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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2024年12月12日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
授業コード
/Course Code
1103
授業科目名
/Course Name
環境医科学 時間数
/Time
30時間
単位数
/Credits
2 必修・選択
/Subject Choice Type
選択
履修年次
/Year
前期課程1年 , 前期課程2年 科目区分
/Course Group
共通科目
対象学生
/Target
前期看護学専攻 , 前期理学療法学・作業療法学専攻 , 前期放射線技術科学専攻 , 保健医療科学専攻
科目責任者
/Responsible Person
桜井 直美 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
相良順一、河野了、松元秀次
開講学期および日時について
の備考
/Notes
前期後半

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 月曜日 6
前期 月曜日 7

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 環境が人間に与える影響について医科学的に諸問題を検討し、種々の環境因子を正しく理解する。社会的要因、生物学的環境因子および物理・化学的因子から環境の人間に与える影響、健康増進に関しての行動科学的アプローチを担当し、理解を深める。(オムニバス方式)
(桜井直美)全ての医療職にとり重要事項である「感染」に関して、近年社会的問題となっている院内感染をはじめ、新興感染症、再新興感染症を病原微生物学的、あるいは疫学的に学習し、新感染症についても理解を深める。また、その基盤に立ち、感染防御対策について、科学的論拠に基づく感染制御の方法論を理論と実践から学習する。
(河野了)救急医療は医学の原点ともいわれ、生命を脅かす病態への対応を日常とする分野である。特に災害においては限られた資源の中での医療活動について熟知しておく必要がある。本講義では様々な救急疾患への対応、災害時の医療体制、平時からの災害への備えについて学習する。
(松元秀次)環境因子と脳卒中などの疾患との関連性やリハビリテーションについて概説する。
(相良順一)我々が日常生活で出会う生化学的・生物学的環境(酸化ストレスなど)に対する防御や対策の方法について、科学的論拠に基づく方法論を理論と実践から学習する。
授業のキーワード 環境、毒物、寄生性生物、遺伝子変異、感染、感染制御、ライフスタイル、健康増進、災害医療、救急医療、DMAT、JMAT、IJRAT、脳卒中、サルコペニア、回復期リハビリテーション
授業の目的 環境医科学の概念を理解し、異なる対象と方法論によるアプローチの特異性を踏まえた現状把握を行い、環境医科学の理想像より保健・医療・健康増進に寄与することを学ぶ。
授業の到達目標 1.予防医学・健康科学や環境保健学の諸問題を全人的レベルで説明できる。
2.院内感染をはじめ、新興感染症、再新興感染症を病原微生物学的、あるいは疫学的に説明できる。
3.科学的論拠に基づく感染制御の方法論を説明できる。
4.救急救命に係る病態、初期対応、災害時の対応について説明できる。
5.生活習慣病予防の観点から、ライフスタイルを中心とした制御について説明できる。
6.生化学的・生物学的環境(酸化ストレスなど)に対する防御や対策の方法について説明できる。
授業時間外の学習に関する事項 領域関連の論文・参考書をよく読み、問題解決方法を探ること。
教科書 特に指定していません。
各担当教員の指示によります。
参考文献・その他資料
成績評価方法 レポート
各担当教員の指示に従ってください。
担当教員から 科目担当教員の都合により授業内容や授業計画が一部変更になる場合があります。変更は事前に連絡します。
受講条件 関連科目:公衆衛生学特論
実務経験を有する担当教員

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 環境医科学序論を学ぶ。ライフスタイル環境が健康、特に感染法に及ぼす影響について、様々な側面から検討を加える。 1~2 桜井 講義
2・3 4 救急医療の定義、病態、初期対応などについて学習する。 3 河野(了) 講義
4・5 4 災害時の医療体制、平時からの災害への備えについて学習する。 4 河野(了) 講義
6・7 4 脳卒中に与える環境要因について概説し、その制御方法について検討を加える。 5 松元 講義
8・9 4 回復期リハビリテーションの現状と問題点について概説し、それぞれの専門領域にかかわる内容について相互に意見を交換する。 5 松元 講義
10・11 4 活性酸素などの酸化ストレスが、細胞膜などの脂質から過酸化脂質を生じさせ、核酸、タンパク質を変性させ、細胞を機能停止に追い込むメカニズムについて理解を深める。 6 相良 講義
12・13 4 アストロサイトは細胞内グルタチオン濃度が高く、グルタチオンペルオキシダーゼ、グルタチオンSトランスフェラーゼ活性も高いので、中枢神経の主要な抗酸化機構を担っている可能性が示唆される。そこで、グルタチオン代謝の観点からアストロサイトによる神経細胞の保護機構の解明の可能性について理解を深める。 6 相良 講義
14・15 4 環境因子が感染症に与える影響を理解し、専門とする領域での制御方法について相互に意見を交換する。 1~2 桜井 講義