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2025/03/12 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年3月11日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22213010 |
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授業科目名 /Course Name |
がん看護 | 時間数 /Time |
15時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
2年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
笹原朋代 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
近藤智恵 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
前期後半 |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
前期 | 月曜日 | 4 |
授業の概要 |
がん患者とその家族の特徴を理解し、診断・治療の過程や療養生活における意思決定支援について学習する。また、手術療法や化学療法、放射線療法によって起こりうる有害事象を理解し、治療効果と治療に伴って生じる看護上の問題を包括的にとらえるための臨床判断能力について学習する。 がん患者が体験する全人的苦痛を理解するとともに、がん患者とその家族への看護を通じて、生と死についての考えを深める。さらに、がんサバイバーに対する長期的支援についても理解を深め、がん患者、家族、医療者が直面する問題状況をアセスメントし、問題解決に向けた看護の展開を実践する能力を養う。 |
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授業のキーワード | 下記授業計画の【 】を参照 |
授業の目的 | がんを持つ人とその家族を対象として、がん医療の動向に関する最新情報、がんに対する集学的治療についてなど看護師に求められる基本的な知識について学ぶ。がんと共に生きていく人を支えるために、その人の身体的苦痛・精神的苦痛・社会的苦痛について理解し、これらに対する看護を検討するための基礎知識を習得する。また、がんを持つ人と家族が、社会の中で直面する問題について事例を通して理解を深め、問題への対処について学ぶ。 |
授業の到達目標 |
1 がんの疫学・発生機序と要因・保健医療政策などの要点について概説できる 2 がんの予防・診断と治療について説明できる 3 がんのもつ社会的影響(医療的・経済的など)とその意味について説明できる 4 がん患者・家族のQuality of life(クオリティ オブ ライフ:以下 QOL) の意味と要素を説明できる 5 がんサバイバーシップの考え方と支援について説明できる 6 がんサバイバーと家族の発達段階にあわせた支援について説明できる 7 療養の場(病棟・外来・在宅)に応じた支援について説明できる 8 がん患者が危機に陥る状況について説明できる 9 がん医療におけるチームアプローチの重要性について説明できる 10 がん患者にとってのリハビリテーションについて概説できる 11 患者主体の症状(身体的・精神的)マネジメントの考え方について理解できる 12 がん薬物療法と使用される抗がん薬の特性(有害事象も含む)を踏まえた看護が説明できる 13 がん放射線療法と使用される放射線の特性(有害事象も含む)を踏まえた看護が説明できる |
授業時間外の学習に関する事項 | 講義中・後に、授業で理解したこと、授業内容に関連した意見・考え、感想などを、まとめ、サブノートを作成するように取り組んでください。また、自分の関心のあるテーマを考えるための自己学習をし、講義中に紹介された文献等を授業時間以外に1冊は読んでみるようにしてください。 |
教科書 | 1.小松浩子編著「がん看護」、系統看護学講座・別巻、医学書院、2022 |
参考文献・その他資料 |
1.佐野敬子、「病と向き合いながら生きる: がんになった看護部長」、看護の科学新社、2024 2.髙橋都監訳、「がんサバイバーシップ学 がんにかかわるすべての人へ」、 メディカルサイエンスインターナショナル、2022 |
成績評価方法 |
筆記試験で評価する。 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から | 臨地実習や卒後の看護実践の場で、がん患者を担当することが多いため、本科目を履習することは大変有意義と考えられます。教科書や配付資料等を活用した事前学習・事後学習を通じて、みなさんが主体的に学び、問題解決能力や思考力を養うことを重視しております。がんと共に生きる患者・家族に必要な看護について学習を深め今後の学習に役立ててください。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
笹原・近藤 看護師としての実務経験を活かして、がん看護の講義を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | ガイダンス:教育目標および授業の進め方など 1-1)がんの理解に必要な基礎知識 医学的知識(手術療法を含む) 【がん疫学】【がん発生機序】【がんの予防】【がん診断】 |
1・2・3 | 笹原・近藤 | 講義 |
2 | 2 | 1-1)-2がん患者と社会【役割の変化・喪失】 【経済的問題】【制度】 2-1)がん看護の基盤となる考え方 患者とQOL【概念】【構成要素】 |
4・5・6・7 | 笹原・近藤 | 講義 |
3 | 2 | 3.がん看護実践の基本 3-1)-1がん患者と家族の看護 がんサバイバー【概念】【支援】【発達】【場】 がん患者の家族【家族への影響】【ニーズ】 がん患者の喪失と危機【心理】【喪失】【危機】【ストレス】 |
8 | 笹原・近藤 | 講義 |
4 | 2 | 3-1)-2がん看護実践の基本概念と方法 がん患者とセルフケア【概要】 がん患者とチームアプローチ【重要性】【役割と活動】 がん患者のリハビリテーション【概念】【障がい】 |
9・10 | 笹原・近藤 | 講義 |
5 | 2 | 3-1)-2 がん患者の症状マネジメント【考え方】【病態】 |
11 | 笹原・近藤 | 講義 |
6 | 2 | 3-1)-3がん治療・療養過程に焦点を当てた看護実践 がん薬物療法と看護【抗がん剤特徴】【有害事象】 |
12 | 笹原・近藤 | 講義 |
7 | 2 | 3-1)-3 がん放射線療法看護【放射線の特徴】【有害事象】 |
13 | 笹原・近藤 | 講義 |
8 | 1 | まとめ | 1~13 | 笹原・近藤 | 講義 |