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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月4日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
6101 | |
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授業科目名 /Course Name |
医用画像情報学特論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
前期課程1年 , 前期課程2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
前期放射線技術科学専攻 , 保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
瓜倉 厚志 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
|||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期前半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 水曜日 | 6 |
前期 | 水曜日 | 7 |
授業の概要 | 医用画像診断の中心を担っているX線CTを用いた診断は現代医療においてなくてはならないものである。これらの画像から得られる診断情報の臨床での利用について理解を深める。本講義ではマルチスライスCTやデュアルエナジーCT、三次元画像処理、アーチファクトといったX線CT装置の画像技術を学修する。 |
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授業のキーワード | ヘリカルスキャン、マルチスライスCT、デュアルエナジーCT、アーチファクト、性能評価、線量評価、三次元画像処理 |
授業の目的 | 最新のX線CT装置を取り扱えるようになるために、フィルター補正逆投影法や逐次近似法といった画像再構成の基本原理や、デュアルエナジーCT、ディープラーニングを用いた新しいCT画像再構成について理解する。アーチファクトは投影データが不完全であるから生じるものだが、その原因や対策について学習する。三次元画像処理はボリュームデータを利用して立体的な画像を構築するものだが、その原理や臨床応用について学修する。 |
授業の到達目標 |
1.X線CT装置の構成について理解する 2.画像再構成の原理について理解する 3.シングルスライスCTの原理について理解する 4.マルチスライスCTの原理について理解する 5.デュアルエネルギーCTの原理について理解する。 6.アーチファクトについて理解する。 7.性能評価について理解する。 8.線量評価について理解する。 9.画像処理について理解する。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 本学附属図書館の蔵書や資料も十分に活用しましょう。講義などで疑問が生じたときは、第一に自分で考えることが大切です。講義概要・目的の説明内容をよく確認し、自己学習のプラン(各自で必要な学習時間を決める等)を設定しましょう。 |
教科書 |
配布資料 X線撮影技術学 山口功 ほか オーム社 CTとMRI 森 一生 ほか コロナ社 |
参考文献・その他資料 | 特になし |
成績評価方法 |
課題レポートにより評価する。 再受験の取扱:有、出席時間要件:原則として2/3以上 |
担当教員から |
X線CTは進歩が著しく、多くの技術者が装置開発や性能評価、臨床技術に貢献しています。スキャン技術に興味をもち、出来ることから実践してみることが大切です。 受講者の専門性(研究テーマ)により、講義内容を調整することがあります。 |
受講条件 | 原則として、放射線技術科学領域の学生に限る。 |
実務経験を有する担当教員 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1~2 | 4 | X線CT装置の構成と変遷 【T/R方式、R/R方式、S/R方式、N/R方式、電子ビームスキャン、高速スリップリングCT、高電圧発生装置、X線管、X線光学系、X線検出器、データ収集システム】 |
1 | 瓜倉 | 講義 |
3~4 | 4 | 画像再構成の原理 【フィルター補正逆投影法、逐次近似法、AI画像再構成】 |
2 | 瓜倉 | 講義 |
5~6 | 4 | シングルスライスCT、マルチスライスCTの原理 【180°補間法、360°補間法、高次補間法、、画像再構成間隔、ピッチファクタ、コーンビームCT】 |
3・4 | 瓜倉 | 講義 |
7~8 | 4 | デュアルエネルギーCTの原理 【Dual source、Fast kV-switching、Dual layer、仮想単色X線CT、物質密度画像、実効原子番号解析、フォトンカウンティングCT】 |
5 | 瓜倉 | 講義 |
9~10 | 4 | アーチファクトの原因と対策 【ビームハードニングアーチファクト、メタルアーチファクト、モーションアーチファクト、エッジグラディエント効果、パーシャルボリューム効果、ストリークアーチファクト、ヘリカルアーチファクト、ステアステップアーチファクト、コーンビームアーチファクト、リングアーチファクト、シャワーアーチファクト】 |
6 | 瓜倉 | 講義 |
11~12 | 4 | 性能評価 【空間分解能、ノイズ特性、アーチファクト、コントラストスケール、時間分解能、コントラスト分解能、スライス厚、スライス感度分布、MTF、NNPS、CNR、SNR、SSP】 |
7 | 瓜倉 | 講義 |
13~14 | 4 | 線量評価 【CTDI、MSAD、DLP、SSDE、線量測定法、線量表示法、被ばく線量】 画像処理 【MPR、MIP、MinIP、CPR、SSD、VR、Ray Sum、Virtual Endoscopy】 |
8・9 | 瓜倉 | 講義 |
15 | 2 | 総合評価(レポート) | 1・2・3・4・5・6・7・8・9 | 瓜倉 | 講義 |