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2025/02/19 現在 |
詳細情報へ 授業計画へ | << 最終更新日: 2024年11月7日 >> |
カリキュラム名 /Curriculum |
【R4カリキュラム】 | 授業コード /Course Code |
22123067 |
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授業科目名 /Course Name |
理学療法検査・測定法 | 時間数 /Time |
30時間 |
単位数 /Credits |
1 | 必修・選択 /Subject Choice Type |
必修 |
履修年次 /Year |
1年 | 科目区分 /Course Group |
専門科目 |
対象学生 /Target |
理学療法学科 | ||
科目責任者 /Responsible Person |
坂本 由美 | 他専攻学生の履修 /Other Major Students |
|
担当教員 /Instructor |
冨田 和秀、宮田 一弘、黒田 真由美、柴田 聡 | ||
開講学期および日時について の備考 /Notes |
開講学期 /Semester Offered |
曜日 /Day |
時限 /Period |
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後期 | 金曜日 | 3 |
授業の概要 | 理学療法における基本的な検査・測定から評価、治療の流れについて理解するとともに、理学療法評価および治療に必要となる基本的な検査・測定方法のうち、医療面接での情報収集、バイタルサイン測定、形態計測、関節可動域測定法の意義や方法を学び、手技を習得する。 |
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授業のキーワード | 下記授業計画の【 】を参照 |
授業の目的 |
1. 理学療法における評価の手順や治療の流れを理解する。 2. 理学療法で用いる基本的な検査・測定法の意義や目的を理解する。 3. 理学療法で用いる基本的な検査・測定法の原則的な測定方法や手順を理解する。 4. 理学療法で用いる基本的な検査・測定のスキルを習得する。 5. 各検査・測定を実施する際の注意事項や禁忌事項を理解する。 |
授業の到達目標 |
1. 理学療法評価、ゴール設定、治療プログラムまでの理学療法の流れを説明できる。 2. 理学療法における、測定・評価・治療の関連を述べることができる。 3. 理学療法評価を行う時期について説明できる。 4. 授業のキーワードに挙がっている理学療法における基本的な検査・測定の目的や意義を述べることができる。 5. 各検査・測定を実施する前に、分かり易い言葉で対象者に検査・測定の目的、手順などを説明し、対象者の同意を得ることができる。 6. 実施した検査・測定の結果を記録することができる。 7. 各測定の原則的方法では実施できない患者に対して、測定の変法を提示することができる。 8. 医療面接の意義を理解し、適切な態度や手法で必要な情報を収集することができる。 9. フィジカルアセスメントについて理解し、観察や実施することができる。 10. バイタル・サインについて理解し、学生同士で安全に測定を実施することができる。 11. 形態計測に必要な測定点や測定方法を理解し、測定点を探索および触診することができる。 12. 形態計測を実施する際の注意事項を述べることができる。 13. 各測定の原則的方法に従い、学生同士で安全に形態計測を実施することができる。 14. 関節の構造と機能を理解し、エンドフィールを感じながら安全に他者の四肢関節を他動的に動かすことができる。 15. 自分の身体に過度な負担をかけない姿勢で、他者の四肢関節を他動的に動かすことができる。 16. 「関節可動域表示ならびに測定法」について理解し、説明することができる。 17. 関節可動域測定の注意事項と禁忌事項を述べることができる。 18. 関節可動域測定時に生じやすい代償運動と、それを防ぐ方法を述べることができる。 19. 学生同士で安全かつ原則的方法で各関節の関節可動域を測定することができる。 |
授業時間外の学習に関する事項 |
この授業で学ぶ検査・測定項目は、臨床実習はもちろん、有資格者となった後の臨床業務でも頻繁に患者さんに対して実施するものです。 実際の患者さんに対してスムースに、また正確に検査・測定を実施できるように、まずは学生同士で繰り返し何度も練習しましょう。検査・測定のスキル習得およびスキルアップには繰り返しの練習が必要です。年代が同じ学生同士であってもお互いに身体特性は異なるので、できるだけ多くの人を対象に練習し、経験値を増やしましょう。 自習にあたっては、評価器具の貸出や実習棟 1・4 階の実習室の利用が可能です(平日 8:30-18:00、授業での利用がない時間帯のみ)。形態計測や関節可動域測定については、測定のデモンストレーション動画を作成してクラウド・キャンパスで視聴できるようにしますので、スキルアップのために積極的に動画や実習室を活用し、実技練習を行ってください。 |
教科書 |
・「茨城県立医療大学 理学療法検査・測定法実習書」 ・ 松澤 正 :「理学療法評価学 第 6 版補訂版」. 金原出版株式会社.2022 |
参考文献・その他資料 |
1. 和才 嘉昭、嶋田 智明:「測定と評価」. 医歯薬出版株式会社.1987 2. 内山靖・編:「図解 理学療法検査・測定ガイド第 3 版」. 文光堂.2023 3. 潮見泰蔵、下田信明:「リハビリテーション基礎評価学 第 2 版」.羊土社.2020 4. Magee D. J.、岩倉博光(監訳):「運動器疾患の評価」. 医歯薬出版株式会社.1990 5. 石川朗、森山英樹・編:「理学療法評価学 I」.中山書店.2013 6. 中村隆一、斎藤宏:「基礎運動学」医歯薬出版.2003 7. 上杉雅之・監修、西守隆・編:「実践!理学療法評価学」.医歯薬出版.2018 8. 中山恭秀・編:「Crosslink 理学療法評価学」.メジカルビュー社.2022 9. 隈元庸夫・編:「臨床 ROM 第 2 版 測定からエクササイズまで」(2022年改訂準拠).ヒューマン・プレス.2022 10. 内山靖、岩井信彦・編:理学療法評価学 第 4 版(標準理学療法学シリーズ).医学書院.2023 |
成績評価方法 |
毎授業の小テスト、中間および期末における筆記試験と実技試験により、総合的に評価します。 総合評価への参入割合は、小テスト 5%、中間実技試験 25%、中間筆記試験 15%、期末実技試験 25%、期末筆記試験 30%です(試験等の実施状況により、各項目間で5 %程度の調整を行う場合があります)。 なお、実技試験における各領域の実技技能レベルはそれぞれに基準を満たす必要があります。 【再受験の取扱:無、出席時間数要件:4/5以上】 |
担当教員から |
本科目では、疾患や年齢を問わずに臨床で用いられる理学療法の基礎的な検査・測定項目のうち、身体所見の観察やバイタルサインの測定、形態計測(切断肢を除く)、関節可動域の測定について、基礎知識や原則的方法、および原則的方法に基づいた基本手技を学びます(切断肢の形態計測、非原則的な方法での関節可動域測測定および、その他の基礎的な検査・測定項目については 2 年次前期の理学療法基礎評価学で学びます)。 この授業で学ぶ検査・測定項目は、2 年次以降の専門科目の授業や臨床実習で必要になるだけはなく、有資格者になってからの臨床業務でも必須のものですので、筆記試験および実技試験それぞれにおいて最低基準を満たすことが単位認定の条件となります。確実に知識と検査・測定スキルが身に付くように、復習や実技練習を繰り返して下さい。 質問等がある場合は学内メールであらかじめ担当教員へ連絡を入れてから、研究室を訪ねてください。 授業では実技練習を行いますので、実習ができる服装で参加してください。 断り:必要に応じてこの授業の内容や順番を変更することがあります。 |
受講条件 | 身体運動学および基礎理学療法学の両科目が履修済みであること、または科目責任者の許可を得ることが必要となります。 |
実務経験を有する担当教員 |
坂本 由美、冨田 和秀、宮田 一弘、黒田 真由美、柴田 聡 理学療法士としての実務経験を活かして理学療法検査・測定の授業を行い、基本的検査・測定の手技や方法を指導する。 |
回 /Times |
時間 /Time |
授業内容 /Methods and contents |
授業の到達目標 /Attainment Target |
担当教員 /Instructor |
教授・学習法 /Learning Method |
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1 | 2 | オリエンテーション、【理学療法の流れ、理学療法評価(意義・目的、検査・測定、統合と解釈)】 | 1~3 | 坂本 | 講義 |
2 | 2 | 【診療情報、医療面接、質問手法(オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン)】 | 4~6・8 | 冨田 | 講義 |
3 | 2 | 【フィジカルアセスメント、Vital Sign の測定方法】 | 4~10 | 冨田・宮田 | 演習・実習 |
4 | 2 | 形態測定 【姿勢・アライメント、形態計測(四肢長、周径計測)の意義と測定方法】 | 4・11・12 | 坂本 | 講義 |
5 | 2 | 【形態計測(四肢長)の測定方法】 | 4~7・11~13 | 坂本・黒田 | 実習 |
6 | 2 | 【形態計測(四肢周径)の測定方法】 | 4~7・11~13 | 坂本・黒田 | 実習 |
7 | 2 | 上肢・下肢の関節運動 【関節の構造と機能、他動運動、他動的関節運動、エンドフィール(End Feel)】 | 5・14・15 | 柴田 | 講義・実習 |
8 | 2 | 中間筆記試験、中間実技試験(Vital sign の測定、形態計測) | 1~13 | 坂本・冨田・宮田・黒田・柴田 | 実習 |
9~10 | 4 | 関節可動域測定 【関節可動域測定の意義と測定の原則】 | 4・16~18 | 坂本 | 講義・演習 |
11~14 | 8 | 関節可動域測定 【下肢の関節可動域測定法、上肢の関節可動域測定法、頸部の関節可動域測定法、胸腰部の関節可動域測定法、肩甲帯の関節可動域測定法、他】 | 4~7・14~19 | 坂本・黒田 | 実習 |
15 | 2 | まとめ、実技試験(関節可動域測定) | 4~19 | 坂本・冨田・宮田・黒田・柴田 | 演習・実習 |