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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年10月17日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
授業コード /Course Code |
4514 | |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
高齢者健康評価論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
前期課程1年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
前期看護学専攻 , 保健医療科学専攻 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
髙村 祐子 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
不可 |
担当教員 /Instructor |
河野豊、松田智行 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 金曜日 | 6 |
前期 | 金曜日 | 7 |
授業の概要 | 高齢者と家族の生活上の健康ニーズを把握するために、総合機能評価に用いられる評価指標とその使用方法について理解する。また、高齢者の老化過程をふまえ、神経系等の機能評価の方法と実際について学修する。さらに、高齢者の生活行動および心理に影響を与える環境とその要因の評価について学修する。最後に事例を用い、家族看護に関する諸理論を活用し、評価する。 |
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授業のキーワード | ICFモデル、生活・行動機能評価、認知機能評価、QOL評価、介護評価 |
授業の目的 | 高齢者がもつ複雑な健康問題について判断する基盤となる身体的・精神的・社会的機能の変化と生活への影響について、最新の知識と評価方法を学ぶ。これらを統合して評価する包括的アセスメント方法を習得する。 |
授業の到達目標 |
1 高齢者の総合的機能評価の考え方について説明できる。 2 高齢者の高次脳機能の評価について説明できる。 3 高齢者の運動と感覚機能の評価について説明できる。 4 高齢者の健康行動や身体・精神に影響を与える、人的・物理的環境について説明できる。 5 慢性疼痛の客観的測定ツールについて学修し、その測定方法と有用性について述べることができる。 6 高齢者とともに生活する家族を援助するための家族機能評価について、家族看護に関する諸理論を踏まえて説明できる。 7 高齢者介護に関わる家族の介護力を測定するツールと測定方法、およびその有用性について述べることができる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | キーワードに関して、文献等を活用し事前学習しておく。 |
教科書 | 指定なし |
参考文献・その他資料 |
以下は、主なもの。他は授業内で紹介する。 1) 鳥羽研二、他、高齢者総合的機能評価ガイドライン、厚生科学研究所、2003. 2) 大塚俊男、他、高齢者のための知的機能検査の手引き、ワールドプランニング、1991. |
成績評価方法 | 自己学習の内容および授業への参加状況とプレゼンテーション、レポートにより評価する。 |
担当教員から | 高齢者を生活者として捉え、高度な看護実践を提供するために、多面的なアセスメントツールの知識を、複数、正しく持ちましょう。 |
受講条件 | 特になし |
実務経験を有する担当教員 |
髙村祐子、河野豊、松田智行 老年看護学(看護師)、神経内科学(医師)、地域理学療法学(理学療法士)、を専門とする各教員が、その経験を生かし、高齢者の健康評価に関するテーマについて授業を展開する。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 高齢者の健康生活評価の特徴 高齢者の総合的機能評価(CGA)、QOLと評価、国際生活機能分類(ICF)の考え方 | 1 | 髙村 | 講義 |
2 | 2 | 高次脳機能障害のアセスメント① ・知的機能の正常老化と認知症の病態、認知症スクリーニング法と評価スケール |
2 | 河野 | 講義 |
3 | 2 | 高次脳機能障害のアセスメント② ・言語障害、失語症・構音障害の病態と言語のアセスメント技術 |
2 | 河野 | 講義 |
4 | 2 | 運動系の障害のアセスメント① ・片麻痺を中心とした障害の成立過程の病態とアセスメント技術 |
2 | 河野 | 講義 |
5 | 2 | 運動系の障害のアセスメント② ・歩行障害、転倒の神経学的機序、高齢者の歩行の特性 |
2 | 河野 | 講義 |
6 | 2 | 感覚系の障害のアセスメント① ・疼痛評価の問題点とアセスメント技術 |
3 | 河野 | 講義 |
7 | 2 | 感覚系の障害のアセスメント② ・自律神経系の障害のアセスメント 排尿障害、起立性低血圧、血圧変動などの病態とアセスメント技術 |
3 | 河野 | 講義 |
8~9 | 4 | 高齢者の慢性疼痛のアセスメントの方法と注意点、援助方法 | 3・5 | 髙村 | 講義・演習 |
10 | 2 | 高齢者のADL・IADLの評価 老化による健康・体力レベルの推移 |
4 | 松田 | 講義 |
11 | 2 | 高齢者のADL・IADLの評価 老化による健康・体力レベルの維持・増進の方法 |
4 | 松田 | 講義 |
12 | 2 | 高齢者のQOL、生活満足度、生活環境の評価 介護負担、ケアスタッフのストレス等 |
4 | 松田 | 講義 |
13 | 2 | 高齢者の健康状態に影響する経済状態の評価 健康状態に関連する価値観、モラルの評価 |
4 | 松田 | 講義 |
14~15 | 4 | 高齢者の家族に関連する諸理論を用いた事例検討 社会的機能評価、特に介護力、家族機能の評価 |
6・7 | 髙村 | 講義・演習 |