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授業情報/Class Information

2025/02/10 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2025年1月8日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
【R4カリキュラム】 授業コード
/Course Code
22552017
授業科目名
/Course Name
国際保健医療活動 時間数
/Time
15時間
単位数
/Credits
1 必修・選択
/Subject Choice Type
選択
履修年次
/Year
1年 , 4年 科目区分
/Course Group
専門基礎科目
対象学生
/Target
看護学科 , 理学療法学科 , 作業療法学科
科目責任者
/Responsible Person
山口 忍 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
★中村哲、★橋本麻由美、★西山美希
開講学期および日時について
の備考
/Notes
後期前半火曜2限
・看護学科1年次:必修(R5開講)
・理学療法・作業療法学科4年次:選択(R7開講)

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
後期 火曜日 2

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 国内外のボーダレス化、グローバリゼーションが進む中、保健医療活動の役割は多方面かつさらに重要性が増している。ここでは、世界の健康問題とその背景を、社会・政治・経済・文化的側面も踏まえて概観し、国際保健医療活動における歴史的展開および基本的理念を理解した上で、国際保健医療活動の事例を学び、現代的および近未来的課題、戦略を学習する。世界の人々の健康を脅かす最大の要因のひとつである戦争・紛争および難民・避難民の背景を理解し、国際貢献のあり方を考察する。また、自然災害時の緊急災害援助のあり方についても学習する。
授業のキーワード 授業計画欄の【 】を参照
授業の目的 国際保健医療活動の概要を理解し、国際社会における看護師・保健師および理学療法士等保健医療専門家としての活動の在り方を理解し、今後の医療者として活動の方向性について考察する。
授業の到達目標 1  世界の健康問題の背景を社会・経済・文化的側面から議論できる。
2  国際保健医療活動の理念および歴史的経緯を説明できる。
3  国際保健医療活動と国際機関、国、政府開発援助(Official Dvelopmento Assistance、ODA)、非政府組織(Non-Govermental Organization、NGO)、住民の役割を議論できる。
4  国際的な人権宣言、権利としての健康、ヒューマニゼーションについて説明できる。
5  国際保健医療活動をジェンダーと開発のあり方から説明できる。
6  自然災害時の緊急災害援助のあり方について長期的視野に立って議論できる。
7  戦争・紛争と難民・避難民の政治的・社会文化的背景をふまえて、国際貢献のあり方を述べることができる。
8  国際保健活動に関与する活動事例について説明できる。
9  国際保健医療活動の種類を国内外での活動主体別にその特徴を説明できる。
10 国際保健医療活動における地域リハビリテーション、障害をもつ人への支援を専門職の立場(看護師、保健師、理学療法士等)から説明できる。
授業時間外の学習に関する事項 各担当教員よりレポートが出されます。また、最終回にはプレゼンテーションがあります。授業で紹介された文献や教科書で自己学習してください。
教科書 なし
参考文献・その他資料 1)田中優、『世界から貧しさをなくす30の方法』、合同出版、2005.
2)日本国際保健医療学会編、『国際保健医療学 第3版』、杏林書院、2013.
3)国際看護研究会編、『国際看護学入門』、医学書院、1999.
4)ジャン・ジグレール著、『世界の半分が飢えるのはなぜ?』、合同出版、2003.
5)アムネスティ・インターナショナル、『児童労働 世界の子どもたちは今』、リブリオ出版、2008.
6)伊藤正直著、『世界地図で読む 開発と人間』、旬報社ブックス、2004.
7)石弘之著、『火山噴火・動物虐殺・人口爆発ー20万年の地球環境史』、洋泉社、2010.
8))李節子編著、 医療通訳と保健医療福祉―すべての人への安全と安心のために、 杏林書店、 2015.
9)李節子編著、在日外国人の健康支援と医療通訳ー誰一人取り残さないために、杏林書店、2018.
10)滝澤三郎、世界の難民をたすける30の方法、合同出版、2018.
11)デビット・ワーナー、医者のいないところ、シェア、2003.
12)日本国際保健医療学会、実践グルーバルヘルス、2022.
成績評価方法 授業参加度:毎回の授業レポート(80%)  課題レポート:各講師が提示する国際保健医療に関連した課題を1つ選ぶ、評価点は別途指示(20%)
【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】
担当教員から 第2回目から第6回目は国際的にご活躍されている先生方を学外からお招きする予定です。ただし、先生方の都合で内容・順序が多少前後することもありますが、ご了承下さい。"Think globally、 Act locally"、という考えを基に、世界の保健事情を理解しつつ、普段の生活において身近なところからグローバルな視点を身につけましょう。

★中村哲 ★橋本麻由美 ★西山美希、
受講条件
実務経験を有する担当教員   山口忍(保健師・看護師)は保健師としての経験を有し、国際保健の概要の講義を行う。★中村哲は研究者として国際保健医療の基礎研究を実施してきている。★橋本(看護師)は海外での看護の経験を有し大学で教育をしている。★西山は特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会で活動をしている

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 (1)授業の概要、進め方、評価方法について
(2)国際保健医療活動の現状・理念・歴史的経緯
【国際社会、基本的ニーズ、 アルマ・アタ宣言、プライマリ・ヘルス・ケア、ジャカルタ宣言】
1-10 山口 講義
2 2 健康格差と格差社会
【健康格差の背景、所得、地域、雇用形態、家族構成】
1・2 ★中村 講義
3 2 今後の国際保健医療活動の課題
【社会正義、人道主義、開発教育、自然災害、緊急支援】
1-10 ★中村 講義
4 2 民間支援団体の活動
【NGO、政府開発援助(ODA)、植民地政策、エンパワーメント、ジェンダー、ボトムアップ、草の根レベルの活動】
5・7・9 ★西山 講義
5 2 国際保健医療活動の実際 -開発援助Ⅰ-
【開発協力、国際協力機構】
1-10 ★橋本 講義
6 2 国際保健医療活動の実際 -開発援助Ⅱ-
【世界の健康課題、異文化理解】
6-10 ★橋本 講義
7 2 海外の日本人、日本における外国人、難民
の健康問題
【海外在留邦人、 移住者、 在日外国人、外国人登録、在留資格、多文化共生、 難民、医療通訳】
6-10 山口 講義
8 1 プレゼンテーション
1-10 山口 講義