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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2025年2月6日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22142053 |
---|---|---|---|
授業科目名 /Course Name |
放射線生物学 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
2 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
1年 | 科目区分 /Course Group |
専門基礎科目 |
対象学生 /Target |
放射線技術科学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
藤崎 達也 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
★大原麻希、★坪井康次 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
---|---|---|
後期 | 木曜日 | 4 |
授業の概要 | 電離放射線や放射性物質の医学における基礎知識として、放射線の生物に及ぼす影響を分子、細胞、個体のレベルで論述し、生命現象と放射線の関わりを教授する。 |
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授業のキーワード | 授業計画欄の【 】を参照。 |
授業の目的 | 診療放射線技師として基本的に必要な放射線の生物作用について理解する。 |
授業の到達目標 |
1 放射線生物学で用いる放射線の特性、線量、単位を述べることができる。 2 放射線の生物に対する作用機構を述べることができる。 3 放射線の生物作用の一般的特徴を説明できる。 4 放射線の作用について分子レベルで述べることができる。 5 細胞に対する放射線の作用について述べることができる。 6 主要臓器に対する放射線の影響を説明できる。 7 放射線の早期障害、晩発障害を説明できる。 8 確率的影響と確定的影響について説明できる。 9 放射線による個体への影響について説明できる。 10 放射線発がんについて述べることができる。 11 放射線の遺伝的影響について述べることができる。 12 先端的放射線がん治療が説明できる。 |
授業時間外の学習に関する事項 | 教科書や参考文献を使用して、予習、復習をしっかり行ってください。 |
教科書 | 必要に応じて指示します。 |
参考文献・その他資料 |
1)窪田宜夫 編 (新版)放射線生物学 医療科学社 2)菅原努 監修 放射線基礎医学 金芳堂 |
成績評価方法 |
講義終了時に試験を実施する。 【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】 |
担当教員から |
放射線生物学は放射線を正しく恐がるための基礎となる学問であり、さらに放射線治療とも深く関っています。未解決の問題も多くありますが、いっしょに考えていきましょう。また、講義方法、担当教員、実習内容については変更することがあります。 ★大原麻希(量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所) ★坪井康次(つくばセントラル病院) |
受講条件 | |
実務経験を有する担当教員 |
藤崎達也、★大原麻希、★坪井康次 診療放射線技師、放射線生物学、および医師の研究者としての実務経験を活かして、放射線生物学について教育する。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | 放射線の種類と特性、放射線と人体との相互作用 【放射線、放射能、線質】 |
1・2・3 | 藤崎 | 講義 |
2 | 2 | 放射線生物学で用いる単位と用語 【LET、吸収線量、線量当量】 |
1・2・3 | 藤崎 | 講義 |
3 | 2 | 放射線によるDNA損傷とDNA修復 【DNA、間接作用、直接作用、DNA二本鎖切断、非相同末端結合修復、相同組み換え修復】 |
2・ 3・ 4 | ★大原 | 講義 |
4 | 2 | 放射線による細胞死 【アポトーシス、ネクローシス、分裂死、間期死】 |
4・5 | ★大原 | 講義 |
5 | 2 | 細胞の生存率曲線と放射線感受性 【標的理論、LQモデル】 |
4・5 | ★大原 | 講義 |
6 | 2 | 遺伝子突然変異と染色体異常 【染色体型異常、染色分体型異常、転座】 |
5 | ★大原 | 講義 |
7 | 2 | 放射線の組織・臓器への影響 【線量効果関係、白内障】 |
6 | ★大原 | 講義 |
8 | 2 | 大線量急性被ばく 【骨髄死、腸管死、中枢神経死】 |
7 | ★大原 | 講義 |
9 | 2 | 確率的影響と確定的影響 【しきい値】 |
8 | ★大原 | 講義 |
10 | 2 | 分割照射と4R 【回復repair、 再増殖repopulation、再酸素化reoxygenation、 再分布redistribution】 |
9 | ★大原 | 講義 |
11 | 2 | LETと生物学的効果 【RBE、OER、回復、細胞周期】 |
9 | ★大原 | 講義 |
12 | 2 | 粒子線治療とホウ素中性子捕捉療法 【ブラッグピーク、BNCT】 |
12 | ★大原 | 講義 |
13 | 2 | 放射線による個体への影響 【半致死線量、個体の死、障害、胎児への影響】 |
9 | ★坪井 | 講義 |
14 | 2 | 放射線による発がんと遺伝的影響 【発がんリスク、遺伝的影響】 |
10・11 | ★坪井 | 講義 |
15 | 2 | 総括、理解度の確認 | 1-12 | 藤崎 | 講義 |