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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月8日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22243146 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
核医学検査技術学Ⅰ | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
須田 匡也 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
鹿野直人、野坂広樹 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
後期前半水曜3限 後期前半木曜4限 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
後期 | 水曜日 | 3 |
後期 | 木曜日 | 4 |
授業の概要 | 核医学検査に使用される放射性医薬品および撮像装置について学習する。放射性医薬品については使用する核種の物理的性質や集積機序などの化学的性質について解説する。シンチカメラ(SPECT)やPETといった撮像装置については撮像原理だけでなく、その画像再構成法、各種補正法、品質管理について解説する。また、これらを使用して得られるデータの臨床的有用性および機能情報の解析法について学習する。 |
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授業のキーワード | 授業計画欄の【 】を参照 |
授業の目的 | 核医学検査の基礎である放射性医薬品および撮像装置について原理や特性を習得することを目標とする。さらに、得られる画像および解析データについて学習し、臨床で行われている各種検査法を理解するために必要な基礎知識を習得する。 |
授業の到達目標 |
1 放射性医薬品の物理的、化学的性質、安全取り扱いについて説明できる。 2 シンチカメラの構造および撮像原理を説明できる。 3 シンチカメラおよび半導体カメラにおけるデータ収集及び処理の基本を理解できる。 4 SPECTの撮像原理、画像再構成法および各種補正法を説明できる。 5 PETの撮像原理、画像再構成法および各種補正法を説明できる。 6 核医学検査に使用される機能解析法について説明できる。 7 核医学装置の日常点検および品質管理について理解できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 事前に講義資料を配布した場合には教科書と併せて、概要だけでも予習してください。復習はできるだけ当日に済ませてください。 |
教科書 |
日本放射線技術学会編、「核医学検査技術学」改訂4版オーム社 ISBN978-4-274-22826-1 福士 政広 編 診療放射線技師 スリム・ベーシック6 「核医学」 メジカルビュー社 ISBN978-4-7583-1105-2 |
参考文献・その他資料 |
日本核医学技術学会編 「核医学技術総論」、山代印刷株式会社 日本放射線技術学会編 「SPECT画像技術の基礎」、望月印刷株式会社 日本放射線技術学会編 「初学者のための核医学実験入門」、望月印刷株式会社 Versus研究会編 「超実践マニュアル核医学」、医療科学社 |
成績評価方法 |
講義中の課題およびミニテスト、期末試験の結果を総合して判定する。 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から | 核医学検査は、体内に放射性医薬品を投与して、主に循環器、脳、腫瘍など診断や治療を行う検査です。得られる画像は、人体の機能を反映した機能画像である点が特長です。核医学は、放射線医学だけでなく、薬学、工学など多くの領域を含みますので、放射線物理、放射化学、計測学などを復習し、効率よく学習してください。質問等は実習棟2、研究室34須田まで。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
須田匡也 臨床での核医学検査の実務経験を有する。 鹿野直人 臨床での実務経験に加え、放射性医薬品の開発経験を有する。 野坂広樹 臨床での放射線検査の実務経験を有する。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 核医学検査技術学概要【核医学検査、放射性医薬品、SPECT、PET、内用療法】 | 1 | 須田 | 講義 |
2 | 2 | 核医学に必要な放射線基礎科学【放射能、崩壊形式、半減期、放射平衡、ジェネレータ、RIの医学利用】 | 1 | 鹿野 | 講義 |
3 | 2 | 放射性医薬品と安全管理【インビボ・インビトロ診断放射性医薬品、シングルフォトン放出核種、ポジトロン放出核種、医療法、障害防止法】 | 1 | 鹿野 | 講義 |
4 | 2 | シンチレーションカウンタ【γ線と物質の相互作用、 シンチレータ、光電子増倍管、エネルギースペクトル】 | 2 | 野坂 | 講義 |
5 | 2 | シンチカメラおよび半導体カメラの撮像原理と構造【コリメータ、位置計算回路、半導体カメラ】 | 2・3 | 野坂 | 講義 |
6 | 2 | シンチカメラの画像収集法【Whole body像、Static像、Dynamic像、SPECT像、心電図同期収集】 | 3・4 | 野坂 | 講義 |
7 | 2 | SPECT装置の画像収集法【収集マトリクス、エネルギー設定、180度収集、360度収集】 | 4 | 須田 | 講義 |
8 | 2 | SPECT装置の画像再構成法【バターワースフィルタ、FBP法、逐次近似再構成法】 | 4 | 須田 | 講義 |
9 | 2 | SPECT装置の各種補正法【散乱線補正、 減弱補正、空間分解能補正】 | 4 | 須田 | 講義 |
10 | 2 | PET装置の撮像原理と構造【陽電子放出核種、陽電子飛程、消滅放射線】 | 5 | 野坂 | 講義 |
11 | 2 | PET装置の画像収集法【同時計数、2D収集、3D収集、PET/CT、PET/MR、乳房用PET】 | 5 | 須田 | 講義 |
12 | 2 | PET装置の画像再構成法、 各種補正法【FORE法、3D再構成法、減弱補正、散乱同時計数補正、偶発同時計数補正】 | 5 | 須田 | 講義 |
13 | 2 | 機能解析法の基礎【Fickの原理、Stewart-Hamilton法、コンパートメント解析、臓器摂取率、集積比、動態解析】 | 1・6 | 鹿野 | 講義 |
14 | 2 | シンチカメラ(SPECT)、PETの性能評価と保守管理【NEMA規格、JESRA規格】 | 2・3・4・5・7 | 須田 | 講義 |
15 | 2 | 静脈確保、放射性医薬品の投与、核医学定量解析、核医学統計学的機能解析、まとめ | 1-7 | 須田 | 講義 |