![]() ![]() |
2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月17日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22313017 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
小児看護学演習 | 時間数 /Time |
60時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
3年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
笠井 久美 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
演習:藤岡寛、中山智博、中村勇、★遠藤麻里子、★大関和恵、★講師1(2月頃決定)、★小林千恵、★鈴木恵里、★小野瀬陽絵 ★方波見美幸 OSCE:看護学科全教員 |
||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
前期 | 水曜日 | 1 |
前期 | 水曜日 | 2 |
授業の概要 | 子どもの健康状態の把握と看護援助に必要なヘルスアセスメント技術を習得する。さらに、健康障害・治療・入院などが子どもと家族に与える影響に関する基礎知識を講義・演習を通して教授する。 |
---|---|
授業のキーワード | 下記授業内容の【 】参照 |
授業の目的 | 小児期に代表的な健康問題を有する子どもとその家族を身体的、心理的、社会的側面から包括的に理解する。また、小児における看護援助の基本的な知識と技術を習得する。さらに、小児期に罹患しやすい疾患の症状、診断、治療に関する知識を統合し、個々の子どもに応じた看護援助を提示できる。 |
授業の到達目標 |
1.子どもの一般状態のアセスメントの原則が説明できる。 2.治療・検査や看護ケアに対する子どもの心理的準備の必要性を理解し、看護の原則を説明できる。 3.小児看護領域で必要性の高い看護技術の原則と具体的な方法を習得できる。 4.外来・クリニックにおけるにおける子どもと家族への看護を説明できる。 5.子どもの健康障害に関する病態生理、症状、治療法、予後を説明できる。 6.急性期にある子どもと家族の特徴を説明できる。 7.急性期にある子どもと家族への看護の原則を説明できる。 8. 慢性状態の子どもと家族の特徴を説明できる。 9. 慢性状態の子どもと家族への看護の原則を説明できる。 10. 障がいのある子どもの療育と、療育に関わる専門職を理解できる。 11. 障がいのある子どもと家族への看護の原則を説明できる。 12. 在宅療養中の子どもと家族の特徴を理解し、子どもの在宅看護の原則を説明できる。 13. 低出生体重児の特徴と治療・養育の原則を説明できる。 14. NICU(新生児集中治療室)における看護を説明できる。 15. 子どもの死の概念発達のプロセスを説明できる。 16. 終末期を迎える子どもと家族の特徴と看護の原則を説明できる。 17. 終末期にある子どもの主な症状と看護を説明できる。 18. 子どもと家族のもつ看護上の問題について、看護目標の設定、および看護計画を立案することができる。 19. 実習で用いる看護技術を、疾病や障害をもつ子どもやその家族の個別性や施設環境の特徴を反映したかたちで、模擬患者等に実施できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
・提示した事前学習の範囲について、ミニテストを行い、個別の学習に関する評価を行います。また、予め提示をする事例に関しては、その事例を用いて行う授業までに学習をして臨むことが必須です。小グループで学習を共有し、ロールプレイでの看護、看護過程の展開とプレゼンテーションを行います。 ・演習書参照 |
教科書 |
1)奈良間美保ほか. 系統看護学講座 専門分野 小児看護学① 小児看護学概論 小児臨床看護総論. 医学書院、2020. 2)奈良間美保ほか. 系統看護学講座 専門分野 小児看護学② 小児臨床看護各論. 医学書院、2020. |
参考文献・その他資料 |
1) 小林京子、高橋孝雄. 新体系看護学全書 小児看護学1 小児看護学概論/小児保健 第7版. メヂカルフレンド社、2022. 2) 小林京子、高橋孝雄. 新体系看護学全書 小児看護学2 健康障害を持つ小児の看護 第7版. メヂカルフレンド社、2022. 3) 二宮啓子、今野美紀. 小児看護学I 小児看護学概論・小児看護技術(改訂第4版): 子どもと家族を理解し力 を引き出す. 南江堂、2022. 4) 山元恵子、佐々木祥子.写真でわかる小児看護技術 アドバンス.インターメディカ、2022. 5) 中野綾美. ナーシンググラフィカ 小児看護学② 小児看護技術 第5版.メディカ出版、2023. 6) 浅野みどり. 発達段階からみた 小児看護過程 第4版: +病態関連図.医学書院、2021. 7) 岡堂哲雄. 小児ケアのための発達臨床心理.へるす出版、1983. 8) 菊野春雄 乳幼児の発達臨床心理学. 北大路書房、2016. 9) 小野田千枝子.こどものフィジカルアセスメント. 金原出版、2004. 10) 伊原崇晃. 子どもの訴えを見極める ナースのための小児フィジカルアセスメント. 2022. 11) 田角勝、向井美惠. 小児の摂食嚥下リハビリテーション. 医歯薬出版、 2014. 12) 伊原崇晃. 子どもの訴えを見極めるナースのための小児フィジカルアセスメント. 金芳堂、2022. |
成績評価方法 |
ミニテスト、演習への取り組み、レポート、プレゼンテーション、期末試験、OSCEにより総合的に評価する。 【再受験の取扱:なし、出席時間数要件:4/5以上】 |
担当教員から |
知識として理解したことを、演習を通して確実に身に着けることができるようにしましょう。キーワードに関して、各自予習した上で授業に臨んでください。 【授業内特別講師】 ★遠藤麻里子(つくば中央看護専門学校) ★大関和恵(土浦協同病院看護師) ★講師1(茨城県立こども病院看護師) ★小林千恵 (筑波大学医学医療系小児内科学) ★鈴木恵里 (つくばキッズクリニック) ★小野瀬陽絵(茨城県立医療大学付属病院) ★方波見美幸(茨城県立医療大学付属病院) |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
藤岡寛、笠井久美:小児看護の実務経験を活かして小児における看護援助の基本的な知識と技術に関する講義や演習を行う。 中山智博:小児科医としての実務経験を活かして小児の代表疾患に関する講義を行う。 中村勇:作業療法士としての実務経験を活かして障害のある子どもへのリハビリテーションの講義を行う。 看護学科全教員:すべての教員は臨床看護実践の経験を十分に持っている。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 1-1.小児期の代表疾患① 【心室中隔欠損症、心房中隔欠損症、動脈開存症、Fallot四徴症、川崎病、ダウン症候群】 |
5 | 中山 | 講義 |
2 | 2 | 1-2. 小児期の代表疾患② 【新生児疾患、新生児仮死、Apgarスコア、新生児黄疸、呼吸窮迫症候群、胎便吸引症候群】 |
5 | 中山 | 講義 |
3 | 2 | 1-3.小児期の代表疾患③ 【神経疾患、脳性まひ、てんかん】 |
5 | 中山 | 講義 |
4 | 2 | 1-4.小児期の代表疾患④ 【知的障害、発達障害、子ども虐待】 |
5 | 中山 | 講義 |
5〜6 | 4 | 2.ヘルスアセスメントと安全 【身体計測、安全】 ◎事例①の提示 |
1・3 | 笠井・藤岡 | 演習 |
7 | 2 | 3-1.急性期にある子どもと家族の看護(前半)-急性症状のアセスメント- 【急性症状(発熱・けいれん・嘔吐・下痢・呼吸困難・脱水等)】 ◎9の事例配付 |
6・7 | 笠井 | 講義 |
8 | 2 | 3-2.急性期にある子どもと家族の看護(後半)-検査・処置・手術を受ける子どもの看護- 【検査、処置、周手術期、プリパレーション】 |
6・7 | 笠井 | 講義 |
9〜10 | 4 | 4-1. 事例①へのロールプレイ(ウィルス性胃腸炎で受診した子どもと家族への看護) ◎事例②の提示 | 3~5 | 笠井・藤岡・★遠藤 | 演習 |
11〜12 | 4 | 4-2.事例②へのロールプレイ(術前の看護) 【子どもへの接近法、安心、安全、準備性、主体性、自律性、伝え方、ディストラクション、遊び、絵本、ビデオ、人形、おもちゃ、絵等】 ◎事例③の提示 |
2・3・ 6・7・18 | 笠井・藤岡・★大関 | 演習 |
13 | 2 | 5.NICUにおける子どもと家族の看護 【 NICUの機能と役割、看護の原則、低出生体重児、ディベロップメンタルケア、NICUスタッフの役割、家族看護】 |
13・14 | 藤岡 | 講義 |
14 | 2 | 6.終末期を迎える子どもと家族の看護 【死の概念理解、death education、身体症状への看護、心理面への看護】 |
15~17 | 藤岡 | 講義 |
15〜16 | 4 | 4-3.事例③へのロールプレイ(術後の看護) 【術後管理、輸液管理、酸素療法】 ◎事例④の提示 |
2・3・6・7・18 | 笠井・藤岡・★講師1 | 演習 |
17 | 2 | 7-1.慢性状態にある子どもと家族の看護-小児がん(前半)- 【小児がん、疾患、診断、治療、予後】 |
5 | ★小林 | 講義 |
18 | 2 | 7-2.慢性状態にある子どもと家族の看護-小児がん(後半)- 【小児がん、看護】 |
8・9 | 笠井 | 講義 |
19 | 2 | 8.慢性状態にある子どもと家族の看護-I型糖尿病- 【I型糖尿病、疾患、治療、看護】 |
5・7・8 | 笠井 | 講義 |
20〜21 | 4 | 4-4. 事例④へのロールプレイ(点滴中の子どもの更衣・清潔ケア) 【輸液管理、更衣、清潔、陰部洗浄】 ◎事例④の提示 |
3・6・7 | 笠井・藤岡 | 演習 |
22〜23 | 4 | 9.代表的な小児期の疾患における看護過程の展開① 看護計画発表 【気管支喘息】 |
5・6・7・18 | 笠井・藤岡・★鈴木 | 演習 |
24〜25 | 4 | 9.代表的な小児期の疾患における看護過程の展開② 看護計画発表 【気管支喘息】 |
5・6・7・18 | 笠井・藤岡・★鈴木 | 演習 |
26 | 2 | 10-1.障がいのある子どもと家族の看護 【脳性麻痺児への看護】 |
10~12 | 藤岡 | 講義 |
27 | 2 | 10-2.障がいのある子どもと家族の看護 【療育、チームアプローチ、小児リハビリテーション看護】 |
11・12 | 中村 | 講義 |
28〜29 | 4 | 4-4.事例⑤へのロールプレイ(障がい児看護) 【リハビリテーション、シーティング、ポジショニング、摂食】 |
3・11・12 | 笠井・藤岡・★小野瀬・★方波見 | 演習 |
30 | 2 | 客観的臨床能力試験(OSCE) | 19 | 看護学科全教員 | 演習 |