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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月17日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22252037 |
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授業科目名 /Course Name |
内部障害と対応 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
2年 | 科目区分 /Course Group |
専門基礎科目 |
対象学生 /Target |
理学療法学科 , 作業療法学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
河野 豊 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
河野 了、斎藤 和美、松元 秀次 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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後期 | 水曜日 | 3 |
授業の概要 | 疾患を有する人への接し方、対応の仕方の基本を理解し、その背景にある考え方を学ぶ。内部障害に関連する臨床病態学、疾病論、症候学、検査法から治療方針まで、理学療法士・作業療法士としての領域のみならず、多職種協働の医療現場に役立つ医学的知識の土台を提供する。 |
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授業のキーワード | 内部障害、健康障害、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、内分泌系疾患、代謝系疾患、血液疾患、腎疾患、感染症など |
授業の目的 | 理学療法・作業療法の対象とする様々な患者さんの抱えている内部障害の背景にある各種病態を理解する。 |
授業の到達目標 |
1 内部障害の概念と、理学療法・作業療法との関わりについて説明できる。 2 医療従事者と患者の相互関係、患者の権利、説明と同意、対話と診察についての基本を説明できる。 3 病歴やカルテ記載についてのチーム医療における重要性について、説明できる。 4 内部障害における主な症候・症状と、その背景にある病態について、概略を理解し、説明できる。 5 心臓、腎臓、呼吸、膀胱・直腸、小腸、および免疫機能の各内部障害について、病因、病態に基づいた評価の指標(身体所見や検査結果など)を理解し、説明できる。 6 各内部障害について、個々の臓器ごとの理解のみならず、全身的視野から相互関係を理解し、予後の見極めや治療方針を、個々の患者ごとに検討できる。 7 各治療法について、その原理と副作用、および内部障害下におけるリスクと相互作用について理解し、説明できる。 8 感染症と内部障害との関係、および、内部障害患者における日和見感染症について理解する。腎、肝、心の障害時における抗生剤などの主な薬剤の投与計画の基本について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 授業のプリントと過去問題を中心に復習してください。 |
教科書 | 授業中に紹介します。 |
参考文献・その他資料 |
1) 矢崎義雄 総集編:内科学 第11版、朝倉書店、2017年 2) 南学正臣 総集編:内科学書 第9版 中山書店 2019年 |
成績評価方法 |
学期末に、multiple choice questionによる試験にて評価します。 【再受験の取扱:有、出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から |
内部障害の様々な病因や病態の基本を理解し、多職種協働によるチーム医療や臨床応用の為の基盤を作りましょう。学習領域が広いので、授業で配布するプリントを中心に学修をすすめてください。しかし、本当の理解や納得には、内科系の成書を調べることも必要です。図書館には数多くの内科系の教科書が所蔵されていますので、機会のある毎に図書館に足を運ぶ事をお薦めします。 |
受講条件 | 特になし |
実務経験を有する担当教員 | 河野 豊(認定内科専門医、神経内科指導医の立場で、内部障害領域の疾病の診断と治療の講義をおこなう。)、河野 了(循環器専門医、救命救急指導医の立場で、循環器や呼吸器系の疾病の診断と治療の講義をおこなう)、齋藤 和美(内分泌代謝科臨床医の立場から、体の広い範囲に及ぶ臓器の内分泌代謝疾患について専門的に講義を行う)、松元 秀次(プライマリケア専門医の視点から、内科系疾患の病態生理、診断と治療の観点から講義を行なう) |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 内部障害と身体障害者について。習慣的身体運動の効果。【慢性閉塞性肺疾患、肺気腫、慢性気管支炎、拘束性肺疾患、呼吸器リハビリテーション、呼吸筋トレーニング、呼吸介助法】 | 1 | 河野(了) | 講義 |
2 | 2 | 内部障害と医療面接/高血圧と動脈硬化症【病歴、身体診察、インフォームドコンセント、本態性・二次性高血圧、動脈瘤、閉塞性動脈硬化症】 | 2・3・4・5・6・7 | 河野(了) | 講義 |
3 | 2 | 心不全と虚血性心疾患【フォレスタ分類、NYHA分類、狭心症、心筋梗塞、運動負荷心電図、冠動脈インターベンション】 | 4・5・6・7 | 河野(了) | 講義 |
4 | 2 | 不整脈と様々な心疾患【心臓弁膜症、僧帽弁、大動脈弁、期外収縮、心房細動、洞不全症候群、アダムスストークス症候群、心筋症、心内膜炎】 | 4・5・6・7 | 河野(了) | 講義 |
5 | 2 | 肺循環障害と呼吸不全【肺血栓塞栓症、肺性心、低酸素血症、高炭酸ガス血症、成人呼吸促迫症候群】 | 4・5・6・7 | 河野(了) | 講義 |
6 | 2 | 呼吸器症状と様々な肺疾患【閉塞性・拘束性肺疾患、気管支喘息、肺気腫、びまん性汎細気管支炎、肺感染症、気管支拡張症】 | 4・5・6・7 | 河野(了) | 講義 |
7 | 2 | 血液疾患【貧血、白血病、多発性骨髄腫、骨髄移植、血小板減少症、凝固異常、血友病、DIC】 | 4・5・6・7 | 河野(豊) | 講義 |
8 | 2 | 腎疾患と腎不全【糸球体腎炎、ネフローゼ、全身性疾患と腎、妊娠中毒症、尿路結石、膀胱炎、腎盂腎炎、水腎症、急性・慢性腎不全、食事療法、透析療法】 | 4・5・6・7 | 河野(豊) | 講義 |
9 | 2 | 水・電解質異常と内分泌疾患【体液量の調節、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、重炭酸イオン、アルカローシス、アシドーシス、甲状腺機能異常、アジソン病】 | 4・5・6・7 | 齋藤 | 講義 |
10 | 2 | 糖尿病と代謝【インシュリン抵抗性、糖負荷テスト、ケトアシドーシス、食事療法、経口糖尿病薬、インシュリン注射療法、糖尿病性合併症、高脂血症、内臓脂肪型肥満、痛風、メタボリック症候群】 | 4・5・6・7 | 齋藤 | 講義 |
11 | 2 | 消化・吸収と排泄障害【逆流性食道炎、食道静脈瘤、消化性潰瘍、胃癌、胃切除後遺症、イレウス、非感染性腸炎】 | 4・5・6・7 | 齋藤 | 講義 |
12 | 2 | 肝胆膵疾患【肝炎、肝炎ウイルス、アルコール性肝障害、肝硬変、胆石、胆嚢炎、胆嚢ポリープ、膵炎、腹膜炎、肝臓癌、胆嚢癌、膵臓癌】 | 4・5・6・7 | 齋藤 | 講義 |
13 | 2 | 免疫異常と血液疾患【免疫担当細胞、免疫不全、アレルギー性疾患、アナフィラキシー、膠原病、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、血管炎、貧血、白血病、多発性骨髄腫】 | 4・5・6・7 | 松元 | 講義 |
14 | 2 | 内部障害と発熱、感染症【熱型、リンパ節腫脹、細菌性赤痢、狂犬病、先天性風疹症候群、梅毒、破傷風、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、日和見感染症、院内感染症、不明熱、結核、寄生虫検査】 | 4・5・6・7・8 | 松元 | 講義 |
15 | 2 | 総括 | 1・2・6・7 | 河野(豊) | 講義 |