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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月7日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22142055 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
放射化学 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
1年 | 科目区分 /Course Group |
専門基礎科目 |
対象学生 /Target |
放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
鹿野 直人 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
‐ |
担当教員 /Instructor |
|||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
後期 | 月曜日 | 4 |
授業の概要 | 放射化学は、放射性核種に関連した諸問題を取り扱う化学の一分野である。講義では放射性核種の一般的性質である極微量、放射性壊変、放射平衡などを理解させ、放射性核種の取扱いと化学分野での利用について学習する。また、診療放射線技術学分野での放射性核種の応用についても概観する。 |
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授業のキーワード | 下記授業計画の【 】を参照 |
授業の目的 | 放射性核種の性質を化学的な視点から理解したうえで、入手と製造、分離、標識化合物の合成やその保存法などについて学び、これらを理工学、医学、薬学等の分野で利用する際の基礎知識を習得する。 |
授業の到達目標 |
1 核種の特性および放射性壊変や放射能について説明できる。 2 天然の放射性核種と人工放射性核種について説明できる。 3 放射性核種製造の為の原子核反応を説明できる。 4 放射性核種の化学的性質について説明できる。 5 放射性核種の分離について説明できる。 6 標識化合物の合成や保存について説明できる。 7 放射性核種の化学的利用について説明できる。 8 放射性核種の医学への応用について説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 予習・復習に用いる宿題プリント(練習問題)を配布します。 |
教科書 |
1) 福士政広 編 「診療放射線技師 スリム・ベーシック 改訂第2版 放射化学」 メジカルビュー社 2018年 2) 川村 正一、井上 修、荒野 泰、、川井 恵一、鹿野 直人 著 4訂版 「放射化学と放射線化学」 通商産業研究社 2020年 |
参考文献・その他資料 |
1) 日本放射線技術学会 監修、 花田 博之 編 放射線技術学シリーズ 改訂3版 「放射化学」 オーム社 2015年 2) アイソトープ手帳 日本アイソトープ協会 3) 前田米蔵、大崎進 著 「放射化学/放射線化学」 改訂5版 南山堂 2015年 4) 海老原 充 著 「現代放射化学」 化学同人 2005年 |
成績評価方法 |
期末試験1回で判定する。 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から | 例えば核医学検査に使用される放射性医薬品の製造やその臨床利用には、放射化学の知識や技術が応用されています。すなわち化学物質としてそれぞれが持つ体内動態を示す一方で、自ら放射線を出すという標識化合物の特徴を巧みに利用してさまざまな疾患の診断や治療に用います。放射化学を学習することによって、放射性核種の利用法の基礎知識を獲得して下さい。 |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
鹿野直人 放射線医学総合研究所におけるPET製剤の自動合成装置の開発。(放射性核種の生産から放射性医薬品の製造まで対応。)東京厚生年金病院と茨城県立医療大学付属病院における核医学検査臨床業務。主として医療現場とその研究分野で利用されている放射性核種について、化学という切り口から基礎的知識を伝授します。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | イントロダクション(1)【放射化学序論】 | 1〜8 | 鹿野 | 講義 |
2 | 2 | イントロダクション(2)【放射化学序論】 | 1〜8 | 鹿野 | 講義 |
3 | 2 | イントロダクション(3)【放射化学序論】 | 1〜8 | 鹿野 | 講義 |
4 | 2 | 元素(1)【元素の性質】 | 1・2 | 鹿野 | 講義 |
5 | 2 | 元素(2)【元素の性質】 | 1・2 | 鹿野 | 講義 |
6 | 2 | 元素(3)【放射性核種】 | 1・2 | 鹿野 | 講義 |
7 | 2 | 元素(4)【放射性核種】 | 1・2 | 鹿野 | 講義 |
8 | 2 | 放射性核種の製造(1)【核反応】 | 1・3・4 | 鹿野 | 講義 |
9 | 2 | 放射性核種の製造(2)【放射性核種の製造】 | 1・3・4 | 鹿野 | 講義 |
10 | 2 | 放射性核種の製造(3)【ジェネレーター】 | 1・3・4 | 鹿野 | 講義 |
11 | 2 | 放射性核種の分離および純度検定【分離の必要性と特殊性、共沈法、溶媒抽出法】 | 1・4・5 | 鹿野 | 講義 |
12 | 2 | 放射性核種の分離および純度検定【クロマトグラフィ、その他の分類】 | 1・4・5 | 鹿野 | 講義 |
13 | 2 | 標識化合物【標識化合物とは、標識化合物の合成法、標識化合物の純度、標識化合物の保存】 | 1・3・4・6 | 鹿野 | 講義 |
14 | 2 | 放射性核種の化学的利用(1)【分析化学への利用】 | 7 | 鹿野 | 講義 |
15 | 2 | 放射性核種の化学的利用(2)【トレーサ利用】 | 7・8 | 鹿野 | 講義 |