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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2025年2月6日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
【R4カリキュラム】 授業コード
/Course Code
22343155
授業科目名
/Course Name
X線検査技術学実習 時間数
/Time
60時間
単位数
/Credits
2 必修・選択
/Subject Choice Type
必修
履修年次
/Year
3年 科目区分
/Course Group
専門科目
対象学生
/Target
放射線技術科学科
科目責任者
/Responsible Person
五月女 康作 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
髙橋将人、東條佳子、野坂広樹
開講学期および日時について
の備考
/Notes

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 金曜日 3
前期 金曜日 4

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要  X線検査技術学で学んだX線撮影法や画質評価の方法は、実習や演習を通してより深く理解することができる。ファントムや人体を用いたポジショニングの実習(ペイシェントケア技術を含む)、ファントム画像や視聴覚資料(ビデオ等)を用いた学習を行う。さらに、各種臨床画像を用いて疾患の所見等について理解を深める。本実習は、臨床実習をより効果的に学修するための手助けとなる。
授業のキーワード 医療画像 画像解剖学 画像医学 ポジショニング 医療安全
授業の目的 診療放射線技師に必要な、X線撮影法の基礎技術と画像診断法の基礎知識を身につける。また、患者接遇の方法や基礎技術を身につける。
授業の到達目標 1  実習の目的、各実習内容の学修ポイントを理解できる。
2  半影サイズに影響する因子を理解できる。。
3  SID(source to image distance)の違いが画像に与える影響を評価できる。
4  X線入射角度の違いがX線画像に与える影響を評価できる
5  陰影重積がX線画像に与える影響を評価できる。
6  散乱X線に係わる因子(管電圧、被写体厚、照射野)を説明できる。
7  ポジショニングの指標(脊椎レベルとの対応)を触知できる。
8  胸部・腹部のポジショニングが実施できる。
9  四肢骨等ポジショニングが実施できる。
10 車いすの基本操作が実施できる。
11 X線CT装置により2D、3D撮影が実施できる。
12 骨塩密度測定装置の原理を理解し、骨ファントムを測定できる。
13 胃ファントムによる上部消化管の透視撮影、基本手技を実施できる。
14 大腸ファントムによる下部消化管撮影およびバルーンカテーテル手技を実施できる。
15 乳房撮影の基本手技を理解し、練習用ベストで実施できる。
16 中枢神経系の画像診断法を理解できる(正常像と異常像の違いを指摘できる)。
17 耳鼻咽喉部の画像診断法を理解できる(正常像と異常像の違いを指摘できる)。
18 骨格の画像診断法を理解できる(正常像と異常像の違いを指摘できる)。
19 上部、下部消化管の画像診断法と鼻腔カテーテル操作を理解できる(正常像と異常像の違いを指摘できる)。
20 胸部・心臓・大血管の画像診断法を理解できる(正常像と異常像の違いを指摘できる)。
21 肝臓、胆嚢、膵臓の画像診断法を理解できる(正常像と異常像の違いを指摘できる)。
22 泌尿器・生殖器・乳房軟組織の画像診断法を理解できる(正常像と異常像の違いを指摘できる)。
23 実習内容を独自のレポートとして作成することができる。
授業時間外の学習に関する事項 実習前に実習書をよく読む。不明な個所は教科書等で調べる。実習概要・目的の説明内容を再度確認し、自己学習のプラン(各自で必要な学習時間を決める等)を設定しましょう。
教科書 茨城県立医療大学 「X線検査技術学実習書(前半・後半)」
診療放射線技術学Ⅱa  X線撮影技術学 第二版 医療科学社
参考文献・その他資料 立入弘他著 「診療放射線技術」(上) 南江堂 14版
稲本一夫他、「放射線画像医学」 医歯薬出版株式会社
稲本一夫他、「放射線画像技術学」 医歯薬出版株式会社
若葉マーク画像解剖学
成績評価方法 課題毎に実習レポートを提出する(100%;前半2〜8 50% 後半9〜15 50%)。
【再受験の取扱:無、 出席時間要件:4/5以上】

担当教員から ファントムなどを用いたX線撮影やポジショニング、ならびに臨床画像を用いた画像評価法の基礎について学びます。学修効果を高めるためには、標準的なX線撮影法と正常例のX線画像に対する理解を再確認することが大切です。ここで行う実習は、臨床実習前技能評価(OSCE)の評価項目を含みます。十分な実技練習をしてください。
担当者および授業内容は変更になることがあります。
受講条件
実務経験を有する担当教員 五月女康作、瓜倉厚志、、髙橋将人、東條佳子、野坂広樹
診療放射線技師としての実務経験に基づき、検査実技・病態との関りの下で画像理解について演習を行う。

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 4 実習ガイダンス   1 担当教員全員 実習
2 4 X線単純撮影法(撮影条件の設定)
ポジショニングの基礎
胸部・腹部撮影法(技能評価:OSCE課題)
2・3・4・5・6・7・8・9 五月女 実習
3 4 X線単純撮影法(X線による投影)
管電圧、管電流、撮影時間の違いによる画質変化
四肢骨撮影法(技能評価:OSCE課題) 、骨ファントム撮影
2・3・4・5・6・7・8・9 五月女 実習
4 4 X線CT撮影法(ファントム撮影、撮影法、造影剤注入器の操作)
2D画像、3D画像の撮影と評価

10・11 瓜倉 実習
5 4 X線骨塩密度計測法
骨密度基準ファントムの撮影
手関節撮影と評価 、各種の患者配慮について
12 高橋 実習
6 4 X線透視撮影法(上部消化管、下部消化管)
充満法、2重造影法、撮影体位と描写領域の対応
消化管ファントムの撮影、バルーンカテーテル等の挿入法
Ba造影剤の調整
13・14 野坂 実習
7 4 X線乳房撮影法(MMG) 拡大撮影ほか
車いす操作(技能評価;OSCE課題)
15 東條 実習
8 4 中枢神経系の画像診断法(頭部単純画像、頭部血管造影画像、頭部CT画像、頭部MRI・磁気共鳴画像など)   16 高橋 実習
9 4 頭頸部・耳鼻咽喉部の画像診断法(聴器、副鼻腔画像、CT画像など) 17 高橋 実習
10 4 骨格・乳房の画像診断法   18 東條 実習
11 4 消化管の画像診断法(上部消化管、下部消化管)、鼻腔カテーテル操作 19 野坂 実習
12 4 胸部・心臓・大血管の画像診断法 20 五月女 実習
13 4 肝臓、胆嚢、膵臓の画像診断法
21 五月女 実習
14 4 泌尿器・生殖器・乳房の画像診断法 22 五月女 実習
15 4 総合演習、実習レポートの作成
23 担当教員全員 実習