シラバス参照

授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2025年2月12日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
【R4カリキュラム】 授業コード
/Course Code
22251075
授業科目名
/Course Name
社会学から読む医療 時間数
/Time
15時間
単位数
/Credits
1 必修・選択
/Subject Choice Type
選択
履修年次
/Year
2年 科目区分
/Course Group
基礎科目
対象学生
/Target
看護学科 , 理学療法学科 , 作業療法学科 , 放射線技術科学科
科目責任者
/Responsible Person
才津 芳昭 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
開講学期および日時について
の備考
/Notes
前期後半

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 火曜日 4

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 主として医療社会学の基礎概念やモデルを、具体的事例を交え、解説します。授業の後半では、現代日本が抱える重要な医療問題を取りあげ、問題の本質を解説します。
授業のキーワード 授業計画欄の【 】を参照。
授業の目的 医療社会学の基礎知識を修得し、社会現象としての医療現象及び諸問題について説明し、意見を言えるようにする。
授業の到達目標 1  医療社会学の成立の背景、変遷を把握する。
2  医療社会学の基本的な枠組み、課題領域を把握する。
3  病人役割の概念とそのいくつかのモデルを説明する。
4  病気行動の概念とそのいくつかのモデルを説明する。
5  医師-患者関係のモデルとその変容を説明する。
6  医療専門職の将来像について自分なりの予想と評価ができる。
7  医療化とその周辺概念について具体例を挙げて説明できる。
8  現代の医療問題について正しい認識と意見を持てる。
授業時間外の学習に関する事項 参考文献はほとんど図書館に所蔵されていますので、興味のある方は読んでみてください。
教科書 特にありません。
参考文献・その他資料 進藤雄三著、『医療の社会学』、世界思想社
進藤雄三・黒田浩一郎編著、『医療社会学を学ぶ人のために』、世界思想社
黒田浩一郎編著、『現代医療の社会学』、世界思想社
中川輝彦・黒田浩一郎編著、『よくわかる医療社会学』、ミネルヴァ書房
マイケル・J・サンデル著、『完全な人間を目指さなくてもよい理由』、ナカニシヤ出版
上田昌文・渡部麻衣子編、『エンハンスメント論争』、社会評論社
成績評価方法 毎回授業の最後に小レポート(筆記式)を書いて提出してもらいます。全授業が終了後、期末試験を実施します(筆記試験、持ち込み不可)。それらを総合して評価します。 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】

担当教員から 授業は基本的にシラバスにそって進めますが、多少内容や日程が変わることもあります。授業は原則として対面式で進める予定ですが、新型コロナ等の感染状況によっては、遠隔式に変更することもあります。 連絡先:才津芳昭 研究室17 E-mail:saitsu@ipu.ac.jp
受講条件 小レポートも期末試験も、評価の基準として、文章力を重視します。
実務経験を有する担当教員

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1 1 第1回 医療と社会学は昔から密接な関係にあった。
 【医療問題、社会学の歴史、医療社会学の誕生、観察者の外部と内部の問題】
1・2 才津 講義
2 2 第2回 「病人」とは一種の役割である。
 【病人役割、健康と病気、社会からの逸脱、権利と義務、社会的反応理論】
3 才津 講義
3 2 第3回 「病人」はいかにして「患者」となるか。
 【保健行動、病気行動、病人役割行動、行動理論、サッチマンのモデル、メカニックのモデル、アロンゾのモデル】
4 才津 講義
4 2 第4回 医師と患者の関係は戦略的な駆け引きである。
 【パターン変数、スザッス=ホランダーのモデル、フリードソンのモデル、消費者志向】
5 才津 講義
5 2 第5回 医療専門職の将来は約束されているわけではない。
 【専門職、危険分散装置、自律性、専門職支配、将来のシナリオ】
6 才津 講義
6 2 第6回 何が「病気」と認定されるかは、様々な利害関係で決まる。
 【医療化、脱医療化、同性愛、多動症、製薬化、生物医学化】
7 才津 講義
7 2 第7回 現代医療の新たな問題―①
臓器移植法の改定は何を意味するか?
 【脳死、竹内基準、臓器移植法改定、機能死と器質死、自己決定と他者決定】
8 才津 講義
8 2 第8回 現代医療の新たな問題―②
身体改造はどこまで許されるか?
 【エンハンスメント、ドーピングの歴史、超人主義、優生主義、医療の目的とは?】
8 才津 講義