必要とされる密封小線源治療技術について理解する。特に、照射方法、治療計画、治療実施およびQAを学ぶ。
1・2 藤﨑 講義
8 2 {放射線生物学1(総論)}
医学物理士に必要な放射線生物学についての総論を学ぶ。
3・4 藤崎 講義
9 2 {放射線生物学2(各論)}
放射線の作用発現過程の物理学的、化学的過程について理解する。背生物学的過程ではDNA損傷とその修復、細胞に対する影響を標的ヒットモデル、LQモデルから学習する。放射線の組織・臓器に対する影響について細胞再生系組織と非分裂組織で理解する。放射線防護の観点から確率的影響と確定的影響について学習する。
3・4 藤崎 講義
10 2 {放射線生物学3(各論)}
放射線治療に必要な腫瘍と正常組織に対する放射線の作用について学習する。治療可能比について理解し、その向上に対する考え方について学ぶ。
3・4 藤崎 講義
11 2 {基礎医学・病理学1(総論)}
医学物理士に必要な基礎医学・病理学についての総論を学ぶ。
5 菅原 講義
12 2 {基礎医学・病理学2(各論)}
放射線治療を行うのに必要とされる基礎医学・病理学について理解する。特に、腫瘍の概念、腫瘍の病理学的分類、腫瘍の形態と構造などを学ぶ。放射線治療を行うのに必要とされる基礎医学・病理学について理解する。特に、腫瘍の発生と進展、腫瘍の臨床などを学ぶ。
5 菅原 講義
13 2 {臨床医学・放射線治療学1(総論)}
医学物理士に必要な臨床医学・放射線治療学についての総論を学ぶ。
6 菅原 講義
14 2 {臨床医学・放射線治療学2(各論)}
がん、腫瘍、がん診断法、治療法全体に占める放射線治療の役割、予後と治療方針など腫瘍学総論について理解する。治療方針に関わる因子、治療計画、粒子線治療、小線源治療、定位照射、高精度放射線治療、全身照射、術中照射、放射線治療に伴う有害事象、インフォームドコンセント、臨床試験および医学物理的QA/QCなど治療学総論について理解する。
6 菅原 講義
15 2 放射線治療における医学物理士の役割について理解する。 1-6 藤﨑 講義