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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月8日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
4608 | |
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授業科目名 /Course Name |
救急・急性期精神看護学特論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
前期課程1年 , 前期課程2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
前期看護学専攻 , 保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
中村 博文 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
糸嶺一郎 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 木曜日 | 6 |
前期 | 木曜日 | 7 |
授業の概要 | 救急・急性期における精神看護専門看護に求められる、卓越した看護を行うための実践能力を育成に向け、必要な知識と技能を修得する。精神科における救急・急性期に関する人間関係論、セルフケア理論、医学モデルなどを活用し、講義および事例展開、最新の研究に関する学生自身のプレゼンテーション、討議を通して援助の理論的枠組みと臨床への適応方法を実践的に学ぶ。特に急性期精神疾患である、抑うつ障害群、不安障害群、心的外傷およびストレス障害群 等の患者の特徴を理解し、精神機能の評価及び生活状態のアセスメント方法について討議を通して深く学習する。 |
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授業のキーワード | 救急・急性期精神看護、治療方法、回復過程、倫理的問題 |
授業の目的 | 精神科救急・急性期における精神看護専門看護に求められる、高度な看護を行うための実践能力を修得する。 |
授業の到達目標 |
1.精神科救急について、その理論と特徴について説明できる。 2.精神科救急・急性期医療で主に使用される治療方法について説明できる。 3.急性期精神疾患の理解とケアの方法について多面的に学修し、実践できる。 4.急性期精神疾患と回復期との関係を学修し、回復過程にあわせた看護ケアを説明できる。 5.急性期症状への看護で重要なことと、再入院防止・地域生活促進の看護で重要なことについて説明できる。 6.精神科救急・急性期看護現場が抱える課題と特有の倫理的問題について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
授業時間外の学習においては、参考として記載しているものであり、本科目を履修するに当たっての絶対必須要件ではない。 1. 提示されたテーマに沿ったプレゼンテーションと、プレゼンテーションで提示された検討議題に対するディスカッションを行うので、参考文献および最新の研究などを検索・精読し、それらを踏まえたプレゼンテーションの準備を行うこと。 2.ディスカッションに積極的に参加できるように、基本的知識は各自で事前に学習して臨むこと。 ※各授業につき予習90分、復習90分を目安とする。 |
教科書 |
1) 野末聖香編:リエゾン精神看護 患者ケアとナース支援のために、医歯薬出版、東京、 2004 2) 南裕子監修、宇佐美しおり編:精神科看護の理論と実践 卓越した看護実践をめざして、ヌーヴェルヒロカワ、東京、2010 |
参考文献・その他資料 |
1) 日本社会精神医学会 編、社会精神医学、医学書院、東京、2009 2) 精神保健医療福祉白書編集委員会 編、精神保健医療福祉白書2018/2019 多様性と包括性の構築、 中央法規、東京、2018 3) マーティン・ウォード著 阿保順子他訳、精神科臨床における救急場面の看護、医学書院、東京、2003 4) 阿保順子編著、回復のプロセスに沿った精神科救急・急性期ケア、精神看護出版、東京、2011 5) 包括的暴力防止プログラム認定委員会 編、DVDブック 医療職のための包括的暴力防止プログラム、医学書院、東京、2005 6) 東京武蔵野病院看護部 編、精神科急性期看護のエッセンス、精神看護出版、東京、2003 |
成績評価方法 |
【成績評価の基準】 救急・急性期における精神看護専門看護に求められる、看護を行うための実践能力に必要な知識と技能を学び、救急・急性期現場の課題について探求し、自らの考えを述べるものに単位を授与する。 【成績評価の方法】 授業準備、プレゼンテーションの内容 40%、ディスカッションの参加度 30%、レポート課題 30%、を総合的に判断する |
担当教員から | 自主的に参加しましょう。積極的に教員とディスカッションを行い、精神医療福祉の問題点と将来的展望を考えていきます。イマジネーションを大切にしながら、授業参加をしてください。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 | 中村博文、糸嶺一郎:看護師の経験をもつ教員が、専門分野の経験に基づき教授する。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 【精神科医療における機能分化の変遷】 精神科救急・急性期の理論と実際を学ぶ |
1 | 中村 | 講義 |
2 | 2 | 【救急・急性期における精神病状の特徴と診断】 精神科救急・急性期疾患の病状の特徴を学習し、診断につなげるための症状理解を把握する |
1・2 | 中村 | 講義 |
3 | 2 | 【救急・急性期における身体的問題の査定】 精神科救急・急性期疾患における身体的問題のアセスメントを行い、臨床的知見を深める |
1・2 | 中村 | 講義 |
4 | 2 | 【救急・急性期における治療の焦点と方法、目標】 精神科救急・急性期疾患の治療の方法と治療の目標設定のあり方を学習する |
1・2 | 中村 | 講義 |
5 | 2 | 【救急・急性期の病状の変化】 救急・急性期疾患の治療経過に伴う、病状の変化と観察の視点について学ぶ |
1・2・4 | 中村 | 講義 |
6 | 2 | 【救急・急性期における薬物療法と看護の役割】 精神科救急・急性期疾患の薬物療法における看護の役割について考える |
1・2 | 中村 | 講義 |
7 | 2 | 【救急・急性期における具体的看護方法】 救急・急性期疾患看護の方法(急性期、回復期にあわせた看護の焦点と具体的な実践) |
3・4 | 中村 | 講義 |
8 | 2 | 【救急・急性期における倫理的問題】 精神科救急・急性期疾患に関する倫理的諸問題とその対処方法 |
6 | 糸嶺 | 講義 |
9 | 2 | 【救急・急性期における行動制限】 救急・急性期疾患における行動制限(隔離・身体拘束)、行動制限最小化 |
3・4・6 | 糸嶺 | 講義 |
10 | 2 | 【救急・急性期の行動対処】 救急・急性期疾患における攻撃性に対する対応、包括的暴力防止プログラムの理解と活用 |
3・4・6 | 中村 | 講義 |
11 | 2 | 【精神障害の病識・病感、病感を育てる介入】 精神科救急・急性期疾患患者における病気の認識を理解する |
5 | 中村 | 講義 |
12 | 2 | 【精神科急性期の患者の家族に対する看護ケア】 家族に対するケアの具体的方法 |
3・5 | 中村 | 講義 |
13 | 2 | 【精神科救急病棟におけるクリニカルパス1】 精神科救急・急性期疾患のクリニカルパスの考え方 |
3・4・5・6 | 中村・糸嶺 | 講義 |
14 | 2 | 【精神科救急病棟におけるクリニカルパス2】 精神科救急・急性期疾患のクリニカルパスの運用 |
3・4・5・6 | 中村・糸嶺 | 講義 |
15 | 2 | 【再入院防止・地域生活を促進する看護ケア】 精神科救急・急性期疾患患者の回復への支援を考える |
3・4・5 | 中村 | 講義 |