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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月1日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22323083 |
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授業科目名 /Course Name |
生活環境論 | 時間数 /Time |
15時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
3年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
理学療法学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
浅川 育世 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
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開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 木曜日 | 3 |
授業の概要 | 理学療法士は、障害を個人の要因(心身機能・身体構造、年齢等)として捉えるとともに、生活環境から捉える必要もあります。本講義では、生活環境を、住居や公共交通機関、公共建築物などに代表される物理的環境のみならず、福祉制度や施策といった制度的環境、あるいは家族や介護者、専門家、当事者、ボランティア等、人的環境の視点からも捉え、障害者、高齢者が自立した主体的生活が保障されるための生活環境整備・改善の支援について学習します。 |
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授業のキーワード | ノーマライゼーション、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、生活機能障害、環境因子 |
授業の目的 | 障害者、高齢者を取り囲む生活環境の障壁(バリアー)を理解し、QOLの向上を目指した生活環境整備の基本的知識、基本的支援技術を習得する。障害者、高齢者のための居住環境調整案(住宅改修案)が作成でき、生活環境整備から生活支援ができることを目的とします。 |
授業の到達目標 |
1 生活環境の概念と論点について、社会構造、疾病構造、生活構造の変遷から説明できる。 2 バリアフリー、ユニバーサルデザインの考え方について理解できる。 3 障害者・高齢者に、なぜ地域づくりや街づくりが必要かという基本的な考え方を説明できる。 4 障害者・高齢者が閉じこもりをなくし、外出し、社会参加できるための方策を環境整備から説明できる。 5 ケアマネジメント機能における住環境調整意義・内容を説明できる。 6 住環境整備を障害者・高齢者の障害の関係から評価できる。 7 住環境整備のポイント(手すり、段差解消等)について説明できる。 8 住宅改修案の図面をよみ、住宅改修の必要性・内容を図面から判断できる。 9 障害者・高齢者およびその家族の住宅改修に関する心理的問題について考察できる。 10 障害者・高齢者およびその家族の住宅改修に関する費用の問題について考察できる。 11 事例を通し「ホームエバリュエーション」の目的・方法・留意事項・手順について理解できる。 12 障害者・高齢者に必要なリハビリテーション機器、福祉用具、コミュニケーションエイド等を、住宅改修案とともに考え選定できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
主に環境因子の観点から生活機能に障害を来した「人」の気持ちになって、生活を考えることが大切です。特に物的な環境についてはみなさんの日常生活から気づくことも多いと思います。 |
教科書 | 必要に応じプリントを配布します。 |
参考文献・その他資料 |
1)バリアフリーデザインガイドブック編集部「バリアフリー・デザイン・ガイドブック:2015-2016実例でわかる福祉住環境」 2014年、三和書籍 2)野村歓、他「OT・PTのための住環境整備論」第3版 2021年、三輪書店 3)三星明宏、他「建築・交通・まちづくりをつなぐ共生のユニバーサルデザイン」2014年、学芸出版社 4)金沢善智「利用者から学ぶ福祉住環境整備」2007年、三輪書店 5)加島守「住宅改修アセスメントのすべて」(改訂版)2020年、三和書籍 |
成績評価方法 |
住宅改修案レポート提出(40%)、期末筆記試験(60%) 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から | 居住環境整備(住宅改修)、地域環境整備(まちづくり等)には当事者以外にPT、OT、建築家、工務店、ケアマネジャー、介護福祉士、住環境コーディネーターなど多くの専門家が関わっており、単一職種ではカバーできない分野です。そのため他職種との連携能力が問われます。さらにその中で理学療法士の専門職としての機能を発揮することが重要となります。授業での疑問点はまず自分で考え、調べてみてください。それでも分からない場合には研究室を尋ねてください。研究室は52です。来室する前にはメールにて連絡ください。 |
受講条件 | 特になし |
実務経験を有する担当教員 | 理学療法士の資格を持ち、回復期病院、障害者支援施設に従事した際に住宅改修等の経験を持つ教員(浅川育世)が、理学療法における生活環境の視点を中心に授業を行う |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 生活・環境の概念を理解する。ノーマライゼーション・バリアフリー・ユニバーサルデザイン・QOLの概念を理解する | 1・2 | 浅川 | 講義 |
2 | 2 | ハートビル法、交通バリアフリー法等を通じ、街づくりの理念と考え方を理解する。① | 3・4 | 浅川 | 講義 |
3 | 2 | ハートビル法、交通バリアフリー法等を通じ、街づくりの理念と考え方を理解する。② | 3・4 | 浅川 | 講義 |
4 | 2 | 学内のバリアフリーについて考える。 | 4・5 | 浅川 | 演習 |
5 | 2 | 住まいに必要とされる条件を理解する。特に従来の日本家屋における問題点を理解する。 | 6・7・8 | 浅川 | 講義 |
6 | 2 | 従来の日本家屋における問題点に対する住宅改修の方法や法律を含む必要な知識を習得する。① | 9・10・11 | 浅川 | 演習 |
7 | 2 | 従来の日本家屋における問題点に対する住宅改修の方法や法律を含む必要な知識を習得する。② | 9・10・11 | 浅川 | 講義 |
8 | 1 | 住宅改修以外の視点として、生活支援機器の導入のポイントを理解する。 | 12 | 浅川 | 講義 |