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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2024年11月7日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
【R4カリキュラム】 授業コード
/Course Code
22213006
授業科目名
/Course Name
診療過程援助論 時間数
/Time
60時間
単位数
/Credits
2 必修・選択
/Subject Choice Type
必修
履修年次
/Year
2年 科目区分
/Course Group
専門科目
対象学生
/Target
看護学科
科目責任者
/Responsible Person
髙橋 由紀 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
富田美加、阿部尚美、★間野聡子
開講学期および日時について
の備考
/Notes

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 金曜日 3
前期 金曜日 4

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 診療過程援助論では、第一に様々な援助場面に共通する感染予防の技術について学習する。さらに、診断・治療過程にある対象への基礎的な援助技術を科学的根拠に基づきながら演習を通して習得をめざす。
授業のキーワード 授業計画欄の【 】を参照
授業の目的 感染予防のための基礎技術と、主として診療を受ける対象者の診断および治療に伴う基本的援助技術を学習する。
授業の到達目標 1  感染予防の概念と基本知識について説明できる。
2  感染予防のための技術が実施できる。
3  診療を受ける対象の心理的・身体的特徴について説明できる。
4  診療過程における安全・安楽な援助技術の必要性を説明できる。
5  診療過程における看護師の役割について説明できる。
6  診療過程における安全で安楽な援助技術が実施できる。
授業時間外の学習に関する事項 単元ごとに、デモンストレーションの動画教材を作成しています。実習室での演習前には、実際にその援助ができるよう動画教材を視聴しておきましょう。その際、手順ではなく、なぜそのように実施するのかその根拠を考えてみましょう。動画教材よりも、良い技術の提案ができることを期待しています。
また、各回の演習終了後には、目標の到達度を評価するとともに、目標達成に向けた学修プロセスについても評価しましょう。
教科書 1)松尾ミヨ子他編:基礎看護学③ 基礎看護技術Ⅱ 看護実践のための援助技術、メディカ出版、2022.
2)茨城県立医療大学「診療過程援助論」演習書
参考文献・その他資料 1)松尾ミヨ子他編:基礎看護学② 基礎看護技術Ⅰ コミュニケーション/看護の展開ヘルスアセスメント、メディカ出版、2022.
2)松尾ミヨ子他編:基礎看護学③ 基礎看護技術Ⅱ 看護実践のための援助後術、メディカ出版、2022.
3)菱沼典子:看護形態機能学 生活行動からみるからだ 第4版、日本看護協会出版会、2017
4)塩田浩平・他訳:グレイ解剖学(原書第4版)、エルセビア・ジャパン、2019
5)嶋井和世 監訳:カラースケッチ解剖学、廣川書店、2015
6)桑名俊一・荒田晶子編著:コメディカル専門基礎科目シリーズ 生理学、理工図書、2016
7)近藤一郎他監修:看護がみえる vol.1基礎看護技術 第1版、 メディックメディア、2018
8)近藤一郎他監修:看護がみえる vol.2臨床看護技術 第1版、 メディックメディア、2018
9)近藤一郎他監修:看護がみえる vol.3フィジカルアセスメント 第1版、 メディックメディア、2019
10)山口瑞穂子:看護技術 講義・演習ノート 上巻 日常生活援助技術篇 第2版、サイオ出版、2016
11)山口瑞穂子:看護技術 講義・演習ノート 下巻 診療に伴う看護技術篇 第2版、サイオ出版、2016
12)藤野彰子、長谷部佳子、間瀬由記:新訂版看護技術ベーシックス 第2版、サイオ出版、2017
13)任和子、井川順子、秋山智弥:基礎・臨床看護技術 第2版、医学書院、2017
14)吉田みつ子、本庄恵子:写真でわかる基礎看護技術アドバンス、インターメディカ、2016
成績評価方法 筆記試験(30%)、課題レポート(65%)、演習参加状況(5%)により総合的に評価する。
 【再受験の取扱:無、 出席時間要件:4/5以上】
担当教員から 感染予防は、病院だけで行う技術ではありません。学修した内容を基に、自分の感染予防に対する行動を再度点検してみましょう。
看護は、医療を受ける対象者の反応に応じて個別的な援助を行います。個人に応じた援助を実践するためには、手順でなく、技術の原理・原則をふまえた技術を身につけることが大切です。臨床において、対象に必要な援助をアセスメントしながら、頭と身体の動きが一体となって行動できるようなプログラムで学習を行ないます。実習室で、シミュレーターの使用や援助する側、援助を受ける側の役割を取りながら演習を行います。そこで対象者の立場への理解を深めながら、主体的に学んでほしいと思います。
さらに、援助ができるという目標達成のために自分の取り組んだ学習(行動)を評価し、より自分に合った学修方法を検討できることを期待します。
★間野聡子( 元 茨城県立医療大学嘱託助手)
受講条件
実務経験を有する担当教員 髙橋由紀、富田美加、阿部尚美:看護師免許を有し、看護職としての経験が豊富な複数の教員が各単元の演習すべてにおいて、学生が看護技術を習得できるように支援する。
★間野聡子:看護師免許を有し、その実践経験をふまえて同様の支援を行う。

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 オリエンテーション
1.診断・治療過程における看護師の役割
3・4・5・6 髙橋・富田・阿部 演習
2~4 6 2.看護実践に共通する技術:感染予防
1)感染予防、清潔の概念 
2)スタンダードプリコーション
3)滅菌と消毒  【無菌操作】 
4)感染経路別予防策
5)隔離と医療廃棄物処理 【ガウンテクニック】【医療廃棄物の取り扱い】
1・2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習
5 2 3.診断・治療過程に必要な援助技術
1)罨法 【温罨法・冷罨法】
2)包帯法 【包帯法の種類と適応】、【絆創膏包帯の種類と用い方】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部 演習
6~8 6 3.診断・治療過程に必要な援助技術
3)呼吸を助ける援助
 ①吸入  【酸素吸入・ジェットネブライザー、超音波ネブライザー】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習
9~11 6 3.診断・治療過程に必要な援助技術
3)呼吸を助ける援助
 ②吸引  【上気道吸引】口腔・鼻腔吸引、気管内吸引
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習
12~15 8 3.診断・治療過程に必要な援助技術
4)検査に伴う看護
 ①検査を受ける患者の心理と援助
 ②生体検査の種類と看護
 ③検体検査の種類と看護
   採血 【静脈血採血の方法・血液検査】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習
16~18 6 3.診断・治療過程に必要な援助技術
5)排泄を促す援助 
 ①排便への援助(浣腸) 【浣腸】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習
19~21 6 3.診断・治療過程に必要な援助技術
5)排泄を促す援助
 ②導尿 【一時的導尿】
 ③留置カテーテルの固定と管理 【留置カテーテルの挿入・固定と管理】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習
22~23 4 3.診断・治療過程に必要な援助技術
6)薬物療法と看護  【薬物療法時の援助・法的根拠】
 ①経口内与薬法【経口内与薬】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部 演習
24~25 4 3.診断・治療過程に必要な援助技術
6)薬物療法と看護
 ②注射法  筋肉内注射【注射器の取り扱い】【筋肉内注射】
 ③輸血法 【輸血】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部 演習
26~27 4 3.診断・治療過程に必要な援助技術
6)薬物療法と看護
 ②注射法 【筋肉内注射】【皮下注射】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習
28~30 6 3.診断・治療過程に必要な援助技術
6)薬物療法と看護
 ②注射法 【点滴静脈内注射】
2・3・4・5・6 髙橋・富田・阿部・★間野 演習