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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2024年12月27日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
【R4カリキュラム】 授業コード
/Course Code
22212014
授業科目名
/Course Name
健康障害と治療Ⅰ 時間数
/Time
45時間
単位数
/Credits
3 必修・選択
/Subject Choice Type
必修
履修年次
/Year
2年 科目区分
/Course Group
専門基礎科目
対象学生
/Target
看護学科
科目責任者
/Responsible Person
河野 豊 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
河野 了、齋藤 和美、松元秀次、
★川内康弘(東京医科大学茨城医療センター:皮膚科)、★三浦雅博(東京医科大学茨城医療センター:眼科)

開講学期および日時について
の備考
/Notes
前期後半月曜3限
前期金曜2限

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 月曜日 3
前期 金曜日 2

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 健康障害の臨床病態学、疾病論、症候学から検査法、さらに最新の治療法の動向病について、その臨床的な基礎である内科学を中心として、授業で展開する。医療従事者にとって等しく重要なことは、患者の全身、若しくは身体部分の状態を、医学・医療学的な観点から正確かつ総合的に把握し、その障害における最も根源的な問題を明らかにし、評価基準を明確にした上で、祈りの心とともに科学と技術にて対処する事である。将来、それぞれの世界でチーム医療の要となる皆さんにとっての共通言語としての医学・医療学リテラシーの基礎的理解を目標とする。内科学、神経科学、さらに皮膚科学、眼科学等の知識や体系を教授する。
授業のキーワード 健康障害、臨床病態学、疾病論、症候学、検査法、治療法
授業の目的 健康の障害がどのような病態や疾病に基づいているかを系統的に理解する。健康障害を評価する為に必要な検査や、その治療法の概略について学習し、看護に必要な概念や基礎的知識を習得する。

授業の到達目標 1  健康障害の病態、検査、治療を学ぶ事の、看護師にとっての必要性を説明できる。
2  各領域の健康障害や疾病の、病態、症状、症候、検査所見と治療法について、その概要を理解し、説明できる。
3  個々の臓器の理解のみならず、患者の全身的な視野からその相互関係を理解し、予後の見極めや、看護方針、治療方針の概要を、患者ごとに検討、説明できる。
4  チーム医療の要としての看護師の立場から、患者の主要な問題を正確に把握し、医学と医療の両面から、その改善、解決策の概略、方向性について、検討、説明できる。
授業時間外の学習に関する事項 教科書予習は勿論、過去問題も、自習に活用してください。努力が報われる試験設定を工夫しています。
教科書 1) 臨床病態学第2版 全3巻 総編集 北村聖 ヌーベルヒロカワ 2016
参考文献・その他資料 1) 系統看護学講座、医学書院、NO.6-26.
2) 杉本恒明、矢崎義雄編:内科学 第11版、朝倉書店、2017
3) 南学正臣編:内科学書 改訂第9版、中山書店、 2019
成績評価方法 学期末にマークシート方式の試験を行います。
 【再受験の取扱:あり、 出席時間数要件:2/3以上】
担当教員から  看護学科の専門基礎科目の中でも、担当領域のもっとも広い科目の一つです。該当する学問領域は、内科学、神経内科学、眼科学、皮膚科学など、広大です。理解しやすい教科書(と参考書)を選びましたので、予習として一度は教科書を読んでから授業に参加する事をお薦めします。授業後の質問など大歓迎ですので、理解できないまま放置をしないように。しかし、本当に納得して理解できた、という実感を得るのは、実習で実際の症例を体験してからになると思います。あせらずに、一歩ずつ、理解と記憶する努力を積み重ねてください。教科書は、機会の有る毎に繰り返して読むことを強くお薦めします。継続と反復が将来の力となり、未来の皆さん自身と、皆さんの出会う患者さんを必ずや助けます
受講条件
実務経験を有する担当教員 河野 豊(特に認定内科医、神経内科指導医の立場で、内科系疾患の病態生理、診断と治療の観点から講義を行なう)、河野 了(循環器内科専門医、救急指導医の立場で、特に循環器系、呼吸器系等の病態生理、診断と治療の講義を行う)、齋藤和美(内分泌代謝科臨床医の立場で、体の広い範囲に及ぶ臓器の内分泌代謝疾患について専門的に講義を行う)、松元秀次(プライマリケア専門医の視点から、内科系疾患の病態生理、診断と治療の観点から講義を行なう)、★川内 康弘(皮膚科専門医の立場で、皮膚科疾患について臨床的・専門的に講義を行う)、★三浦雅博(眼科専門医の立場で、眼科系疾患について臨床的・専門的に講義を行う)

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 2 循環器系疾患1【息切れ、動悸、チアノーゼ、心電図、心エコー検査、心臓カテーテル検査】 1・2・3・4 河野(了) 講義
2 2 循環器系疾患2【先天性心疾患、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、心膜炎、心タンポナーゼ、心筋症、肺性心、心不全、弁膜症】 2・3・4 河野(了) 講義
3 2 循環器系疾患3【本態性高血圧、二次性高血圧、不整脈、動脈硬化症、大動脈解離、IABP、ペースメーカー】 2・3・4 河野(了) 講義
4 2 血液・造血器系疾患1【造血器、止血機構、鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、赤血球増加症、特発性血小板減少性紫斑病、血友病、DIC】 2・3・4 河野(豊) 講義
5 2 血液・造血器系疾患2【急性白血病、骨髄異形成症候群、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫】 2・3・4 河野(豊) 講義
6 2 呼吸器系疾患1【肺循環、呼吸調節、喀痰検査、気管支鏡】 2・3・4 河野(了) 講義
7 2 呼吸器系疾患2【慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎、肺炎、肺結核、肺真菌症、間質性肺炎】肺血栓塞栓症、肺水腫、配肺性心、肺癌、胸膜炎、気胸】 2・3・4 河野(了) 講義
8 2 胃腸消化器系1【食道癌、アカラジア、食道静脈瘤、食道裂孔ヘルニア、胃炎、消化性潰瘍、胃癌、大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病】 2・3・4 齋藤 講義
9 2 胃腸消化器系2【過敏性腸症候群、ダンピング症候群、腹膜炎、虫垂炎、イレウス、大腸ポリープ、大腸癌】 2・3・4 齋藤 講義
10 2 アレルギー膠原病【気管支喘息、アナフィラキシー、薬剤アレルギー、アトピー性疾患、関節リウマチ、全身性強皮症、多発性筋炎、血管炎症候群、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、免疫不全】 2・3・4 松元 講義
11 2 皮膚科1【湿疹、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、薬疹、乾癬、水疱症、白癬、単純疱疹、水痘・帯状疱疹】 2・3・4 ★川内 講義
12 2 皮膚科2【有棘細胞癌、基底細胞癌、乳房外Paget病、悪性黒色腫、熱傷、皮膚カンジダ症、褥瘡】 2・3・4 ★川内 講義
13 2 眼科1【視力検査、眼圧検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査、弱視、流行性結膜炎、角膜ヘルペス、糖尿病性網膜症、網膜動脈閉塞症、網膜色素変性症】 2・3・4 ★三浦 講義
14 2 眼科2【網膜芽細胞腫、真菌性眼内炎、白内障、硝子体出血、緑内障、ぶどう膜炎】 2・3・4 ★三浦 講義
15 2 内分泌系【甲状腺機能異常症、副甲状腺機能異常症、クッシング症候群、原発性アルドステロン症、アジソン病、副腎クリーゼ、褐色細胞腫、腎血管性高血圧症】 2・3・4 齋藤 講義
16 2 糖尿病1【栄養と糖代謝、インシュリンとインシュリン感受性、耐糖能障害、1型糖尿病、2型糖尿病、経口糖尿病薬、低血糖、シックデイ対応】 2・3・4 齋藤 講義
17 2 糖尿病2【糖尿病と大血管系合併症、微小循環異常、網膜症、腎症、神経症、自律神経異常、糖尿病と感染症、糖尿病と意識障害】 2・3・4 齋藤 講義
18 2 神経系1【意識障害、高次脳機能障害、脳血管障害、脳血栓症、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、髄膜炎、脳膿瘍、単純ヘルペス脳炎、亜急性硬化性全脳炎】 2・3・4 河野(豊) 講義
19 2 神経系2【てんかん、頭痛、ネルコレプシー、パーキンソン病、アルツハイマー病、脊髄小脳変性症、筋委縮性側索硬化症、多発性硬化症、頸椎症、脊髄空洞症】 2・3・4 河野(豊) 講義
20 2 神経系3【ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、各種のニューロパチー、神経系の腫瘍、重症筋無力症、筋ジストロフィー】 2・3・4 河野(豊) 講義
21 2 感染症1【発熱、熱型観察、ウイルス感染症、細菌感染症、MRSA、グラム陰性桿菌、真菌症、梅毒、マイコプラズマ感染症】 2・3・4 松元 講義
22 2 感染症2【SOFA、不明熱、日和見感染症、敗血症、DIC、ARDS、MOF、抗菌剤、グロブリン製剤】 2・3・4 松元 講義
23 1 総括【臓器連関、感染症と多臓器障害、栄養と電解質異常 1・2・3・4 河野(豊) 講義