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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年12月24日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22323080 |
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授業科目名 /Course Name |
神経障害理学療法学 | 時間数 /Time |
60時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
3年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
理学療法学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
浅川 育世 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
黒田真由美 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 火曜日 | 3 |
前期 | 火曜日 | 4 |
授業の概要 | 神経(中枢・末梢)に起因する運動障害について演習を通して学習します。代表的な成人期の疾患に対し、神経の解剖学的・生理学的知織、疾患についての病態や発生機序等、病理学的知織を再整理し、それら疾患に対応する理学療法の実践(評価・治療)をグループワークを通じ学習します。また、リハビリテーションの対象は、性別、年齢、障害に関わらず様々であり、個々のライフサイクルを考慮して理学療法を実施する必要があります。特に、発達初期に問題のある小児期障害の理学療法では、対処の良否がその後の人間の生涯発達に大きく影響します。小児期障害の理学療法では、現時点のみの支援ではなく、一生涯に亘る理学療法対象者の発達を見据えて支援を行う必要があります。理学療法士はそれぞれの児に合わせた特異的発達を適切な方向に導き、小児の生涯発達に寄与する責務を持ちます。本授業では、定型運動発達の理論と発達過程の知識を整理・応用する能力を身につけ、小児期障害の理学療法に関して、臨床像の把握・評価・問題点の抽出及び治療計画の作成・治療をループワークを通じ学習します。 |
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授業のキーワード | 下記授業計画の【 】を参照 |
授業の目的 |
①神経系障害の成因・病態・回復過程・予後について理解し、機能障害の回復促進・残存障害に対応する理学療法を習得することを目的とします。 ②定型運動発達の知識と理学療法に関する治療技術の統合をはかり、代表的な小児期障害の理学療法を行うための基本的な問題解決能力を身につけることを目的とします。 |
授業の到達目標 |
1. 脳、脊髄、脳神経、脊髄神経について、解剖・生理学的な視点(構造・機能・分化)から説明できること。 2. 筋緊張亢進、筋緊張低下、感覚低下、バランス低下を来す原因、それらの現象により身体構造(心身機能)、活動や参加といった生活機能にどのような影響が及ぶのか、またそれらを評価するための検査方法等について説明できること。 3. パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症 、多系統萎縮症の病態、それらの現象により身体構造(心身機能)、活動や参加といった生活機能にどのような影響が及ぶのか説明できること。 4. 定型運動発達における特徴的なMilestoneを理解し、運動以外の発達との関連性を踏まえて説明できること。 5. 代表的な小児期疾患の特異的運動発達過程を理解し、特徴的なMilestoneを説明できること。 6. 小児における理学療法評価を理解し、内容を説明できること。 7. 主要な小児疾患の特徴と理学療法に関する基本的な治療を説明できること。 8.子どもの成長過程の全体像をつかんだ上で、医療・保健・福祉・教育に関する法と制度を理解し、地域や学校における理学療法の関わりについて説明できること。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 各回の授業でクイズを行いますので、実習書に従って予習および復習をしてきて下さい。また、グループ学習課題が与えられますので、グループごとに取り組んで下さい。 |
教科書 |
1)植松光俊 他 中枢神経障害理学療法テキスト(シンプル理学療法学シリーズ) 2014 南江堂 2)石川朗 他 神経障害理学療法Ⅰ(15レクチャーシリーズ理学療法テキスト) 2011 中山書店 3)田崎義昭 他 ベッドサイドの神経の診かた 改訂17版 2010 南山堂 4)藪中良彦 他 小児理学療法学(Crosslink 理学療法テキスト)2020 メジカルビュー社 5) 平賀篤 他 小児理学療法学(PT・OTビジュアルテキスト)2023 羊土社 6) 石川朗 他 小児理学療法学(15レクチャーシリーズ理学療法テキスト) 2022 中山書店 |
参考文献・その他資料 | 必要に応じプリントを準備し配布します。 |
成績評価方法 | 授業の最初に実施されるクイズ(20%)、発表課題のレジメおよびプレゼンテーション(40%)、期末試験(40%)の成績で評価する。【再受験の取扱:無、 出席時間要件:4/5以上】 |
担当教員から | 質問等がありましたら、学内メールであらかじめ担当教員へ連絡を入れてから研究室を訪ねてください。この授業の内容は必要に応じて変更することがあります。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 | 理学療法士の資格を持ち、急性期病院、回復期病院、障害者支援施設、付属病院で神経障害・小児の理学療法に従事した経験のある教員(浅川育世・黒田真由美)が神経障害に対する理学療法について授業を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 4 | オリエンテーション 課題1【①脳 ②脊髄③脳神経④脊髄神経について】発表のための事前準備 |
1 | 浅川育世 | |
2 | 4 | 課題1【①脳②脊髄③脳神経④脊髄神経について】発表 | 1 | 浅川育世 | |
3 | 4 | クイズ 課題2【①筋緊張亢進②筋緊張低下③感覚低下④バランス低下について】発表のための事前準備 |
2 | 浅川育世 | |
4 | 4 | 課題2【①筋緊張亢進②筋緊張低下③感覚低下④バランス低下について】発表 | 2 | 浅川育世 | |
5 | 4 | クイズ 課題3【①パーキンソン病②筋萎縮性側索硬化症③多発性硬化症④多系統萎縮症について】発表のための事前準備 |
3 | 浅川育世 | |
6 | 4 | 課題3【①パーキンソン病②筋萎縮性側索硬化症③多発性硬化症④多系統萎縮症について】発表 | 3 | 浅川育世 | |
7 | 4 | クイズ 課題4【①パーキンソン病②筋萎縮性側索硬化症③多発性硬化症④多系統萎縮症について】ロールプレイの事前準備 |
3 | 浅川育世 | |
8 | 4 | 課題4【①パーキンソン病②筋萎縮性側索硬化症③多発性硬化症④多系統萎縮症について】ロールプレイ | 3 | 浅川育世 | |
9 | 4 | オリエンテーション 課題1:正常発達と発達障害の概念・運動発達障害児の評価に必要な検査測定技術 【原始反射、関節可動域(開排角、膝窩角、DKF/DKE;dorsiflexion with knee joint flexion/extension)、Modified Tardieu Scale】 |
4-8 | 黒田真由美 | |
10 | 4 | クイズ 課題2:小児期障害に対する理学療法評価【①姿勢反射の発達、 Gross Motor Function Measure、Gross Motor Function Classification System】 |
4-8 | 黒田真由美 | |
11 | 4 | クイズ 課題2:小児期障害に対する理学療法評価【②下肢運動年齢検査、 Pediatric Evaluation of Disability Inventory、 Wee FIM、Canadian occupational performance measure、 Goal attainment scaling】 |
4-8 | 黒田真由美 | |
12 | 4 | クイズ 課題2:小児期障害に対する理学療法評価【③社会性の発達、General movements、Brazeltonの新生児行動評価法、Dubowitzの新生児神経科学的評価、遠城寺式乳幼児分析的発達検査、デンバー式発達スクリーニング検査】 |
4-8 | 黒田真由美 | |
13 | 4 | クイズ 課題3:小児期疾患の理解(脳神経系・運動機能、知覚機能、言語機能、情緒・愛着の発達) 【発達、脳性麻痺、小児期脳血管障害、二分脊椎】 |
4-8 | 黒田真由美 | |
14 | 4 | クイズ 課題3:小児期疾患の理解(進行性疾患・法と制度、就学と福祉サービス)【Duchenne型筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症、身体障害者手帳、療育手帳、障害者総合支援法、児童福祉法、家族支援、就学支援、教育・医療の連携、就労支援】 |
4-8 | 黒田真由美 | |
15 | 4 | クイズ 課題3:小児期疾患の理解(その他・NICUにおける理学療法)【ダウン症、広汎性発達障害、発達性協調運動障害、NICU、低出生体重児、Developmental Care、Alsの共作用モデル、ポジショニング、 呼吸理学療法】 |
4-8 | 黒田真由美 |