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2025/02/20 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月20日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22343157 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
放射線治療技術学実習 | 時間数 /Time |
60時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
3年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
藤崎 達也 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
宮川 真、安江憲治、★齋藤秀敏 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 月曜日 | 3 |
前期 | 月曜日 | 4 |
前期 | 月曜日 | 5 |
授業の概要 |
放射線治療技術学で学んだ知識を踏まえ、病院における臨床実習の前に、放射線治療を行う上で必要な線量及び線量分布測定法、放射線治療に用いる装置や器具の取扱法の習得、治療計画及び照射の技術・手順を実習する。 |
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授業のキーワード |
授業計画欄の【 】を参照 |
授業の目的 |
精度の高い放射線治療を行う上で、診療放射線技師に求められる基礎的な知識と技術を身につける。 |
授業の到達目標 |
1 高エネルギー放射線発生装置及びその使用室における危険防止・安全確保について述べることができる。 2 治療患者を想定して、治療計画から照射完了までの流れ・手順を説明することができる。 3 医療用電子ライナック(以下ライナック)の構成や治療ビームの形成について述べることができる。 4 高エネルギーX線及び電子線の特性を述べることができる。 5 電離箱線量計や水(等価)ファントムの使用法を述べることができる。 6 電離箱線量計の指示値から吸収線量を計算することができる。 7 ライナックの線量モニタシステムの校正を行うことができる。 8 フィルム法による線量分布の測定を行うことができる。 9 ウェッジフィルタ及びボーラスの特性やそれによる線量分布の改善について述べることができる。 10 X線シュミレータの操作法や利用法について述べられ、治療計画用写真を撮影することができる。 11 治療患者の固定法や固定器具(シェル)の作成を行うことができる。 12 治療患者の呼吸同期法を述べることができる。 13 CT装置を用いて治療計画用CT撮影ができ、体輪郭や内輪郭の取得を行うことができる。 14 治療計画用コンピュータを操作して線量分布を取得し、最適な照射方法を選択することができる。 15 ライナックのビームデータから、標的容積に一定の吸収線量を与え得る線量モニタの設置値を計算することができる。 16 変形照射野を形成するための遮蔽ブロックを作成することができる。補償フィルタの特性やその作成法を説明することができる。 17 ライナック治療台での治療患者の位置決めを行うことができる。 18 人体ファントムを用いてライナックグラムを撮影し、治療範囲や遮蔽ブロックの位置を評価することができる。 19 ライナックを操作し、ファントムに一定線量を投与することができる。 20 ライナックの放射線の精度や安全性の点検及び管理方法を述べることができる。 21 治療計画用コンピュータを利用して、密封小線源による内照射の線量分布を作成し、投与線量の最適化を行うことができる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
実習書参照 |
教科書 |
茨城県立医療大学・放射線治療技術学実習書 |
参考文献・その他資料 |
山下一也他編集 「診療放射線技術」下巻 南江堂 日本放射線腫瘍学会研究調査委員会編 外部放射線治療装置の保守管理プログラム 通商産業研究社 日本医学物理学会編 外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(標準計測法12) 通商産業研究社 渡部洋一、他 放射線治療科学概論 医療科学社 西臺武弘 「放射線治療物理学」 文光堂 |
成績評価方法 |
実習中の態度、毎回提出のレポートにて評価する。 【再受験の取扱:無、 出席時間数要件:4/5以上】 |
担当教員から |
病院実習に発展させるための基礎をしっかりと身につけましょう。 また、実習実施上の都合により、一部の実習項目を夏季集中または開講日を調整して行うことがあります。 ★齋藤秀敏(東京都立大学) |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
宮川 真、安江憲治、★齋藤秀敏 診療放射線技師としての実務経験を活かして授業を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 6 | 実習ガイダンス 実習グループと実習中の注意事項 実習データの整理とレポート提出 ライナック等の操作 成績の評価 実習において予測される事故と予防 放射線治療の手順 |
1・2・3 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
2 | 6 | 水ファントム装置によるX線、電子線の線量分布の測定【深部量百分率】 水ファントム装置によるX線、電子線の線量分布の測定【軸外線量比】 水ファントム装置によるX線、電子線の線量分布の測定【平坦度と対称性】 水ファントム装置によるX線線量分布の測定【ウェッジフィルタの特性】 |
3・4・5・6・9 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
3 | 6 | ライナックの保守管理【線量モニタシステムの校正】 ライナックの保守管理【アイソセンタの点検】 ライナックの保守管理【X線照射野と光照射野の合致】 ライナックの保守管理【X線の平坦度の点検】 |
7・8・15・19・20 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
4 | 6 | 頭部患者固定具の作製 体幹部患者固定具の作製 患者呼吸同期システムの原理とその理解 |
2・13 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
5 | 6 | 【人体ファントムを用いたX線シミュレータ撮影 遮蔽ブロック作製と不整形照射野における線量計算 照合用写真撮影 】 |
10・11・16・17・18・19 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
6 | 6 | 放射線治療計画実習(1) 放射線治療計画に用いられるX線CT撮影 放射線治療計画装置におけるCT値と電子密度 放射線治療計画装置の内部データの取り扱いと理解 |
10・11・16・17・18・19 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
7 | 6 | 放射線治療計画実習(2) 放射線治療計画装置を用いたファントムの線量分布作成 放射線治療計画装置の計算アルゴリズムの理解 放射線治療計画装置を用いた線量モニタ設定値の計算 |
2・12・14・21 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
8 | 6 | 外部照射のセットアップ(患者導入〜ポジショニングまで) |
1〜21 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
9 | 6 | モニタ単位の計算【線量計算】 |
1〜21 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |
10 | 6 | 結果の整理、レポート指導、追加実習 |
1〜21 | 藤崎・宮川・安江・★齋藤 | 実習 |