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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月4日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22343143 |
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授業科目名 /Course Name |
磁気共鳴診断画像技術学実習 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
3年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
門間 正彦 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
東條佳子 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 木曜日 | 3 |
前期 | 木曜日 | 4 |
授業の概要 | 磁気共鳴画像 (Magnetic Resonance Imaging;以下MRI) 法の画像形成の原理、生体計測としての臨床的意義と撮影技術及び保守管理等について学習し、実習によりその理解を深める。実習では主にMRI装置によりファントム等を撮影し、実際の操作を通して撮影技術の理解を深める。 |
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授業のキーワード | 授業計画欄の【 】を参照 |
授業の目的 | MRI の原理を理解し、生体計測の特徴を理解するとともに、本方法の臨床診断への応用の意義を理解する。磁気共鳴画像法の専門的内容を学習するために必要な原理、操作方法を理解する。 |
授業の到達目標 |
1 実習テーマの目的を理解し、MRI装置の安全性について説明できる。 2 Nuclear Magnetic Resonance(以下NMR)装置でRFパルスによるFree Induction Decay(FID)信を観測し、横緩和、縦緩和について説明できる。 3 NMR装置でSpin Echo(SE)法、Inversion Recovery(IR)法、Gradient Echo(GRE)法による信号を観測し、パルス系列の差異と特徴について説明できる。 4 MRI装置でRepetision Time(TR)、Echo Time(TE)によるT1 Weighted(T1W)画像、T2 Weighted(T2W)画像、Proton Density-Weighted(PDW)画像のコントラストを説明できる。 5 MRI装置でSpin Echo(SE)法、Inversion Recovery(IR)法、Gradient Echo(GRE)法のパラメータと画像の特徴を説明できる。 6 MRIの主なアーチファクトや脂肪抑制法について説明できる。 7 Time of Flight(TOF)やPhase Contrast(PC)といったMagnetic Resonance Angiography(MRA)の原理や血流測定法、また同期撮像法、高速スキャン、安全性について説明できる。 8 臨床における磁気共鳴画像診断の基礎を述べることができる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 実習書を利用して予習・復習に努めてください。 |
教科書 | 茨城県立医療大学 「磁気共鳴診断画像技術学実習書」 |
参考文献・その他資料 |
1)新津守監修 「MR・超音波・眼底」 金原出版 2)福士政広 「診療画像技術学Ⅱb MRI」 医療科学社 3)日本磁気共鳴医学会編 「基礎から学ぶMRI」 医療科学社 4)日本放射線技術学会偏 「MR撮像技術学」 オーム社 5)VERSUS研究会偏 「超実践マニュアル」 医療科学社 6)杉村和明監訳 「標準MRI」 オーム社 7)日本規格協会編 「JISハンドブック」 日本規格協会 |
成績評価方法 |
実習レポート等で評価する。評価割合は、授業への参加状況20%、実習レポート80%の予定である。 【再受験の取扱:無、 出席時間数要件:4/5以上】 |
担当教員から |
MRI検査法は急速な技術の発展を遂げており、また構成する専門分野は広い領域にわたっています。MRIに関する基礎知識を習得することは、今後臨床の場で必要とされる高度技術の理解を深めるのに役立ちます。 授業計画に沿って進めますが、担当教員が変更になることがあります。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
門間正彦、東條佳子 診療放射線技師としての実務経験を活かして、MRI検査法の基礎から臨床応用までの授業を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 実習ガイダンス【スケジュール、班分け、レポート提出方法、注意事項】 | 1 | 門間・東條 | 実習 |
2 | 4 | NMR装置の共鳴現象と緩和現象【Radio Frequency(RF)パルス、Free Induction Decay(FID)信号、Spin Echo(SE)信号、横緩和、縦緩和、T1、T2】 | 2 | 東條 | 実習 |
3 | 4 | NMR装置の各種パルス系列の差異と特徴【フリップ角、エルンスト角、IR法、スピンエコートレイン】 | 3 | 東條 | 実習 |
4 | 4 | MRIの画像コントラスト【T1W画像コントラスト、T2W画像コントラスト、プロトン密度強調画像コントラスト、Repetition Time(TR)、Echo Time(TE)】 | 4 | 門間 | 実習 |
5 | 4 | MRIの画質に関するパラメータ【インバージョンリカバリ法、Inversion Time(TI)、グラジエントエコー法、フリップ角】 | 5 | 門間 | 実習 |
6 | 4 | MRIの主なアーチファクト【モーションアーチファクト、メタリックアーチファクト、ケミカルシフトアーチファクト、折り返しアーチファクト、Dixon法、Chemical Shift selective(CHESS)法】 | 6 | 門間 | 実習 |
7 | 4 | MRIの臨床応用【Fast Spin-Echo(FSE)、、Magnetic Resonance Angiography(MRA)、Time of Flight(TOF)、Phase Contrast(PC)、Velocity Encoding(VENC)、electrocardiogram(ECG)同期、安全性】 | 7・8 | 門間 | 実習 |
8 | 4 | レポート提出 | 1〜8 | 門間・東條 | 実習 |