![]() ![]() |
2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月7日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
6104 | |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
磁気共鳴科学特論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
前期課程1年 , 前期課程2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
前期放射線技術科学専攻 , 保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
門間 正彦 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
石森佳幸(6312) | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
前期 | 木曜日 | 6 |
前期 | 木曜日 | 7 |
授業の概要 | 磁気共鳴現象を利用した医用画像は組織の識別に優れており、重要な診断技術として利用されている。最新のMRI画像及びMRAの適正化技術などについて学習する。 |
---|---|
授業のキーワード | 磁気共鳴、ブロッホ方程式、縦緩和、横緩和、高速低雑音電子回路、自由減衰振動、スピンエコー、グラディエントエコー、スライス選択、周波数エンコーディング、位相エンコーディング、高速グラディエントエコー法、ターボスピンエコー法、エコープラナー法、GRASE法、化学シフト、MRA、 拡散強調画像、MRスペクトロスコピー、賦活化脳機能画像 |
授業の目的 | MRIの種々の撮影法を深く理解し、新たな応用に役立てられる考え方を学ぶ。 |
授業の到達目標 |
1 T1強調画像、T2強調画像、密度強調画像、脂肪抑制画像、脊髄液抑制画像などを説明できる。 2 磁気共鳴画像装置の静磁場発生法および勾配磁場発生法とその特性について説明できる。 3 スライス選択、周波数エンコーディング、位相エンコーディングを用いた画像形成の原理やマルチエコー法、マルチスライス法を説明できる。 4 高速グラディエントエコー法、ターボスピンエコー法、エコープラナー法、GRASE法などの高速撮影法を説明できる。 5 賦活化MR脳機能画像法を説明できる。 6 アーチファクト理解し、その対処法を説明できる。 7 造影剤の造影効果と撮影法を説明できる。 8 Time of Flight(TOF)やPhase Contrast(PC)といったMagnetic Resonance Angiography(MRA)の原理や血流測定法について説明できる。 9 MRスペクトロスコピーの原理、代謝物の測定法を説明できる。 10 拡散強調画像の原理、病変や構造の異方性との関係を説明できる。 11 磁気共鳴の医学応用に関する現状の問題点、将来への展望について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 常に磁化の集団を念頭に置き、その集団の運動を図解できるようにする。 |
教科書 | 特になし、必要に応じてプリント配布 |
参考文献・その他資料 |
Principles of Magnetic Resonance Imaging Zhi-Pei Liang and Paul C. Lauterbur IEEE Press、 2000、 NY ISBN 0-7803-4723 標準MRI 杉村和朗 オーム社 NMR医学-基礎と臨床- 日本磁気共鳴医学会編 丸善株式会社 MRIの原理と応用 石川徹 監訳 通商産業研究社 標準MRIの評価と解析 宮地利明 オーム社 |
成績評価方法 | 口頭発表、レポート |
担当教員から |
MRI装置とともにMRI検査法は急速な技術の発展を遂げております。また構成する専門分野は医学のみならず理工学の幅広い分野にわたっています。 MRIに関する専門知識を習得することは、今後臨床の場で必要とされる高度な技術を理解するのに役立ちます。 担当者および授業内容は変更になることがあります。 |
受講条件 | 特になし |
実務経験を有する担当教員 |
門間正彦、石森佳幸 診療放射線技師としての実務経験を活かして、MRI検査法の基礎から臨床応用までの授業を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 磁気共鳴の物理的原理を量子力学的、古典力学的観点から学習する。 磁気共鳴における磁化の運動をブロッホ方程式から学習する。 |
1 | 門間 | 講義 |
2 | 2 | 磁気共鳴における縦緩和、横緩和などの緩和現象を周囲の環境との相互作用という観点から理解する。 |
1 | 門間 | 講義 |
3 | 2 | 磁気共鳴画像装置の静磁場発生法とその特性、および勾配磁場発生法とその特性について学習する。 磁気共鳴画像装置の高周波磁場発生法とその特性、信号検出素子とその特性、および高速低雑音電子回路について理解する。 |
2 | 門間 | 講義 |
4 | 2 | T1強調画像、T2強調画像、密度強調画像、脂肪抑制画像、脊髄液抑制画像などの原理を学習する。 |
1 | 門間 | 講義 |
5 | 2 | スライス選択、周波数エンコーディング、位相エンコーディングを用いた画像形成の原理を学習する。 |
3 | 門間 | 講義 |
6 | 2 | マルチエコー法、マルチスライス法、位相エンコード回数の削減などによる高速化を理解する。 |
3 | 門間 | 講義 |
7 | 2 | 高速グラディエントエコー法、ターボスピンエコー法、エコープラナー法、GRASE法などの高速撮影法を学習する。 |
4 | 門間 | 講義 |
8 | 2 | 賦活化MR脳機能画像法について学習し、その機序を理解する。 造影剤を用いた賦活化脳機能画像法について学習し、その機序を理解する。 |
5 | 門間 | 講義 |
9 | 2 | 動き、フォールドオーバー、化学シフト、磁性体などによるアーチファクト理解し、その対処法を学習する。 | 6 | 石森 | 講義 |
10 | 2 | 造影剤の造影効果と撮影法、その効果について学習する。 |
7 | 石森 | 講義 |
11 | 2 | time of flight、phase contrast、その他のMRアンジオグラフィーの原理を学習する。 |
8 | 石森 | 講義 |
12 | 2 | MRスペクトロスコピーの原理、代謝物の測定法を学習する。 MRスペクトロスコピーに必要とされる装置構成、データ処理ついて学習する。 |
9 | 石森 | 講義 |
13 | 2 | 拡散強調画像の原理を学習し、病変や構造の異方性との関係を理解する。 |
10 | 石森 | 講義 |
14 | 2 | 磁気共鳴の医学応用に関する現状の問題点、将来への展望について総合的に討論する。 |
11 | 石森 | 講義 |
15 | 2 | 磁気共鳴科学に関する文献・資料調査。課題のまとめ。 | 11 | 門間・石森 | 講義 |