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授業情報/Class Information

2025/02/19 現在

詳細情報へ    授業計画へ << 最終更新日: 2025年2月6日  >>

基本情報/Basic Information

カリキュラム名
/Curriculum
【R4カリキュラム】 授業コード
/Course Code
22152001
授業科目名
/Course Name
人体の構造と機能 時間数
/Time
45時間
単位数
/Credits
3 必修・選択
/Subject Choice Type
必修
履修年次
/Year
1年 科目区分
/Course Group
専門基礎科目
対象学生
/Target
看護学科 , 放射線技術科学科
科目責任者
/Responsible Person
濱田理人 他専攻学生の履修
/Other Major Students
担当教員
/Instructor
角 友起、石山すみれ
開講学期および日時について
の備考
/Notes
前期前半:月曜4・5限
前期後半:月曜4限

開講学期
/Semester Offered
曜日
/Day
時限
/Period
前期 月曜日 4
前期 月曜日 5

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詳細情報/Detailed Information

授業の概要 ヒトのからだの構造と機能を知り体系的に理解するため、人体構造を細胞・組織・器官・系統レベルで論述する。さらに生体の仕組みとその働きについて論述する。また生命現象を理解するための基本的な考え方と学術用語を習得する。さらに講義を通して、医の倫理と人間の尊厳について理解を深める。
授業のキーワード 下記授業計画の【】を参照
授業の目的 専門教育を学習するために必要な正常人体の構造と機能およびその学術用語を理解する。
授業の到達目標 1  人体構造学とは何かを説明できる。
2  人体を構成する細胞の構造、それらの集合体である組織や器官の特徴とその構造を説明できる。
3  骨格系、筋肉系、循環器系、呼吸器系、消化器系、神経系の構造を説明できる。
4  感覚器の構造とその働きを説明できる。
5  血液、組織液などの機能を説明できる。
6  神経の機能を説明できる。
7  運動における神経系と筋の役割・収縮機構を説明できる。
8  血液循環と呼吸機能を説明できる。
9  腎臓、泌尿生殖系の構造と機能を説明できる。
10  消化器系の機能を説明できる。
11   内分泌系の機能を説明できる。
12   生殖機能、性周期を説明できる。
13   医の倫理と人間の尊厳について説明できる。
授業時間外の学習に関する事項 授業の予習と復習、毎回の課題学習、興味を持った領域の自己学習
教科書 1)塩田浩平・他訳「グレイ解剖学(原書第4版)」 エルセビア・ジャパン 2019年
2)嶋井和世 監訳 「カラースケッチ解剖学」第4版 廣川書店 2015年 
3) 桑名俊一・荒田晶子編著 「コメディカル専門基礎科目シリーズ 生理学」 理工図書
 2016年 
参考文献・その他資料 1) 坂井 建雄 「プロメテウス解剖学コアアトラス第3版」医学書院 2018年
2) 佐藤達夫「 あたらしい人体解剖学アトラス 第2版」メディカルサイエンスインターナショナル 2020年
3) 坂井 建雄 「プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第3版」医学書院 2016年
4) J.W.Rohen/横地千仭 共著 「解剖学カラーアトラス」医学書院 2016年
5)河合良訓 著 「骨単」「筋単」「脳単」「臓単」エヌティーエス 2004年
6)小澤瀞司/福田康一郎監修 「標準生理学」医学書院 2019年
成績評価方法 【構造領域】授業への積極的な参加(10%)、小テスト(10%)、宿題レポート(20%)、筆記試験(60%)等で総合評価を行う。
【機能領域】予習確認テスト(40%目安)、課題演習(30%目安)、期末試験(30%目安)で総合評価を行う。
【再受験の取扱:有、 出席時間数要件:2/3以上】
  
担当教員から 【濱田】授業は皆さんの自己学習を前提としたものとなります。教科書で授業内容の予習をしてきてください。講義は毎回プリントを配り、重要なポイントについてPCによる画像提示と解説を行います。また講義内容に沿った宿題レポートを毎回出しますので、十分復習しておいてください。
【角、石山(機能領域)】角、石山が担当する機能領域(生理学)では反転授業形式を採用します。Cloud Campusに基本学習のための予習コンテンツを掲載しますので、授業の前までに十分に時間をかけて予習をしてください。毎回の授業の冒頭で、予習コンテンツの習熟度を問う予習確認テストを行います。続いて、予習コンテンツで得た知識を発展させる課題学習を個人あるいはグループで行います。授業時間の最後に、アクティブラーニングの成果を問う課題確認テストを行います。課題確認テストはグループ発表の形式をとる場合もあります。生理学の扱う範囲は広く、キーワードはこの科目の学習すべき項目で試験の出題範囲ですが、講義では限られた項目しか取り扱えません。興味をもった分野は自分でさらに学習してください。疑問がありましたら積極的に質問してください。
連絡先は角:研究室5、kakuy@ipu.ac.jp、石山:助教室1、ishiyamasu@ipu.ac.jp
受講条件
実務経験を有する担当教員 実務経験なし

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授業計画詳細情報/Class Schedule Details


/Times
時間
/Time
授業内容
/Methods and contents
授業の到達目標
/Attainment
Target
担当教員
/Instructor
教授・学習法
/Learning
Method
1~2 4 人体構造学総論【医の倫理、人間の尊厳、からだの名称と区分、からだの構成要素】
運動器系の構造【骨、関節、筋の構造と末梢神経支配】
1・2・3・6・9・13 濱田 講義
3~4 4 循環器系の構造【動脈と静脈、心臓、リンパ性器官】
呼吸器系の構造【鼻腔、喉頭、気管、肺】
内分泌系の構造【下垂体、甲状腺、上皮小体、副腎、膵臓】
3 濱田 講義
5~6 4 消化器系の構造【口腔、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓】
感覚器の構造【体性感覚器、味覚器、嗅覚器、聴覚器、平衡感覚器、視覚器】
3・4 濱田 講義
7~8 4 神経系の構造【髄膜と脳室、大脳皮質、間脳、中脳、橋、延髄、小脳、脊髄、脳神経と脊髄神経、自律神経系】 6・7 濱田 講義
9~10 4 生殖器系の構造【女性生殖器(子宮、卵巣、卵管、膣、外陰部)、男性生殖器(精巣、精巣上体、精管、前立腺、陰茎)】、泌尿器系の構造【腎臓、尿管、膀胱、尿道】 9 濱田 講義
11 1 構造領域のまとめと振り返り 1・2・3・4・6・7・9 濱田 講義
12~13 4 シナプスと神経【静止膜電位、活動電位、 Kイオン、Naイオン、ニューロン、シナプス、興奮性シナプス電位、抑制性シナプス電位】

筋の機能と運動制御【骨格筋の微細構造、筋原線維、神経筋単位、神経筋接合部、アセチルコリン、終板電位、興奮収縮連関、単収縮と強縮、筋電図、脊髄反射、延髄の機能、大脳基底核の機能、小脳の機能】
4・6・7 講義
14~15 4 感覚【感覚の分類、体性感覚の分類と受容器、皮膚感覚、皮膚節、痛覚、体性感覚の伝導路、体性感覚野、聴覚、網膜、視覚の伝導路、前庭感覚と平衡】

大脳機能と自律神経系【大脳皮質の機能局在、脳波、レム睡眠、ノンレム睡眠、自律神経系】】
4・6 石山 講義
16 2 血液の機能【血液の成分、血漿と血清、ヘマトクリット、赤血球の形態・数、ヘモグロビン、赤血球の新生と崩壊、ABO式、血液型、血液の凝固、トロンビンの形成、フィブリンの形成、血小板、抗凝血物質、血液のpH】 5 講義
17 2 心臓と血液循環(1)【心臓と循環の経路、刺激伝導系、心電図、心周期および圧変化と弁の開閉】
8 講義
18 2 心臓と血液循環(2)【血管、血圧、心機能の調節、心臓の神経支配】 8 講義
19 2 呼吸【呼吸運動、呼吸筋、肺気量分画、努力呼気曲線、呼吸気のガス組成、肺におけるガス交換、酸素の取り込み、血液中のガス組成、生体の酸塩基平衡、呼吸中枢、呼吸反射、末梢性化学受容体、中枢性化学受容体、病的呼吸】 8 講義
20 2 腎臓の機能【腎小体の機能、尿細管、糸球体ろ過量、クリアランス、水の再吸収、レニン-アンギオテンシン、排尿の神経機構】

9 講義
21 2 消化と吸収【炭水化物、脂質、蛋白質、嚥下、胃の運動、胃酸の分泌作用、ペプシンの分泌機序、ペプシンの消化作用、小腸の運動、腸液、腸液の分泌機序、膵液の成分、膵液の分泌機序、胆汁、大腸の消化作用】 10 石山 講義
22 2 内分泌【ホルモンの定義、神経内分泌、視床下部ホルモン、下垂体の区分、下垂体ホルモン、後葉ホルモン、下垂体前葉ホルモン、成長ホルモン、副腎皮質ホルモン、糖質コルチコイド、電解質コルチコイド、甲状腺ホルモン、膵島ホルモン、インスリン】 11 講義
23 2 生殖機能【性ホルモン、卵胞ホルモン、黄体ホルモン、エストロゲン、プロゲステロン、アンドロゲン、テストステロン、月経周期、排卵、卵胞、黄体、妊娠黄体】 12 講義