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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月8日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
4601 | |
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授業科目名 /Course Name |
精神看護学特論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
前期課程1年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
前期看護学専攻 , 保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
中村 博文 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
糸嶺 一郎 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期前半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
前期 | 金曜日 | 6 |
前期 | 金曜日 | 7 |
授業の概要 |
わが国の精神障害者への処遇と精神保健医療福祉の法制度、施策の歴史的変遷について理解を深め、倫理的問題、人権擁護について学習する。さらに現行の法律と医療福祉施策について学習し、精神保健福祉施設での活動内容を調べ、医療と福祉の連携の実際を検討することによって、今後の課題と専門看護師の役割について検討する。また、地域での精神看護専門看護師の活動を見学し、医療と福祉の連携のあり方、ならびに専門看護師の役割や方向性についてディスカッションを行う。 |
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授業のキーワード |
精神保健医療福祉、 人権擁護、アドボカシー、リカバリーモデル、ストレングスモデル、アウトリーチ支援事業、地域精神看護 |
授業の目的 | 精神保健福祉の歴史的変遷を踏まえた精神保健福祉制度と体制について学び、今日的課題を分析し、精神保健福祉と精神医療の今後の展望と精神看護専門看護師の役割について探求する。 |
授業の到達目標 |
1. 精神障害者に関する制度、施策の歴史的変遷について説明できる。 2. 地域で生活する精神障害者の医療福祉の現状と課題を明確にできる。 3. 精神障害者に対する国内外の地域生活支援について比較検討できる。 4. 精神科看護における倫理的問題および精神障害者の人権擁護について理解できる。 5. 精神保健医療福祉システムと障害福祉サービス事業所における看護職の役割を理解できる。 6. 地域に根ざした精神専門看護師の活動の実際から、地域支援の制度を具体的に構築し、求められている卓越した看護実践を明らかにできる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
授業時間外の学習においては、参考として記載しているものであり、本科目を履修するに当たっての絶対必須要件ではない。 1. 精神科医療における処遇と倫理的問題について歴史的変遷を辿ってまとめ、人権擁護のあり方について自分の考えを明確にしておく。 2. 医学モデルとリカバリーモデルの相違について文献を通して整理しておく。 3. わが国の施策であるアウトリーチ支援事業の可能性について文献を調べ、自分の考えを明確にしておく。 ※各授業につき予習90分、復習90分を目安とする。 |
教科書 | 1) 尾崎紀夫他 編、標準精神医学 第8版、医学書院、東京、2021 |
参考文献・その他資料 |
1) 日本社会精神医学会 編、社会精神医学、医学書院、東京、2009 2) 精神保健医療福祉白書編集委員会 編、精神保健医療福祉白書2018/2019 多様性と包括性の構築、 中央法規、東京、2018 |
成績評価方法 |
【成績評価の基準】 精神保健福祉・医療に関連する今日の課題を踏まえ、今後の展望と精神看護専門看護師の役割について探求し、自らの考えを述べるものに単位を授与する。 【成績評価の方法】 授業準備、プレゼンテーションの内容 40%、ディスカッションの参加度 30%、レポート課題 30%、を総合的に判断する |
担当教員から | 自主的に参加しましょう。積極的に教員とディスカッションを行い、精神医療福祉の問題点と将来的展望を考えていきます。イマジネーションを大切にしながら、授業参加をしてください。(中村博文) |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 | 中村博文、糸嶺一郎:看護師の経験をもつ教員が、専門分野の経験に基づき教授する。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 【精神保健福祉の制度と体制の変遷】 精神保健福祉の基本概念、精神保健福祉の枠組みと その体制の変遷について |
1 | 中村 | 講義 |
2 | 2 | 【精神保健福祉および精神医療における最近のトピックス】 精神医療制度の最近のトピックスから現在の問題点を 考える |
1・2 | 中村 | 講義 |
3 | 2 | 【日本の精神障害に関する法制度の歴史的変遷】 日本における精神医療、看護の歴史的変遷をディス カッションを通して考える |
1・3 | 糸嶺 | 講義 |
4 | 2 | 【海外の精神障害に関する法制度の歴史的変遷】 海外における精神医療、看護の歴史的変遷をディス カッションを通して考える |
1・3 | 中村 | 講義 |
5 | 2 | 【海外の精神保健福祉および精神医療制度の現状】 海外における医療制度を学習し、我が国との差異を鑑 みながらディスカッションする |
3 | 中村 | 講義 |
6 | 2 | 【精神障害者の人権擁護、倫理的問題、処遇、スティグマ】 精神障害者の倫理的諸問題を考え、その具体的解決 法を考える |
4 | 中村 | 講義 |
7 | 2 | 【法制度からみた精神科病院の機能と役割】 精神科医療の歴史、法制度から精神科病院の機能と 役割を考える |
2・3 | 中村 | 講義 |
8 | 2 | 【医療制度からみた精神科救急医療の現状と課題】 精神科の医療制度から精神科救急医療の現状と課題 を考える |
4・6 | 中村 | 講義 |
9 | 2 | 【医療制度からみた精神科慢性期医療の現状と課題】 精神科の医療制度から精神科慢性期医療の現状と課 題を考える |
4・6 | 中村 | 講義 |
10 | 2 | 【触法精神障害者の精神保健と司法精神医学】 わが国における触法精神障がい者の現状とその支援 方法 |
4・5 | 中村 | 講義 |
11 | 2 | 【地域精神保健福祉:治療的環境としての家族・学校】 医療制度として家族や学校におけるサポートシステム を考える |
4・6 | 中村 | 講義 |
12 | 2 | 【精神保健福祉システムと看護者の役割1】 精神保健医療福祉制度における障害福祉サービス事 業所の概略 |
4・5・6 | 中村 | 講義 |
13 | 2 | 【精神保健福祉システムと看護者の役割2】 精神保健医療福祉制度における障害福祉サービス事 業所における看護職の役割 |
4・5・6 | 中村 | 講義 |
14 | 2 | 【精神保健福祉および精神医療における精神看護専門看護師の役割】 精神保健医療福祉制度に焦点を当て役割を考える |
6 | 糸嶺 | 講義 |
15 | 2 | 【精神保健福祉および精神医療の課題分析】 医療制度から鑑みた精神医療の課題をディスカッション する |
3・4・6 | 中村 | 講義 |