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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月7日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
6302 | |
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授業科目名 /Course Name |
放射線腫瘍学特論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
1年 , 2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
前期放射線技術科学専攻 , 保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
藤崎 達也 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
★松本孔貴(筑波大学) | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
後期前半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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後期 | 木曜日 | 6 |
後期 | 木曜日 | 7 |
授業の概要 |
放射線治療の基礎として、腫瘍細胞に対する放射線の細胞レベル、分子レベルの作用について学習する。 放射線による細胞の損傷、回復、さらに放射線と化学療法剤や温熱療法との相互作用、増感効果などについて学習する。 |
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授業のキーワード | 放射線の生物作用、放射線治療、細胞致死、がん関連遺伝子、がん幹細胞 |
授業の目的 | 放射線の生物作用を分子レベル、細胞レベル、組織レベルから理解し、またがんの生物学的特性を遺伝子レベルから理解し、放射線治療について考察する。 |
授業の到達目標 |
1.放射線の生物作用について、放射線感受性を決定するメカニズムが説明できる。 2.放射線照射により引き起こされるDNA損傷、細胞障害、亜致死障害の回復、潜在的致死障害の回復、DNA修復が説明できる。 3.放射線分割照射法の基礎として、LQモデル理論を学習し、LQモデルに基づいた分割照射法について説明できる。 4.低酸素細胞増感剤の基礎と応用が説明できる。 5.放射線治療効果の遺伝子を中心としたPredictive assayについて説明できる。 6.放射線と化学療法あるいは温熱療法の併用に関して、その有用性、問題点などが説明できる。 7.粒子線がん治療の特徴、有用性が説明できる。 8.放射線治療に対して治療抵抗性を示すがん幹細胞の定義と性質について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
放射線生物学の知識を確固たるものとすることと、英語の文献を読む能力を高めておくことが要求される。 |
教科書 | 別途指示します |
参考文献・その他資料 |
放射線医科学 大西武雄監 大西健著 医療科学社 癌抑制遺伝子―その作用機構に迫る 野田 亮 羊土社・実験医学Vol.10 No.17 |
成績評価方法 | 文献の内容発表 |
担当教員から | 教科書レベルから最新の知見まで幅広く学習していきます。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1~2 | 4 | 放射線治療の基礎となる放射線の生物作用について、放射線感受性を決定するメカニズム、酸素効果の分子レベルのメカニズムについて学習する | 1 | 藤崎 | 講義 |
3~4 | 4 | 放射線照射により引き起こされるDNA損傷、細胞障害、亜致死障害のの回復、潜在的致死障害の回復について学習する。 | 2 | 藤崎 | 講義 |
5~6 | 4 | 放射線分割照射法の基礎として、LQモデル理論を学習し、LQモデルに基づいた分割照射法について学習する。放射線増感剤とりわけ臨床試験が相次いで行われている低酸素細胞増感剤について、基礎と応用について学習する。 | 3・4 | 藤崎 | 講義 |
7~8 | 4 | 放射線治療効果の予測は、治療成績の向上の観点から重要である。 各種のPredictive assayについて学習する。癌抑制遺伝子p53の statusと放射線治療での癌細胞の感受性、臨床の治療効果、予後などどの関連について学び、遺伝子を中心としたPredictive assayについて学習する。 |
5 | 藤崎 | 講義 |
9~10 | 4 | 放射線と化学療法あるいは温熱療法の併用についての目的、併用効果について細胞レベル、分子レベルから学習する。 | 6 | 藤崎 | 講義 |
11~12 | 4 | 粒子線がん治療の有効性や物理工学的な特性などについて学習する。 | 7 | ★松本 | 講義 |
13~14 | 4 | 指定された英文文献を読み、その内容をパワーポイントを用いて発表する。 | 1-8 | 藤崎 | 講義 |
15 | 2 | がん幹細胞についての最新の研究を学習する。 | 8 | 藤崎 | 講義 |