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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月8日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22233114 |
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授業科目名 /Course Name |
身体障害作業療法治療学 | 時間数 /Time |
60時間 |
単位数 /Credits |
4 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
作業療法学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
白石 英樹 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
藤田好彦、若山修一、唯根 弘、久保田茂希、木口尚人 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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後期 | 金曜日 | 1 |
後期 | 金曜日 | 2 |
授業の概要 | 身体障害に対する作業療法の基本的な介入について説明する。各疾患別による障害の症状や病態像、評価、作業療法介入・治療・訓練ついて教授する。また、各疾患に関連する車椅子、支援機器などについても基本的知識や適応などを教授する。本授業は、身体障害に対する作業療法で関わる様々な疾患の症例を通して、身体障害に対する作業療法について学ぶ。 |
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授業のキーワード | (中枢神経系疾患)脳血管障害、外傷性脳損傷、など、(整形系疾患)脊髄損傷、骨折、外傷・障害、関節リウマチ、靭帯損傷、末梢神経損傷、熱傷など、(神経難病疾患)脊髄小脳変性症、筋ジストロフィー、筋委縮性側索硬化症、多発性筋炎、ギランバレー症候群、多発性硬化症、重症筋無力症、など |
授業の目的 | 各疾患による様々な障害に対する作業療法介入の考え・目的・訓練・援助などについて学び、各疾患別による作業療法の知識や技術について学習・習得する。また、各疾患に関連した車椅子、支援機器、などの基本的知識についても習得する。 |
授業の到達目標 |
1 身体障害における作業療法の考え・目的・流れなど基本的な考え、病態像・症状などを理解し説明できる。 2 脳血管障害に対する評価項目・評価の目的・評価結果の意味が説明できる。 3 脳血管障害に対する各期(急性期・回復期・維持期)の治療介入や訓練内容を考え・組み立てられる。 4 脳血管障害に対する支援(日常生活・社会生活・就労など)方法について考えられる。 5 外傷性脳損傷に対する病態像・症状・作業療法介入について理解し、治療介入や訓練内容を考え・組み立てられる。 6 骨折、外傷(上肢・下肢)について、病態像・症状・作業療法介入について理解し、治療介入や訓練内容を考え・組み立てられる。 7 靭帯損傷に対する病態像・症状などを理解し、説明できる。 8 切断(上肢・下肢)に対する病態像や義手・義足の構造を理解し、治療介入や訓練内容を考え・組み立てられる。 9 末梢神経損傷に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 10 RAの病態像・症状・評価項目などを理解し、治療介入や訓練内容を考え・組み立てられる。 11 熱傷についての病態像・症状などを理解し、作業療法介入の内容について説明できる。 12 脊髄損傷の病態像・症状などについて理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 13 脊髄損傷に対するリスク管理・住環境・心理的支援等について考えられる。 14 小脳脊髄変性症に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 15 パーキンソン病に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 16 筋ジストロフィ-に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 17 ALSに対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 18 多発性筋炎に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 19 重症筋無力症に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 20 ギランバレー症候群に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 21 多発性硬化症に対する病態像・症状などを理解し、作業療法(治療介入・訓練内容)について説明できる。 22 各疾患に関連した車椅子や支援機器、装具類などについて理解し、説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 各疾患に関する事前学習および復習が重要になります。 |
教科書 | 1)標準作業療法学(専門分野) 身体機能作業療法学 第4版 2021年 医学書院 |
参考文献・その他資料 |
1)作業療法学全書 改訂第3版「作業治療学1 身体障害」第4巻 2012年、協同医書 2)柴田澄江・原和子・山口昇・共訳「エガース・片麻痺の作業療法」1986年、協同医書 3)日本作業療法士協会・編「自助具 生活機器 」 2001年、保健同人社 4)Benget Engetrom 高橋直樹他訳「からだにやさしい車椅子のすすめ」1994年、三輪書店 5)大川・伊藤・田中他 「車いす」1987年、医学書院 6)野村 歓 「高齢者・障害者の住いの改造とくふう」2001年、保健同人社 7)二瓶隆一 「頚椎損傷のリハビリテーション」1998年、協同医書 8)日本整形外科学会、日本リハビリテ-ション医学会編「義肢装具チェックポイント」 第6版 2003年、医学書院 9)矢崎潔 「手のスプリントのすべて」第2版 1998年、三輪書店 10)江藤文夫・他「骨折の治療とリハビリテーション」2002年、南江堂 |
成績評価方法 | 2/3以上の出席を前提とし、客観式試験(100%)により評価する。学生の理解程度により、必要に応じて小テストによる確認も行う。【再受験の取扱:有、出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から |
身体障害作業療法治療学は、作業療法の目的(3つの能力の維持・改善)について、各疾患の障害像や特性を理解して、急性期から維持期、在宅などにおいて様々な治療的介入や訓練、援助・支援ができるように作業療法の基本的考え・知識・技術を学習してください。なお、必要に応じてこの授業の内容・日程を変更することがあります。場合によっては、小テストや実技のチェックの実施も行いますので、予習・復習および各回の授業での理解を充分に深めるようにしてください。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
白石英樹 作業療法士で、身体障害の領域で臨床経験を有し、また現在も付属病院にて臨床業務を兼務し、主に脳血管障害や整形疾患の対象者への作業療法の経験を生かして、本科目の授業を行う。 藤田好彦 作業療法士で、身体障害の領域で臨床経験を有し、また現在も付属病院にて臨床業務を兼務し、様々な対象者への作業療法の経験を生かして、本科目の授業を行う。 若山修一 作業療法士で、身体障害の領域で臨床経験を有し、また現在も付属病院にて臨床業務を兼務し、様々な対象者への作業療法の経験を生かして、本科目の授業を行う。 唯根 弘 作業療法士で、身体障害の領域で臨床経験を有し、また現在も付属病院にて臨床業務を兼務し、様々な対象者への作業療法の経験を生かして、本科目の授業を行う。 久保田茂希 作業療法士で、身体障害の領域で臨床経験を有し、特に整形系疾患における作業療法の経験を生かして、本科目の授業を行う。 木口尚人 作業療法士で、身体障害の領域で臨床経験を有し、また現在も付属病院にて臨床業務を兼務し、様々な対象者への作業療法の経験を生かして、本科目の授業を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 4 | 身体機能障害に対する作業療法の基本的知識【目的・介入過程・方法・支援など】 脳血管障害の作業療法1【病態と症状(障害像・心身機能)】 | 1 | 白石 | 講義 |
2 | 4 | 脳血管障害の作業療法2【評価目的・意味、急性期介入など】脳血管障害の作業療法3【治療・訓練・指導・援助:回復期・維持期】 | 2・3 | 白石 | 講義 |
3 | 4 | 脳血管障害の作業療法4【家庭、地域、社会参加など】脳血管障害の作業療法5【車椅子や支援機器、装具類など】 | 4 | 白石 | 講義 |
6 | 4 | 外傷性脳損傷の作業療法1【頭部外傷の病態像・症状・介入など】外傷性脳損傷の作業療法2【高次脳機能障害、など】 | 5 | 白石 | 講義 |
7 | 4 | 骨折の作業療法1【骨折の病態、治癒過程、固定原理、など】骨折の作業療法2【上肢・下肢の代表的な骨折】 | 6 | 白石・ | 講義 |
8 | 4 | 靭帯損傷の作業療法【病態、症状、介入】切断の作業療法1【上肢切断の分類、断端管理、など】 | 7・8 | 白石 | 講義 |
9 | 4 | 切断の作業療法2【上肢義手の分類、構造、など】切断の作業療法3【上肢義手のチェック、など】 | 8 | 白石 | 講義 |
10 | 4 | 末梢神経損傷の作業療法1【病態、症状、評価】末梢神経損傷の作業療法2【介入、スプリント、など】 | 9 | 白石 | 講義 |
4 | 4 | RAの作業療法1【RAの病態、症状】RAの作業療法2【RAへの介入、指導・援助(自助具) 】 | 10 | 藤田 | 講義 |
5 | 4 | 熱傷の作業療法【病態、症状、介入】脊髄損傷の作業療法1【機能障害・評価法・生涯の捉え方・合併症・リスク管理】 | 11・12 | 白石・木口・久保田 | 講義 |
11 | 4 | 脊髄損傷の作業療法2【損傷高位別アプローチ・残存機能維持・増強】脊髄損傷の作業療法3【ADL訓練・住環境整備、心理的援助】 | 12・13 | 木口・久保田 | 講義 |
12 | 4 | 脊髄損傷の作業療法4【車椅子の選定、装具、自助具、座位姿勢】神経難病の作業療法1【脊髄小脳変性症の病態、症状、介入、支援機器、装具類など】 | 13・14 | 木口・久保田・若山・唯根 | 講義 |
13 | 4 | 神経難病の作業療法2【パーキンソン病の病態、症状、介入、支援機器、装具類など】 神経難病の作業療法3【筋ジストロフィーの病態、症状、介入、支援機器、装具類など】 | 15・16 | 若山・唯根 | 講義 |
14 | 4 | 神経難病の作業療法4【ALSの病態、症状、介入、支援機器、装具類など】神経難病の作業療法5【多発性筋炎・重症筋無力症の病態、症状、介入、支援機器、装具類など】 | 17・18・19 | 若山・唯根 | 講義 |
15 | 4 | 神経難病の作業療法6【ギランバレー症候群、多発性硬化症の病態、症状、介入、支援機器、装具類など】 まとめ | 20・21・22 | 若山・唯根・白石 | 講義 |