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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月7日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
6102 | |
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授業科目名 /Course Name |
医用画像評価学特論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
前期課程1年 , 前期課程2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
前期放射線技術科学専攻 , 保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
門間 正彦 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
門間正彦、安江憲治 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
前期 | 水曜日 | 6 |
前期 | 水曜日 | 7 |
授業の概要 |
医用画像の臨床的有用性はその画質に大きく左右されるため、臨床上より良い画像を得るためには画像の画質評価が不可欠となっている。 X線及び画像検出器の物理的特性と医用画像の画質との関係を明らかにし、フーリエ解析、信号検出理論、感光理論に基づいて解像力、粒状性、特性曲線等の画質因子に関する物理的特性及び医用画像における画質評価法の基礎とその応用について学習する。 この授業計画の一部は、e-learning による授業を行います。 |
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授業のキーワード | 画質評価法、フーリエ解析、信号検出理論、感光理論、解像力、粒状性、特性曲線 |
授業の目的 | 解像力、粒状性、特性曲線等の画質因子に関する物理的特性及び画質評価法について理解する。 |
授業の到達目標 |
1 画質に影響を与える物理的因子について説明できる。 2 フ-リエ変換とその応用について説明できる。 3 信号検出理論とその画像解析への応用について説明できる。 4 医用X線画像の形成過程についてを説明できる。 5 感光理論と画質解析への応用について説明できる。 6 画像検出器の物理的特性と画質との関係について説明できる。 7 物理的画質評価法とその意義について説明できる。 8 視覚的画質評価法とその意義について説明できる。。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
画質評価の理論を理解するうえで重要となる画像数学及び放射線物理学に関する知識を深めておくこと。 |
教科書 | 特になし |
参考文献・その他資料 |
Medical Imaging -The Assessment of Image Quality (ICRU REPORT 54) Detection of Signals in Noise (Second Edition) Robert N. McDonough and Anthony D. Whalen Academic Press The Physics of Medical X-ray Imaging (Second Edition) Bruce H Hasegawa Medical Physics Madison |
成績評価方法 |
レポートおよびe-learningによるテストで総合的に評価する。 |
担当教員から |
授業の前に、講義資料を配布いたします。 予習・復習に活用してください。 |
受講条件 | e-learningシステムへログインするためのID・パスワード発行のための別途事務手続きが必要です。 |
実務経験を有する担当教員 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 画質を左右する因子として、特性曲線、感度、コントラスト、先鋭度、粒状性などがある。これらが画質に与える影響及びそれらの重要性について理解する。 | 1 | 門間・安江 | 講義 |
2~3 | 4 | フーリエ解析を理解し、重畳積分定理、パーセバルの定理及びウィナー・キンチンの定理の基礎と画像解析への応用について学習する。 | 2 | 門間・安江 | 講義 |
4~5 | 4 | 信号検出理論の基礎を学習し、マッチドフィルタ理論及びキャンベルの定理の基礎と画質解析への応用について学習する。 | 3 | 門間・安江 | 講義 |
6 | 2 | 医用X線画像の形成過程の基礎となるX線スペクトル、減弱、吸収、散乱、統計的ゆらぎ等のX線の物理的特性について学習する。 | 4 | 門間・安江 | 講義 |
7~8 | 4 | 増感紙-フィルム系の物理的特性を理解し、特にヒットモデルに基づく感光理論とその画質解析への応用について学習する。 | 5 | 門間・安江 | 講義 |
9 | 2 | デジタル画像検出器、特に輝尽性蛍光体、I.I./TVの物理的特性を理解し、これらと画質との関係について学習する。 | 6 | 門間・安江 | 講義 |
10~11 | 4 | 変調伝達関数を用いた解像力の周波数解析法及び矩形チャート法、スリット法による変調伝達関数測定法を学習し、変調伝達関数に基づく解像力特性評価法の基礎と応用について理解する。 | 7 | 門間・安江 | 講義 |
12~13 | 4 | RMS粒状度を用いた解析、ウィナースペクトルの用いた粒状度の周波数解析及びフーリエ変換、最大エントロピー法によるウィナースペクトルの測定法を学習し、これらの物理的粒状度に基づく画質評価法の基礎と応用について理解する。 | 7 | 門間・安江 | 講義 |
14 | 2 | 視覚的評価法について学習し、特に多肢強制選択法及びROC解析法と低コントラスト検出能及び微信号行検出能への応用について理解する。 | 8 | 門間・安江 | 講義 |
15 | 2 | 解像力特性と粒状特性を取り入れた総合画像評価法について学習し、NEQ 及びDQEの基礎と増感紙-フィルム・デジタル画像系への応用について理解する。 | 8 | 門間・安江 | 講義 |