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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年12月24日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22252008 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
臨床心理 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
選択 |
履修年次 /Year |
2年 | 科目区分 /Course Group |
専門基礎科目 |
対象学生 /Target |
看護学科 , 理学療法学科 , 作業療法学科 , 放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
井出 政行 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
★足立拓哉 ★北畠綾子 |
||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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前期 | 木曜日 | 5 |
授業の概要 | 人間は生きている限り心の悩みや葛藤を持っている。臨床心理学は心理学の中でもその心の悩みや葛藤について援助する実践的な学問である。医療においては病気をみるだけではなく、一人の人間として理解することがより良い医療の提供につながる。その人間への理解にあたり臨床心理学についての知識の習得は不可欠である。そこでこの授業では前半は臨床心理の基本的知識を、後半は医療現場における医療者および患者の心理、現代社会の心理的なトピックスなどをあげ実践的知識を学習する。 |
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授業のキーワード | うつ、障害受容、慢性疼痛、家族関係、アセスメント、発達、認知、倫理、知能検査、投影法、質問紙法、精神分析療法、フロイト、無意識、構造論、超自我、自我、エス(イド)、防衛機制、カウンセリング、アセスメント面接、クライエント中心療法、心理劇、集団精神療法、行動療法、応用行動分析、認知療法、認知行動療法、SST(Social Skills Training)、家族療法、内観療法、ブリーフセラピー、遊戯療法、森田療法、交流分析、自律訓練法、芸術療法、箱庭療法、適応障害、うつ病、せん妄、リエゾン、サイコネフロロジー、サイコオンコロジー、WAIS、WISC、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、自殺対策、災害精神医療、PTSD、虐待、スチューデントアパシー、ネット依存、摂食障害 |
授業の目的 | この授業では臨床心理の基礎知識を概観し、臨床現場で求められている種々の療法の技法やその背景を学ぶ。さらに時代や社会情勢の流れによりクローズアップされる人間の心理についても学び、医療人として心の理解力を身につける。 |
授業の到達目標 |
1 臨床心理学の具体的な定義、概念について説明できる。 2 リハビリテーションにおける心理的問題を説明できる。 3 心的機制について説明できる。 4 学習、記憶、行動の定義と評価について説明できる。 5 心理検査について基礎的な理論と実際を説明できる。 6 心理療法について基礎的な理論と実際を説明できる。 7 クライエントの発言から問題の背景を見出すことができる。 8 カウンセラーの基本的態度について説明できる。 9 現代における心理について、その時代的背景と臨床的事項について説明できる。 10 時代に即した心理的援助について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 予習は各授業のキーワードの定義を教科書などで調べておくこと。復習は各授業で習得した臨床的な手法の実際を教科書などを使い、整理しておくこと。 |
教科書 |
「リハビリテーションのための臨床心理学」 牧瀬英幹 著 (南江堂)2021年 |
参考文献・その他資料 | 「精神医学・心理学的対応リハビリテーション」 先崎章 著 (医歯薬出版)2011年第2版5刷 |
成績評価方法 |
中間テスト、提出物、レポートにより総合的な評価をする。 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から |
井出政行 臨床心理学は心理学の中でも人を援助することを主題とした学問です。医療者を目指すものとして大事な分野です。自分の心や気持ちをふり返り、自分の特徴を理解しながら臨床場面で使える技術を学びましょう。 疑問点などがあれば自分で調べてみてください。それでもわからない時は質問してください。 研究室は実習棟2の研究室14です。来室する前に連絡(idema@ipu.ac.jp)を入れてください。 ★足立拓哉 (医療法人聖和会 つくば病院) ★北畠綾子 (筑波大学附属病院 臨床心理部 デイケア担当) |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
井出政行 精神医療の臨床経験から最新の知見に基づく授業を行う 足立拓哉 公認心理師の臨床経験から臨床心理の実践についての授業を行う 北畠綾子 公認心理師の臨床経験から臨床心理の実践についての授業を行う |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 心理アセスメントと心理療法(1) 心理アセスメントとは 【アセスメント、発達、認知、倫理】 |
1・2・4・5 | ★足立 | 講義 |
2 | 2 | 心理アセスメントと心理療法(2) 心理検査 【知能検査、投影法、質問紙法】 |
4・5・7 | ★足立 | 講義 |
3 | 2 | 心理アセスメントと心理療法(3) さまざまな心理療法 【精神分析療法、フロイト、無意識、構造論、超自我、自我、エス(イド)、防衛機制】 |
3・6・7 | ★足立 | 講義 |
4 | 2 | 心理アセスメントと心理療法(4) さまざまな心理療法 【カウンセリング、アセスメント面接、クライエント中心療法、心理劇、集団精神療法】 |
6・7・8 | ★足立 | 講義 |
5 | 2 | 心理アセスメントと心理療法(5) さまざまな心理療法 【行動療法、応用行動分析、認知療法、認知行動療法、SST(Social Skill Training)】 |
2・6・7・8 | ★足立 | 講義 |
6 | 2 | 心理アセスメントと心理療法(6) さまざまな心理療法 【家族療法、内観療法、ブリーフセラピー、遊戯療法、森田療法、交流分析、自律訓練法、芸術療法、箱庭療法】 |
6・7・8 | ★足立 | 講義 |
7 | 2 | 心理アセスメントと心理療法(7) 認知症の神経心理検査と予防プログラム 【アルツハイマー型認知症、軽度認知障害、神経心理検査、デイケア】 |
5・6・10 | ★北畠 | 講義 |
8 | 2 | 中間テスト 基本的な臨床心理の知識の理解度をチェックする |
1・2・3・4・5・6・7・8 | ★足立 | 講義 |
9 | 2 | 医療現場における心理的問題(1) リハビリテーションの現場でみられる患者と医療職の心理を理解する 【うつ、障害受容、慢性疼痛、家族関係】 |
1・2・3・7・8・9・10 | 井出 | 講義 |
10 | 2 | 医療現場における心理的問題(2) 身体疾患による適応障害、うつ病、せん妄などについて、知識や対応を理解する 【適応障害、うつ病、せん妄、リエゾン、サイコネフロロジー、サイコオンコロジー】 |
7・9・10 | 井出 | 講義 |
11 | 2 | 医療現場における心理的問題(3) 精神疾患における患者及び家族の心理について、知識や対応を理解する 【認知症、うつ病、統合失調症、解離性障害】 |
7・9・10 | 井出 | 講義 |
12 | 2 | 臨床心理における現代のトピックス(1) 成人期発達障害についての知識や対応について理解する 【自閉スペクトラム症、注意欠如多動症】 |
7・8・9・10 | 井出 | 講義 |
13 | 2 | 臨床心理における現代のトピックス(2) 社会のメンタルへス危機への現状や対応を理解する 【自殺対策、災害精神医療、PTSD、虐待】 |
7・8・9・10 | 井出 | 講義 |
14 | 2 | 臨床心理における現代のトピックス(3) キャンパス・メンタルヘルスの現状と対応を理解する 【いじめ、スチューデントアパシー、ネット依存、摂食障害】 |
7・8・9・10 | 井出 | 講義 |
15 | 2 | 事例検討 具体的な事例について、臨床心理の講義で学んだ知識をもとにレポートを作成する |
1・2・3・4・5・6・7・8・9・10 | 井出 | 講義 |