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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月11日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22333101 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
作業療法理論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
3年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
作業療法学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
齋藤 さわ子 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
伊藤文香、佐々木剛 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
後期 | 水曜日 | 1 |
後期 | 水曜日 | 2 |
授業の概要 | あらゆる学問分野には理論が有り、理論があってこそその学問とは何か、何故その実践・アプローチを行うのかを公に示すことができるといわれる。作業療法には様々な理論が存在し、実践では作業療法理論に様々な学問分野の理論を応用したアプローチを組み合わせて利用している。作業療法理論は専門性とは何かを示し、実践のガイドラインとなりヒントとなるものである。作業療法理論に基づく実践は、人と健康と作業に関して幅広い視点から適切なアプローチを行うことを導き専門性を際立たせる。また、他の分野の治療技術を使う際には、その背景にある理論を知ることで治療技術の誤用を防げる。本授業では、代表的な作業療法理論の内容、良く使用される他分野の理論への考え方および事例を通して理論の実践への応用の仕方を学習する。 |
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授業のキーワード | 理論、モデル、専門性、作業、作業科学 |
授業の目的 | 包括および実践作業療法理論を理解し、作業療法で用いられる他分野の理論や治療技術を作業療法でどう応用するかに関する考え方を身につけ、作業療法特有の評価及び介入の視点を深める。 |
授業の到達目標 |
1 作業療法に関する理論について理解し、作業療法との関係を理解する 2 作業療法の実践理論・モデルを理解する 3 作業療法の包括モデルを理解する 4 事例を通して、理論の有用性を検討し作業療法の評価・介入の視点を広げる 5 作業療法の理論を通して、作業療法の専門性を考えることが出来る |
授業時間外の学習に関する事項 | 授業では主要な概念を理解することに焦点を置きます。理論を実践に応用するには、多くの事例を通して考えて理解することは大事です。自身の経験した事例の介入への疑問や問題をまとめておくと、授業がより意義のあるものになります。また、講義を受けた後、自身の事例を学んだ理論の枠組みで考えてみると、事例の理解が深まる実感がなされるので、授業後に試みることは重要です。 |
教科書 | 作業療法の話をしよう:作業の力に気づくための歴史・理論・実践、吉川ひろみ編著、医学書院、2019 |
参考文献・その他資料 |
作業療法実践の理論 ギャリーキールホフナー著、医学書院、2014 カナダモデルで読み解く作業療法 吉川ひろみ、シービーアール、2018 プロセスモデルで読み解く作業療法 吉川ひろみ、シービーアール、2019 人間作業モデルで読み解く作業療法、吉川ひろみ、シービーアール、2017 作業療法がわかるCOPM・AMPS実践ガイド(吉川ひろみ+齋藤さわ子編集)医学書院 2014 |
成績評価方法 |
ポートフォリオ、レポートにより評価する。 【再受験の取扱:無、 出席時間数要件:4/5以上】 |
担当教員から |
日本の多くの臨床家は理論そのものの概念を理解していないため、作業療法理論に限らず、自らが何らかの理論に基づき介入法を決めていることに気がつかなかったり、理論は一般に難しく実践に関係ないと思う傾向にある。作業療法理論は難しいものではない。作業療法の理論を知ることで、臨床実践をしているだけでは長年かからなければ分からない知識が系統的に得られ、自らの臨床の吟味を行え、作業療法の専門性をアピールできる。総合臨床実習で出会った事例を通して作業療法理論の有用性を知り、理論を通して作業療法の学問的奥深さを感じてほしい。尚、この授業の内容は必要に応じて変更する場合があります。 なお、国家試験の出題基準が変更され、近年、作業療法理論に基づく評価等の出題がなされるようになりました。選択科目ですが、作業療法の専門性を再確認するために、受講することをお勧めします。 |
受講条件 | なし |
実務経験を有する担当教員 | 齋藤さわ子、伊藤文香、佐々木剛共に、授業内の理論に基づき実務経験がある教員で、事例を通して、理論の実践への応用を伝えられる |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1、2 | 4 | 作業療法実践と理論【評価実習事例の分析、患者・利用者中心、セラピスト・医療従事者中心、作業中心、作業療法の範囲】 | 1 | 齋藤 | 講義・演習 |
3、4 | 4 | 作業療法理論・モデル①【人間作業モデルMOHO】 | 2-4 | 佐々木 | 講義・演習 |
5 | 2 | 作業療法理論・モデル②【カナダ作業遂行と結びつきのモデルCMOP-E】 | 2・3 | 齋藤 | 講義・演習 |
6 | 2 | 作業療法理論・モデル③【作業療法介入プロセスモデルOTIPM】 | 2・3 | 齋藤 | 講義・演習 |
7、8 | 4 | 作業療法理論・モデル④【生活行為向上マネッジメントMTDLP】 | 2-4 | 伊藤 | 講義・演習 |
9 | 2 | 作業療法関連理論・枠組み①【医学モデル】 | 1 | 齋藤 | 講義・演習 |
10 | 2 | 作業療法関連理論・枠組み②【ICF、ICIDH】 | 1 | 齋藤 | 講義・演習 |
11 | 2 | 作業療法関連理論・枠組み③【運動コントロール】 | 1 | 齋藤 | 講義・演習 |
12 | 2 | 作業療法関連理論・枠組み④【認知行動】 | 1 | 佐々木 | 講義・演習 |
13、14 | 4 | 作業療法理論・モデル⑤【作業療法理論を踏まえながらの実践の振り返り、ドリスの枠組み、MOHO、OTIPM、COPM] | 1-4 | 齋藤 | 講義・演習 |
15 | 2 | 作業療法理論と作業療法実践の発展・まとめ | 5 | 齋藤 | 講義・演習 |