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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年12月12日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22313024 |
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授業科目名 /Course Name |
在宅看護学援助論 | 時間数 /Time |
60時間 |
単位数 /Credits |
3 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
3年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
鶴見 三代子 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
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担当教員 /Instructor |
講義・演習:鶴見三代子、髙村祐子、渡辺忍、山本潤、藤岡寛、★山本由布、★江幡 卓司、★久保谷美代子 OSCE:看護学科全教員 |
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開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 金曜日 | 1 |
前期 | 金曜日 | 2 |
授業の概要 | 地域・在宅看護に関する制度や地域包括ケアシステムの基礎的知識を踏まえ、地域・在宅看護実践の主要部分である訪問看護の制度と機能を理解する。さらに、在宅看護過程、家族支援の基本を学び、多職種連携を基盤としたケアマネジメントと療養移行支援を理解する。 |
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授業のキーワード | 下記の授業計画の【 】を参照すること。 |
授業の目的 | 地域で暮らす人々の健康維持・増進に向けた支援における課題を探求し、自ら発展的な看護の実践をめざす人材の育成をするため、地域全体を支える看護のしくみを理解するととともに、地域で暮らす人々とその家族に看護を提供する際に必要な支援の基本とその根拠を修得する。また、地域・在宅看護の支援における対象者とその家族に対する個別の看護支援や、多職種から構成されるケアチーム、地域全体を俯瞰した看護支援の学修を深める。 |
授業の到達目標 |
1.地域・在宅看護の対象者の健康状態や暮らし方、生活環境の特徴、ニーズを説明できる。 2.生活の場における、対象者に合わせた予防的ケアや早期対応の視点をもった支援について説明できる。 3.対象者のこれまでの生活や価値観を尊重しながら、在宅看護過程を展開できる。 4.対象者に適した看護支援の知識や看護技術について説明できる。 5.訪問看護活動で展開される看護技術について、教員の見守りのもと実践できる。 6.対象者が望む生活を実現するために必要な地域ケアシステム、多職種協働・多職種連携等の地域の中での支援の在り方と仕組みを理解することができる。 7.講義・演習を通じて、地域で暮らす人々の健康の保持増進・疾病の予防に関わる看護活動のポイントを整理し説明できる。 8.地域で暮らす人々が安心・安楽・安全に生活できるための、支援について考察できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
それぞれの授業日までに、キーワードに沿って、教科書内の該当箇所を予習しておきましょう。授業に臨むにあたっては、当該日に扱う看護技術についての既習科目での資料やテキストを用いて復習しておくことが求められる。さらに、教科書および「関連図で理解する在宅看護過程」該当部分に目を通し、看護のポイントを整理しておくことが望ましい。 |
教科書 |
1)河原加代子 著者代表:系統看護学講座『地域・在宅看護論1 地域・在宅看護の基盤』(第6版)医学書院、2022 2)河原加代子 著者代表:系統看護学講座『地域・在宅看護論2 地域・在宅看護の実践』(第6版)医学書院、2022 |
参考文献・その他資料 |
1)正野逸子、本田彰子:関連図で理解する在宅看護過程第2版、株式会社メディカルフレンド社、2018第2版第1刷 2)臺有桂、 石田千絵、 山下留理子編: 在宅看護論<1>第6版地域療養を支えるケア、ナーシング・グラフィカ、2018 3)押川真喜子監修:新訂版写真でわかる訪問看護アドバンス、インターメディカ、2020 |
成績評価方法 |
レポート、演習参加状況、筆記試験、OSCE等により総合的に評価する。 【再受験の取扱:講義部分のみ再受験申請可、 出席時間数要件:4/5以上】 |
担当教員から | 看護職者が支援する人は、地域で暮らす、あらゆる健康状態にある方々です。『時々入院、ほぼ在宅』で過ごす人々に対して、在宅看護では様々な技術を用いて、看護ケアを実践します。自分だったら、自分の大切な家族だったら、というシンプルな視点での看護について、一緒に考えていきましょう。(鶴見、髙村、渡辺、山本潤、藤岡、★山本由_筑波大学医学医療系、★江幡_株式会社ロングライフ、★久保谷_訪問看護ステーションTERMS) |
受講条件 | 「地域の健康と看護」「在宅看護学概論」の履修が済んでいることがのぞましい。 |
実務経験を有する担当教員 |
鶴見三代子・髙村祐子・渡辺忍・山本潤 それぞれ病院、訪問看護ステーション、高齢者施設などで従事してきた豊富な経験をもっています。地域で暮らす人々への支援について、それらの経験を通して学生の学習を支援します。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | オリエンテーション ≪演習≫暮らしの場での看護、地域におけるライフステージに応じた支援 地域・在宅看護の対象者の特徴と、健康状態の維持・増進のための様々な支援(看護支援や福祉制度、関連する保健制度など) 【暮らしの場で看護をするための心構え、パートナーシップとコミュニケーション、ライフステージに応じた看護支援、訪問看護制度】 |
1・6・7 | 鶴見 | 講義・演習 |
2 | 2 | 地域・在宅における時期別の看護 【健康な時期の看護、外来受診期における看護、入院時の看護、在宅療養期の看護、急性増悪期の看護、終末期の看護】 |
2・4 | 鶴見 | 講義 |
3 | 2 | 地域・在宅看護マネジメント、多様な場における地域・在宅マネジメント 【マネジメントの考え方と地域・在宅看護マネジメント、ケアマネジメントの考え方と地域・在宅看護マネマネジメント、地域・在宅看護マネジメントのとらえ方、病棟・外来・介護保険制度上の地域・在宅看護マネジメント、地域住民とともに行う地域・在宅看護マネジメント】 |
1・2・4・6 | 鶴見 | 講義 |
4 | 2 | 地域におけるライフステージに応じた支援(制度と看護支援) ≪演習:グループ発表≫ |
1・24・6 | 鶴見 | 演習 |
5 | 2 | 高齢者とその看護支援の実際 【高齢者の日常生活支援助(食事、排泄、清潔等】 |
1・2・4・6 | 髙村 | 講義 |
6 | 2 | 慢性疾患を抱えた療養者とその看護支援の実際 【慢性閉塞性肺疾患の療養者への支援、在宅酸素療法の管理、療養環境調整の整備と生活リハビリテーション、家族支援、社会資源の活用】 |
1・2・4・6 | 鶴見 | 講義 |
7 | 2 | 精神疾患を抱えた療養者とその看護の実際 【服薬管理、日常生活支援、受診の支援、家族支援、GAF尺度】 |
1・2・4・6 | 山本(潤) | 講義 |
8 | 2 | がん治療中の療養者とその看護の実際 【外来化学療法、在宅中心静脈栄養法(HPN)を受ける療養者への支援、在宅緩和ケア】、事例紹介 |
1・2・4・6 | 鶴見 | 講義 |
9 | 2 | 難病療養者とその看護支援の実際<筋委縮性側索硬化症の療養者の支援> 【身体機能の変化と日常生活支援、医療に関する自己決定支援、コミュニケーション支援家族支援、在宅難病患者一時入院事業】 |
1・2・4・6 | 鶴見 | 講義 |
10 | 2 | 在宅ケアを必要とする小児とその看護① 【在宅経管栄養法(経管栄養、PEG管理)、日常生活支援、意思疎通の支援、家族の介護負担と支援、子どもの看取り支援】 |
1・2・4・6 | 藤岡 | 講義 |
11 | 2 | 在宅ケアを必要とする小児とその看護の実際②事例紹介 【成長・発達支援、家族支援、就学支援、家族の就労】 |
1・2・4・6 | 藤岡 | 講義 |
12 | 2 | 様々な家族の理解と家族支援 【家族の役割、家族介護負担、レスパイトケア、多問題家族】 |
1・2・4・6 | 鶴見 | 講義 |
13 | 2 | 訪問看護技術の理解 【初回面接(インテーク)、接遇(面接技法)、情報収集とアセスメント、コミュケーション、フィジカルアセスメント】 |
1・2・4・6 | 鶴見 | 講義 |
14 | 2 | 地域・在宅看護過程① 事例;脳血管疾患後遺症のある療養者の事例 【地域・在宅看護における看護過程の基本、事例の理解】 |
3・4・5・6 | 鶴見・髙村・渡辺・山本(潤) | 演習 |
15 | 2 | 地域・在宅看護過程② 【地域・在宅看護における看護過程の展開】 |
3・4・5・6 | 鶴見 | 演習 |
16 | 2 | 地域・在宅看護過程③【地区踏査】 | 3・4・5・6 | 鶴見 | 演習 |
17 | 2 | 地域・在宅看護過程④【看護計画の共有】 | 3・4・5・6 | 鶴見 | 演習 |
18 | 2 | 地域・在宅看護過程⑤ 【地区踏査・グループ発表】 | 3・4・5・6 | 鶴見・髙村・渡辺・山本(潤) | 演習 |
19 | 2 | 訪問看護ステーションの運営・管理・経営 訪問看護アクションプラン2025【訪問看護ステーションの量的拡大、質の向上、機能拡大、地域包括ケアへの対応】 |
2・6・7・8 | ★久保谷 | 講義 |
20 | 2 | 在宅医療と多職種連携 【在宅療養診療所の概要と役割、訪問診療と往診、病診連携、多職種連携】 |
1・6・7 | ★山本(由) | 講義 |
21、22 | 4 | 基本的生活援助技術の理解① 【介護用品と活用方法:移動および移乗援助、ベッド周りの環境整備、清潔・排泄等】 |
1・2・5・8 | ★佐藤 | 演習 |
23、24 | 4 | 訪問看護ケアに必要な看護技術演習 【初回訪問場面のロールプレイ】 |
4・5 | 山本(潤)・鶴見・髙村・渡辺 | 演習 |
25、26 | 4 | 基本的日常生活援助技術の理解② 【寝たきり者への清潔支援、生活リハビリテーション】 |
2・4・5・8 | 渡辺・鶴見・髙村・山本(潤) | 演習 |
27、28 | 4 | 医療的管理を必要とする療養者への支援技術と看護ケア実践 【在宅酸素療法を受ける療養者とその管理、HOTを必要とする療養者への看護支援】 |
2・4・5・8 | 鶴見 | 演習 |
29 | 2 | 在宅看護におけるリスクマネジメント 【感染管理、安全管理、緊急時対応、災害時の対応、虐待】 |
1・2・7・8 | 鶴見 | 講義 |
30 | 2 | 客観的臨床能力試験(OSCE) | 7・8 | 看護学科全教員 | 演習 |