![]() ![]() |
2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月8日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22212022 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
疫学・保健統計 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
2年 | 科目区分 /Course Group |
専門基礎科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
桜井 直美 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
★木原朋未、★村木功、★梅澤光政 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
後期 | 月曜日 | 4 |
授業の概要 | 人間集団の健康水準及び疾病異常に関与する要因を明らかにし、地域における健康水準の向上に役立てる解決策を見いだす方法について理解する。また、保健活動における統計の意義と技術について学び、地域における保健予防対策の企画、立案および評価のための基礎的能力を養う。 |
---|---|
授業のキーワード | 疫学の概念、疫学指標(罹患率、有病率、相対頻度、死亡率など)、因果関係、記述疫学、分析疫学、コホート研究、症例対照研究、介入研究、スクリーニング、感染症の疫学、循環器疾患の疫学、悪性新生物の疫学、保健統計、記述統計、人口動態、人口静態、他授業計画内の【 】を参照 |
授業の目的 | 人間集団としての健康水準及び疾病異常に関与する要因を探り、地域における疾病や健康水準の予防、向上に役立てる解決策を見いだす方法論について理解する。 |
授業の到達目標 |
1 疫学方法論の特徴を説明できる。 2 疾病頻度の指標を説明できる。 3 暴露効果の指標を説明できる。 4 疫学調査方法の概略を説明できる。 5 疫学における因果関係の概略を説明できる。 6 疫学研究で生じるバイアスや交絡因子の種類と制御方法について説明できる。 7 スクリーニング実施の条件について説明できる。 8 疫学研究実施時の倫理について列挙し説明できる。 9 感染症・食中毒発生時の疫学調査について説明できる。 10 感染症、食中毒の要因と発症、予防対策について説明できる。 11 生活習慣病、循環器疾患、癌、糖尿病、メタボリックシンドロームの危険因子について疫学的に説明できる。 12 記述統計の基本について概説できる。 13 統計調査方法の活用について説明できる。 14 人口統計・保健統計資料について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 事前に提示する講義資料の内容に該当する教科書の項目を予習してきてください。授業終了後は教科書に記載されている練習問題や講義資料に付記された課題に取り組みましょう。解説を読んでも理解できない場合は、担当教員に質問して疑問点をなくしていきましょう。 |
教科書 |
1)楽しく学べる!看護学生のための疫学・保健統計 改訂第4版 浅野嘉延著 南山堂 2023年 2) 講義配布資料 |
参考文献・その他資料 |
1) 基本からわかる 看護疫学入門 第3版 大木秀一著 医歯薬出版 2017年 2) 図説 公衆衛生の動向2025/26 厚生統計協会 2025年 3) 国民衛生の動向2025/26 厚生統計協会 2025年 4) アウトブレイクの危機管理 新型インフルエンザ・感染症・食中毒集団発生事例に学ぶ 第二版 感染症・食中毒集団発生対策委員会 医学書院 2012年 5)はじめて学ぶやさしい疫学(改定第4版) 日本疫学会監修 南江堂 2024年 6) シンプル衛生公衆衛生学2025 鈴木庄亮 他監修 南江堂 2025年 |
成績評価方法 |
通常点:講義への参加状況 7% 中間評価:中間付近で理解度を確認するための課題を行う 13% 筆記試験:学期末に行う 80% 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から |
疫学は医療職、とくに保健師にとっては重要な学問です。身近な事例を対象に、難解なものと思わず予習・復習を必ず行い、積極的な態度で授業に臨みましょう。 質問などがありましたら、研究室4(内線6304)または実習棟2、1階の公衆栄養研究室(内線6160)まで。外部の先生への質問は回答をいただくまで時間がかかる時があります。来室する際は事前にメールなどで在室状況を確認してください。 授業の一部をオンラインで実施します。詳細は授業計画で確認してください。 オンライン授業の出席確認方法は以下の通りとします。 ・リアルタイムの場合:授業中に名簿に氏名を自筆する。 ・オンデマンドの場合:Cloud Campusでの学修終了時間が履修期間内であれば出席、学修開始時間のみが履修期間内であれば遅刻とする。 なお、非常勤講師のご都合により、一部日程が変更になる場合があります。 ★木原朋未(筑波大学 医学医療系 社会健康医学 助教) ★村木功 (大阪大学 大阪大学大学院 医学系研究科 公衆衛生学 准教授) ★梅澤光政(独協医科大学 医学部 公衆衛生学講座 特任准教授) |
受講条件 | 特になし |
実務経験を有する担当教員 | 桜井直美 ICD(Infection Control Doctor )としての実務経験から感染症の疫学に関する授業を行う。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 疫学の概念 1) 疫学の目的 【疫学の主な目的と手順】 2) 疫学的方法の特徴 【疫学の対象、対象の選定】 3) 疫学指標 【罹患率、有病率、相対頻度、死亡率、致命率、生存率】 |
1・2・3 | 桜井 | 講義 |
2 | 2 | 疫学の概念 4) 疫学における因果関係 【因果関係を判定するための条件など】 |
5・6 | 桜井 | 講義 |
3 | 2 | 疫学調査法 1) ある要因と疾病との因果に関する仮説を設定するための糸口を得る 【記載(述)疫学】 2) ある要因と疾病との因果関係を推理する 【分析疫学】 |
4 | 桜井 | 講義 |
4 | 2 | 疫学調査法 (遠隔授業、リアルタイム) 3) 分析疫学の手法 【コホート研究、前向き研究、追跡調査、人年法】 4) 介入研究によって、因果関係を決定する 【介入研究】 |
4 | ★木原 | 講義 |
5 | 2 | 疫学調査法 (遠隔授業、リアルタイム) 5) 研究計画 【分析モデル、データ収集、分析法】 6)疫学研究における倫理【個人情報保護、インフォームドコンセントなど】 |
4・8 | ★木原 | 講義 |
6 | 2 | 疫学におけるスクリーニングの理論と事例 【スクリーニング、敏感度、特異度など】(遠隔授業、リアルタイム) | 7 | ★木原 | 講義 |
7 | 2 | 食中毒の疫学・調査法 【食中毒統計、食中毒の現状、潜伏期間、調査方法】 | 9・10・14 | 桜井 | 講義 |
8 | 2 | 感染症の疫学・調査法1 【感染症予防法、感染症のサーベイランス、潜伏時間、発症、アウトブレイク】 |
9・10 | 桜井 | 講義 |
9 | 2 | 感染症の疫学・調査法2 【集団発生時の調査の基本と実際】(中間評価) | 9・10 | 桜井 | 講義 |
10 | 2 | 非感染症の疫学 【循環器疾患の疫学】 | 11・14 | ★村木 | 講義 |
11 | 2 | 非感染症の疫学(遠隔授業、オンデマンド) 【生活習慣病、悪性新生物、糖尿病、メタボリックシンドローム】 |
11・14 | ★梅澤 | 講義 |
12 | 2 | 記述統計 【単純集計、クロス集計、度数分布表、代表値、散布度、相関と関連】 | 12・13・14 | 桜井 | 講義 |
13 | 2 | 保健統計の種類と健康指標 (遠隔授業、オンデマンド) 【保健統計資料の見方、直接的健康指標、間接的健康指標】 |
13・14 | ★梅澤 | 講義 |
14 | 2 | 保健統計の概念 保健統計 1) 各種統計資料 【統計資料、人口静態、人口動態、人口ピラミッド、出生、死亡、統計資料、粗死亡率、年齢調整死亡率、直接法、間接法(SMR)、生命表と平均余命】 |
13・14 | 桜井 | 講義 |
15 | 2 | 保健統計の概念 2) 各種統計資料 【統計資料、国民生活基礎調査、患者調査、医療施設調査、地域がん登録など】 |
13・14 | 桜井 | 講義 |