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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年12月27日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22213014 |
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授業科目名 /Course Name |
精神看護学援助論 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
中村 博文 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
井出政行、糸嶺一郎、阿部準子 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
後期 | 木曜日 | 2 |
授業の概要 | 精神保健および精神障害に関する基礎的知識を基に、精神的な疾患や障がいをもつ人を理解し、受療回復過程と生活の場に応じた看護の役割、実践、展開方法について学ぶ。また、地域精神保健学の視点からの支援方法を学修する。 |
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授業のキーワード | 下記授業計画の【 】を参照 |
授業の目的 | 主な精神疾患の概念や治療および看護の基本的知識をふまえたうえで、それらの障がいをもつ対象の特徴を理解し、精神的な健康を目指した援助に必要な知識・技術・態度を習得する。 |
授業の到達目標 |
1 精神障がいをもつ人の現状と実態について、歴史的変遷を含め看護の側面から説明できる。 2 精神疾患の概念を理解し、対象としての患者の特性を説明できる。 3 主な精神症状と精神科治療法・検査方法を説明できる。 4 主な精神症状が、対象の生活に与える影響について説明できる。 5 向精神薬の作用と副作用及び薬物療法における看護の役割を説明できる。 6 精神情緒状態について理解しその看護について説明できる。 7 精神科における検査について理解しその看護について説明できる。 8 統合失調症について理解しその看護について説明できる。 9 気分障害について理解しその看護について説明できる。 10 不安障害・パーソナリティ障害について理解しその看護について説明できる。 11 ストレス関連障害・物質関連障害について理解しその看護について説明できる。 12 認知症における精神症状について理解し、その看護について説明できる。 13 リエゾン精神看護について説明できる。 14 病院や地域における主要な精神症状に対する看護やリハビリテーションについて説明できる。 15 病院や地域における精神障がいをもつ人の支援に関わる職種と社会資源について説明できる。 16 病院や地域における精神障がいをもつ人へのリスクマネジメントについて説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 授業終了までに、教科書「学生のための精神看護学」の第3章、6章〜9章を読んでおいてください。 |
教科書 |
1)根岸敬矩、土澤健一編:保健・医療・福祉系学生のための臨床精神医学、第2版、医学出版社、2016. 2)吉浜文洋他:学生のための精神看護学、医学書院、2010. 3)茨城県立医療大学「精神看護学Ⅱ」演習書 |
参考文献・その他資料 |
1)山川百合子、栗原加代編:看護ポケットマニュアル精神科、医学出版社、2016. 2)野村総一郎:精神科にできること 脳の医学 心の治療、講談社現代新書、2002. 3)中井久夫、山口直彦:看護のための精神医学、医学書院、2007. |
成績評価方法 |
試験(60%)、レポート(20%)、演習参加状況(20%)等により評価する。 【再受験の取扱:再受験申請可、出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から |
精神障害は積極的な薬物治療や精神療法と同時にリハビリテーションも進めます。その中で病院、地域を問わず実践の場で看護の本領を十分発揮できるように、この授業で精神症状の基本的知識を学びましょう。(井出政行) 精神障がい、精神障がい者、それらを取り巻く環境について深く考えて教員もいっしょになって議論していきたいと思います。(中村博文・糸嶺一郎・阿部準子) |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
精神科看護の豊富な臨床経験をもとに患者の強み、患者が苦手なことを具体的に考察し、当該科目の学習を深めていきたいと思います。(中村博文・糸嶺一郎・阿部準子) 精神科医としての豊富な経験をもとに、患者の視点に立ち、具体的な事例をもとに精神疾患を理解する。(井出政行) |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | オリエンテーション 精神情緒状態とそれに対する看護【精神情緒状態、知覚、思考、自我、感情、意欲、行動】 |
1・2 | 中村 | 講義 |
2 | 2 | 臨床で重要な精神疾患(1) ①統合失調症 ②気分障害 ③認知症・せん妄 【陽性症状、陰性症状、大うつ病性障害、双極性障害、気分変調性障害、アルツハイマー型認知症】 |
2・3・4 | 井出 | 講義 |
3 | 2 | 臨床で重要な精神疾患(2) ①神経症性障害 ②アルコール依存症 ③その他の精神障害 【社交不安障害、強迫性障害、解離(転換)性障害、振戦せん妄、発達障害】 |
2・3・4 | 井出 | 講義 |
4 | 2 | 精神科領域の治療とリハビリテーション ①薬物療法 ②精神療法 ③精神科の歴史と法律 【向精神薬、アドヒアランス、認知行動療法、精神保健福祉法】 |
3・4・5 | 井出 | 講義 |
5 | 2 | 精神障害の特性と看護の方向性【精神看護学とは、精神障害と精神障がい、歴史的変遷】 | 4・6 | 糸嶺 | 講義 |
6 | 2 | 精神科治療的アプローチの理解(1)検査【神経学的補助診断、知能検査、性格検査】 | 3・7 | 中村 | 講義 |
7 | 2 | 精神科治療的アプローチの理解(2)薬物療法【抗精神病薬の作用・副作用】 | 5 | 中村 | 講義 |
8 | 2 | 精神の健康障害と看護(1)統合失調症【統合失調症、妄想性障害】 | 2・4・8 | 中村 | 講義 |
9 | 2 | 精神の健康障害と看護(2)気分障害【気分障害、双極性障害、抑うつ障害】 | 2・4・9 | 中村 | 講義 |
10 | 2 | 精神の健康障害と看護(3)社会不安障害、パーソナリティ障害【社会不安障害、強迫性障害、パーソナリティ障害】 | 2・4・10 | 阿部(準) | 講義 |
11 | 2 | 精神の健康障害と看護(4)ストレス関連障害、物質関連障害【ストレス因関連障害、心的外傷、物質関連障害、嗜癖障害】 | 2・4・11 | 阿部(準) | 講義 |
12 | 2 | 精神の健康障害と看護(5)認知症とリエゾン精神看護【認知症、リエゾン精神看護】 | 2・4・12・13 | 中村 | 講義 |
13 | 2 | 精神障がい者の生活援助と行動制限【生活援助、入院形態、行動制限】 | 2・14 | 中村 | 講義 |
14 | 2 | 病院や地域におけるリスクマネジメント【リスクマネジメント、治療的環境、看護倫理】 | 15 | 糸嶺 | 講義 |
15 | 2 | 地域における精神障がい者の生活支援【精神保健福祉法、障害者総合支援法、社会資源】 | 16 | 中村 | 講義 |